矢立肇のレビュー一覧
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”新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop(1・2)贖罪の輪舞(上・下)” 隅沢克之著 角川書店(2011/02発売)
・・・ガンダムW続編小説。
”オペレーションミュートス”発動のため、人口冬眠するヒイロを目覚めさせるデュオと五飛。ヒイロ覚醒のためAC時代の記録をダウンロードしていくのであった。
・・・アニメの20年弱くらい後の年代が舞台。(明示はされてませんがデュオの息子と名乗る少年が登場するのでそれ位かと。)
1.2巻は”トレーズファイル”として、トレーズの戦役前の話やヒイロの両親・義父の話が中心でした。
肝心のストーリーが余り進まず分量的にも少なかったのが残念。
オリジナルキャラクター含めイラストは綺麗だったのですが、中年の域にさしかかったえいると思われるデュオと五飛のイラストがなかったのも残念と言えば残念でした。
覚醒したヒイロ含め、話が大きく動き出すのは3巻目以降のようですね。
新型MSも名前だけは登場してきているのでそちらも含めて期待します。 -
Posted by ブクログ
ネタバレAGE2巻目、やっとこさ読めました。
最初は全巻そろえるか未定だったので(すみません)、
順番が3→1→5→2→4となりますがご愛嬌;
今回の部分は、物語の核となる部分ですが、一番TVでも感情移入
しにくい箇所でしたね。
いくらかユリンの扱いの意味がもたらされていたかなとは思いますが
(アニメでは何故ユリンでないといけなかったか、そういう存在を
ヴェイガンが感知したか不明だったので)
やっぱり腑に落ちない箇所ではあります。この本のせいでは
あまりないけど。
良かった箇所としては、毎回きっちり描かれている
「子供を戦場に出す非常識」と対をなすかのように
「フリットが「汚い大人」になる覚悟」も
書かれているところかな。
グルーデックさんは社会からはみ出るのを覚悟で復讐を誓ったのに
対して、フリットはしっかり自分が社会の中核に入り、
「ヴェイガン(この時点ではUEですが)殲滅
(…とまではいかなくてもヴェイガンを敵とみなし戦うこと)」を
正当化できる社会にしたというか。
おそらくキオ君の世代になっても、キオ君のように「わかりあえる」と
語ることはイレギュラーだったはず。
アセムが海賊から離れられなかったのも、その枠から外れるため。
物語の中ではフリットの主張が一番社会的にまかりと通っていたという。
ある意味イレギュラーになる覚悟をしたグルーデックさんより
上手であり怖い。
一番怖いのは彼がそこまでの憎悪を抱くほど、ヴェイガンに対して
不幸な出会い方しか出来なかったことですが。
息子達だって出会い方が悪ければフリットと同じだったかも
しれないわけで。
何か全体的な感想になりましたが、大人も子供もない、ではなく
大人と子供はこんなにも違う、ということはAGEの持ち味の1つなので
その違いを丁寧に描いてくれているのは良いなぁと思います。 -
Posted by ブクログ
『DAN DOH!!』の作画を担当していた万乗さんが「ガンダム」を描いた! 「噂の超話題作!」という帯の文句には共感できなかったけれども、そんな事実に興味を抱いての購入。
そういえば、万乗大智さんといえば、散々に久米田康治さんにネタにされていた「BP」の存在があるけれど、今作では登場せず(笑)。
内容は、よくある一年戦争モノ。
この手の作品って、どうしても「一年戦争で語られることのなかった小さな物語」に終始せざるを得ない。変にメインストーリーに絡めようものなら、そこに齟齬が生じ、ファンからしたら楽しめなくなってしまう。また、そういう作りにしてしまうと、結局作者の自己満足に陥る可能性が高まる。
一つの作品として、よく出来た物語ではあった。でもきっと、数ある「ガンダム」のサイドストーリーの中から突出することもなく、いつか忘れられる作品だろうな。
【巻数】全1巻
【掲載誌】週刊少年サンデーS増刊
【連載年】2013年 -
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ヒイロとゼクスの南極決戦、なのだが、ヒイロの自爆からそこに至るまでの過程が飛ばされ、南極へ向かう道中から始まっており何が起きていたのか最初理解できなかった。また、それに伴いヒイロの謝罪行脚とウイングを修復するに至るゼクスの苦悩と苛立ちも描かれないため、南極決戦の意味、何より仮面が割れる意味が薄れてしまった様に感じた。加えてヒイロとゼクスの握手もなくなってしまっていた。特にこの握手は、ヒイロが変わりつつある事を示す重要な握手だと思っていたので、それを落とすというのは少々納得がいかない。戦闘シーンは気合が入っていて見応えがあっただけに、心情の変化を示す部分が弱かったのが残念。