岡本綺堂のレビュー一覧

  • 今古探偵十話 岡本綺堂読物集五

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    収録作品は、
    今古探偵十話: ぬけ毛/女俠伝/蜘蛛の夢/慈悲心鳥/馬妖記/山椒魚/麻畑の一夜/放し鰻/雪女/平造とお鶴、
    附録: その女/三国の大八。

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    2016年05月18日
  • 探偵夜話 岡本綺堂読物集四

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    収録作品は、
    探偵夜話: 火薬庫/剣魚/医師の家/椰子の実/山の秘密/蛔虫/有喜世新聞の話/娘義太夫/穴/狸尼/狸の皮/百年前の黒手組、
    附録: 女教師/密漁。

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    2016年05月18日
  • 近代異妖篇 岡本綺堂読物集三

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    収録作品は、
    近代異妖篇: こま犬/異妖編/月の夜がたり/水鬼/馬来俳優の死/停車場の少女/木曽の旅人/影を踏まれた女/鐘ヶ淵/河鹿/父の怪談/指輪一つ/離魂病/百物語、
    附録: 雨夜の怪談/赤い杭。

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    2016年05月18日
  • 半七捕物帳(一)

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    ネタバレ

    「月光夜噺」において、なにやら絶賛されていたので
    気になって手に取ってみる。

    いや、なにこれ、おもしろい。
    大正時代に書かれただって?全然古くない。
    なんだか、話の上手いひとが、ひっじょーに分かりやすく
    事件のあらましを説明してくれているようで、
    まさしく、作品の在り方が、聞き書きなわけだが、
    その真骨頂って感じ。
    無駄がない。
    かといって、事務的ってわけではなく、そこに確かに江戸の人たちが生きている。
    こーゆーことがあったんでさあっと半七老人の昔話を本当にそのまんま閉じ込めたよう。
    これは、全六巻読んでみるべし。

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    2015年10月05日
  • 青蛙堂鬼談 岡本綺堂読物集二

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    嗚呼、私怪談会に呼ばれても持ちネタないなぁ(溜息)、と残念に思う程素晴らしく素敵な話の数々。
    江戸時代にして、「残穢」みたいな土地の記憶やら、それを辿っていったりだとか。
    そして安房が舞台!ちょっと主人最低だな、と思いつつ、屍鬼か白暮か、といった趣。
    ふとした瞬間に陥りそうな狂った感覚が自然で。
    うーん、最近読んだ中で一番で、本当綺堂すごいなぁ、と感心。

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    2015年09月15日
  • サンカの民を追って

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    山窩小説傑作選。田山花袋、堺利彦、小栗風葉、岡本綺堂、国枝史郎、中村吉蔵、椋鳩十、葉山嘉樹、井伏鱒二、細島喜美の10名の作家の作品を収録。

    果たして、山窩は実在したのか…10名の作家の作品を読むと山窩の存在を身近に感じる。

    田山花袋の『帰国』、小栗風葉の『世間師』、岡本綺堂の『山の秘密』の3編が特に面白かった。

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    2015年03月09日
  • 今古探偵十話 岡本綺堂読物集五

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    本屋で見かけ、ジャケ買いしてしまいました。
    着物の知的眼鏡(伏し目がち)は卑怯だ!
    他の巻も買います。

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    2014年09月03日
  • 雪の一日

    購入済み

    素直な胸の内を吐露した

    日記のような随筆である。雪から信州、信州から知人、知人から世界中の日本人へと、連想の糸が繋がって、ものを書く上での心構えを新たにする。綺堂氏の真面目な人柄が偲ばれて、雪のように清々しい読後感が良い。

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    2014年06月15日
  • 三浦老人昔話 岡本綺堂読物集一

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    明治の半ばに著者と知り合った三浦老人が、江戸末期の昔話を語る、という設定。三浦老人は半七捕物帳の主人公である半七老人の友人で、半七より更に年上。家主をしていた。怪談、不思議譚、哀話が語られる。身分制の不条理にまつわる話はいたたまれない。断ち切られたような結末にリアリティを感じる。三浦老人昔話に加えて、2つの小篇が収録されている。本版は旧仮名遣いだが、読みにくさは感じない。

    収録作品は三浦老人昔話として、桐畑の太夫、鎧櫃の血、人参、置いてけ堀、落城の譜、権十郎の芝居、春色梅ごよみ、旗本の師匠、刺青の話、雷見舞、下屋敷、矢がすり。小篇は、黄八丈の小袖、赤膏薬。

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    2014年02月18日
  • 青蛙堂鬼談 岡本綺堂読物集二

