あらすじ
岡っ引上がりの半七老人が、若い新聞記者を相手に昔話を語る。十九のとき、『石燈籠』事件で初手柄をあげ以後、二十六年間の岡っ引家業での数々の功名談を江戸の世態・風俗を織りまぜて描く捕物帳の元祖!(全六巻)
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Posted by ブクログ
「月光夜噺」において、なにやら絶賛されていたので
気になって手に取ってみる。
いや、なにこれ、おもしろい。
大正時代に書かれただって?全然古くない。
なんだか、話の上手いひとが、ひっじょーに分かりやすく
事件のあらましを説明してくれているようで、
まさしく、作品の在り方が、聞き書きなわけだが、
その真骨頂って感じ。
無駄がない。
かといって、事務的ってわけではなく、そこに確かに江戸の人たちが生きている。
こーゆーことがあったんでさあっと半七老人の昔話を本当にそのまんま閉じ込めたよう。
これは、全六巻読んでみるべし。