あらすじ
A.G.140年。コウモリ退治戦役後25年という月日が流れても、戦争は続いていた。かつてUE(アンノウン・エネミー)と呼ばれた敵・ヴェイガンと地球連邦の終わりなき戦いの中、ビッグリング基地司令となったフリットは、息子アセムにAGEデバイスを託す。人々を守るため、秘匿されてきたガンダムに乗るアセム。友との決別、偉大すぎる父との確執、己の才能に対する苦悩……。そして地球に絶大な脅威が迫る時、彼が下す決断とは? 三世代に亘るガンダムストーリー、第二章「アセム編」登場!
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Posted by ブクログ
放送を見ているだけではわからなかった裏の事情が…
驚いたのはソロンシティの一件。まさか、そのための陽動作戦だったとは!
あとは、ゼハートとアセムの心理描写や、学園生活のエピソードが挿入されていて嬉しい。
兄さんもいい感じで絡んでます。
Posted by ブクログ
TVは毎回見ている「AGE」のノベライズ。
TVを見た感じでは、フリット<<アセムなので、
アセム編にあたるこの本を始めに読む形になりました(^.^;)
うん、評判がTVよりはるかに良いですが、確かに良かった!
強いてTVのほうが良い部分をあげれば、ウルフさんとアセム君の
交流シーンが多かったことぐらいで、あとは大半がこちらの
ノベライズのほうが良かったです。
特に良かったのは、子供向けを意識した作品でないがしろに
されがちで、本作も例にもれない
「子供を戦場に出すことの非常識さ」を、大人たちが
当たり前のように考えている描写が顕著だったことです。
TV感想で突っ込んでいたこともあった、
「親を知らないフリットの親としての不器用さ」や
「彼なりの護りたいものへの愛情」もしっかりと描かれ、
ノベライズでは、フリットがちゃんと「物語全体の主役」
としての本懐を果たしていることに唸ります。
TVでは、主人公なのに嫌われてますからね;
嫌われキャラになってしまっては、彼が軸である面白みが
半減しますもの。
ヒロインのロマリーちゃんも、TVのような中途半端なキャラで
なく、公私共にアセム君にとって必要であり、大切な人として
納得のいく描写です。
これであのTVアセム編最終話へは凄く自然に流れますよ。
そして今回の主人公・アセム君は、「2世代目の主人公」として、
サブキャラが背負う役割も背負えているのが橋渡しを役目とする
2代目主人公ならではで面白いですね。
今放映中のキオ編で、この彼がどんな役割を果たしていくかも
楽しみであります。
Posted by ブクログ
アセムとゼハートの学園生活の様子がより丹念に描かれているので、二人の対決がより重みがあるものとなっていたのは良かった。この交流があれば最後の展開も意味あるものとなる。TV本編で気になっていたフリットの父親としてのあり方についてもフォローがあったが、他人が語ってしまっては本人がそう思っているかどうかまでは分からないのでフリット本人に語らせるべきだったように思う。
Posted by ブクログ
学園ドラマパートがとても面白かった。ロマリーの役割や池からMSが出てくる理由付けにウルフ隊長のブートキャンプなど、アニメ版では語られなかったディテールを補強している点も満足。ただ紙幅の都合上仕方ないのかもしれないが、2巻に比べるとクライマックスの戦闘シーンは盛り上がりにやや欠ける印象。勿論面白い事には変わりありません。