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     百物語形式の怪談集。本文は歴史的仮名遣い、踊り字が発行当時そのままの状態で収録されている。怪談といっても恐怖を覚えるようなものではなく”不思議な話”が集められている。中には怪異を扱ったものもあったが、語り口が柔らかいこともあって”不思議な話”に落ち着いていた。それもあってちょっと薄味な感じがした。

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    2012年12月20日
  • 三浦老人昔話 岡本綺堂読物集一

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    下屋敷の、結局どうしてどうなったのかわからないのが良い。

    踊り字そのままの歴史的かなづかいなのにするする読める。表紙口絵がまた良い。
    デザインはミルキィ・イソベ、口絵は山本タカトだそうで。

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    2012年08月03日
  • ちくま日本文学全集岡本綺堂

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    ネタバレ

    初めて読んだ岡本綺堂の本。

    大きな話があるわけではなく、淡々と江戸の小話が続く内容です。
    江戸~明治初期の雰囲気を現代文で味わえます。

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    2012年07月18日
  • 綺堂むかし語り

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    「この春、インフルエンザが流行した」とか「フランス行ったらストライキで困った」とか「麻布十番人多すぎ、いや道玄坂も」とか、ん?現代?なんて思わず思ってしまうけれどこの岡本綺堂、生まれは明治。これも明治末期から昭和初期くらいのエッセイです。

    「何でも見てやろう」がバックパッカーの合言葉になってたこともあるようですが、生まれた時代によっては何でも見てやろうどころじゃない。綺堂の記憶には西南戦争時の暴動、日清戦争、日露戦争(従軍記者として参加)、一次大戦直後のフランス(しかもヴェルサイユ会議の年)、関東大震災…。不謹慎だけど生まれたのが当たり年なんでしょうね。「何でも見てやろう」の連中なんてどんな

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    2012年02月05日
  • 半七捕物帳 巻の三

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    「雪達磨」南京玉って何?と調べたら,ビーズのことなんですね。今のビーズと同じくらいの大きさなら,話が納得できる。

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    2013年04月08日
  • 半七捕物帳 巻の二

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    このシリーズは,作品ごとに丁寧な註釈や解説がついているのですが,当時の浮世絵などをもとにした挿絵も的確で助かります。百聞は一見にしかず,といったところ。

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    2013年04月08日
  • 半七捕物帳 巻の一

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    捕り物帳では,古典中の古典と若干敬遠していたけれど,読みやすくてびっくり。90年以上前に書かれたとは思えない。歯切れのいい江戸言葉が心地よい。

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    2013年04月08日
  • 幻想綺帖(二) 玉藻の前

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    相変わらず綺麗な絵だなぁ。
    玉藻の前の伝説は知っていたけれど、この原作となった岡本綺堂の話は読んだことはありませんでした。
    今度は岡本綺堂の方を読んでみよう。

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    2011年03月20日
  • ちくま日本文学全集岡本綺堂

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    「つよくも、ゆたかでも、かしこくもなかった頃のわたくしたちの国に、うつくしく、やさしく、おろかな人々が暮らしていた。」解説にある杉浦日向子さんのこの一文ほど、岡本綺堂の魅力をあらわす言葉はないと思う。だけどその「わたくしたち」というやつは、今もっておろかなまま、かしこくなったと思い込んでいる。

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    2016年04月25日
  • 岡本綺堂集 青蛙堂鬼談 ―怪奇探偵小説傑作選1

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    半七捕物帳で有名な人です。
    怪奇探偵小説って銘打ってますが、どっちかというと怪談話です。
    話の締めくくりのボカシ加減がいい具合に恐さを盛り上げてくれます。
    古いものですが読み憎さは感じません。

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    2010年01月19日
  • 幻想綺帖(二) 玉藻の前

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    短編集だった1巻とは異なり、2巻は長編『玉藻の前』1作が収録。殺生石のいわれは何となく知ってはいたけど、岡本綺堂の原作は全く知らなかったので、一つカシコクなりました★(^_^;) 読んでくうちに、相変わらず美しく妖艶な世界観にウットリ浸ってしまいます。と同時に、えもいわれぬ怖さを感じさせてくれちゃうのも、サスガ波津彬子だなあ、というべきか。あとがきで『平安時代を描くのは初めて』と言ってましたが、全然そうは思えなかった。混沌とした平安時代の雰囲気にも、このひとの絵は、よく似合うな。
    今度はどんな幻想的な物語を描いてくれるのか…読むごとに期待がいや増します。3巻が出てくれるのが楽しみです。

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    2010年05月02日