【感想・ネタバレ】ちくま日本文学全集岡本綺堂のレビュー

あらすじ

日本の近代文学史を彩るキラ星たち。そんな作家の代表作を短篇中心にコンパクトな一冊に収める文学全集。各巻に詳細な年譜を附す。本巻では、新歌舞伎の劇作家として活躍し、江戸に関する豊かな知識にもとづいた作品で広く読者に愛された著者の作品を余すところなく堪能出来る。

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Posted by ブクログ

杉浦日向子さんが書いた解説を別の本(「うつくしく、やさしく、おろかなり ー私の惚れた「江戸」」)で読んで、これは読まねば、と思って読んだのだけど、出会えて本当に良かった。 江戸の息吹を伝えてかつ、読み物としても断然面白い。半七捕物帳より5篇、三浦老人昔話より4篇、青蛙堂鬼談より2篇、戯曲から「修禅寺物語」と「相馬の金さん」。 解説の言う通り、メインディッシュばかり並んでいる。 現代的仮名遣いになっていて抵抗感無く読める。 岡本綺堂入門書として最適。

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2014年02月18日

Posted by ブクログ

何回読んでもあんまり覚えてないが
歯切れのいい江戸弁が気持ちよくて
読むの大好き。
三浦老人のはちゃんと読んだことないから
探して読もう。
最後の戯曲は読んだことなかったけど
イマイチポイントわからなかった。
言葉が豊かで細かで美しいのがいい。

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2016年07月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

初めて読んだ岡本綺堂の本。

大きな話があるわけではなく、淡々と江戸の小話が続く内容です。
江戸~明治初期の雰囲気を現代文で味わえます。

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2012年07月18日

Posted by ブクログ

「つよくも、ゆたかでも、かしこくもなかった頃のわたくしたちの国に、うつくしく、やさしく、おろかな人々が暮らしていた。」解説にある杉浦日向子さんのこの一文ほど、岡本綺堂の魅力をあらわす言葉はないと思う。だけどその「わたくしたち」というやつは、今もっておろかなまま、かしこくなったと思い込んでいる。

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2016年04月25日

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