青蛙堂鬼談 岡本綺堂読物集二

青蛙堂鬼談 岡本綺堂読物集二

733円 (税込)

3pt

夜ごと人間の血を舐る一本足の美女、蝦蟇に祈祷をするうら若き妻、井戸の底にひそむ美少年、そして夜店で買った目隠しされた猿の面をめぐる怪異――。ひとところに集められた男女が披露する百物語形式の怪談十二篇に、附録として単行本未収載の短篇二篇を添える。

...続きを読む

岡本綺堂読物集 のシリーズ作品

1~7巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~7件目 / 7件
  • 三浦老人昔話 岡本綺堂読物集一
    733円 (税込)
    死んでもかまわないから背中に刺青を入れてくれと懇願する若者、下屋敷に招じられたまま姿を消した女形、美しい顔に傷をもつ矢場の美女の因縁話など、しみじみとした哀話からぞくりとする怪談まで、岡っ引き半七の友人、三浦老人が語る奇譚十二篇に、附録として短篇二篇を添える。
  • 青蛙堂鬼談 岡本綺堂読物集二
    733円 (税込)
    夜ごと人間の血を舐る一本足の美女、蝦蟇に祈祷をするうら若き妻、井戸の底にひそむ美少年、そして夜店で買った目隠しされた猿の面をめぐる怪異――。ひとところに集められた男女が披露する百物語形式の怪談十二篇に、附録として単行本未収載の短篇二篇を添える。
  • 近代異妖篇 岡本綺堂読物集三
    858円 (税込)
    名作「青蛙堂鬼談」の拾遺集ともいえる怪談・奇談集。武家屋敷の因縁ばなし、人をひとり殺してきたと告白する藝妓のはなし、影を踏まれるのが怖くて外にでられなくなった娘のはなしなど、江戸から大正期にかけてのふしぎな話をあつめた。附録として単行本未収載の短篇二篇を添える。
  • 探偵夜話 岡本綺堂読物集四
    754円 (税込)
    死んだ筈の将校が生き返った話、山窩の娘の抱いた哀切な秘密、駆け落ち相手を残して変死した男の死因、空き家に出入りする娘は本当に毒婦か、娘義太夫の美貌の太夫に毒を盛ったのは誰、など、探偵趣味の横溢する奇譚を集めた好調第四集。附録として単行本未収載の短篇二篇を添える。
  • 今古探偵十話 岡本綺堂読物集五
    858円 (税込)
    中国を舞台にした義侠心あふれる女傑のはなしや雪女の怪談、コナン・ドイルばりの怪獣奇譚、そして新聞記事に心をさいなまれてゆく娘の悲劇「慈悲心鳥」など、青蛙堂主人のもとに集う人々がかたりあう、古今東西、探偵趣味の横溢する短篇拾遺集。附録として単行本未収載の短篇二篇を添える。 〈解題〉千葉俊二
  • 異妖新篇 岡本綺堂読物集六
    814円 (税込)
    鷲を親だという娘「鷲」、河獺に嫉妬された漁師「深川の老漁夫」、そして美しい白い肌の少女に懸想した「くろん坊」という山の妖怪と安易な口約束が招いた悲劇――。近代化がすすむ日本の暗闇にとりのこされた生き物や道具を媒介に、異界と交わるものたちを描いた「近代異妖篇」の続篇。〈解説〉千葉俊二
  • 怪獣 岡本綺堂読物集七
    858円 (税込)
    自分の裸体の写し絵を取り戻してくれと泣く娘の話「恨(うらみ)の蠑螺(さざえ)」、美しい娘に化けた狐にとりつかれる若い歌舞伎役者の話「岩井紫妻の恋」など、動物や道具を媒介に、異界と交わるものを描いた綺堂自選の妖異譚集最終巻。オリジナル全十二篇に、附録として単行本未収載の短篇一篇を添える。〈解題〉千葉俊二

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

青蛙堂鬼談 岡本綺堂読物集二 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2014年02月18日

    雪の降る日、招待状を受け取った「わたし」は青蛙堂へと出掛けて行った。その夜集まった人々の語る、怪談不思議譚12篇を収める。青蛙というのは中国で崇敬される三本足の蝦蟇で、支那土産に貰った竹の彫り物を気に入って号したもの。語り始めはこの青蛙にまつわる話。
    青蛙堂鬼談として含まれているのは、青蛙神、利根の...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年06月01日

    夜ごと人間の血を舐る一本足の美女、蝦蟇に祈祷をするうら若き妻、井戸の底にひそむ美少年、そして夜店で買った目隠しされた猿の面をめぐる怪異―。ひとところに集められた男女が披露する百物語形式の怪談十二篇に、附録として単行本未収載の短篇二篇を添える

    0

    Posted by ブクログ 2023年09月05日

    古典的な怪談たる怪談。
    派手さはないが、妖しい雰囲気と語り口の品の良さが心地良い。
    ただ、折角百物語調の導入をつけているのだから、何か全体でのオチが欲しかった。

    0

    Posted by ブクログ 2021年10月20日

    古き良き怪談。
    そうそう、こういうのが良いんだよ。綺麗事で終わらせない、不思議は不思議と割り切って読むと、一つ一つの作品の余韻が感じられる。

    0

    Posted by ブクログ 2019年01月26日

    ひっそりとした恐怖と不可思議が存分に感じられる怪談集。恐ろしい因縁のあるもの、その逆にはっきりとした因縁のわからないもの、いろいろありますが。どれにもぐぐっと惹き込まれます。
    お気に入りは「清水の井」。怖くもあるけれど、ひどく幻想的でなんとも美しく思えた物語でもありました。
    一番恐ろしく思えたのは「...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年06月07日

    「青蛙堂」に招かれた客人たちが、百物語のように次々と怪談奇談を語っていく展開。
    レトロな文体が味わい深く、この不思議な物語にすごく合っていて雰囲気出しています。
    本書は“岡本綺堂読物集“の二弾だったようで、一弾の「三浦老人昔話」も読みたくなりました。

    0

    Posted by ブクログ 2018年02月08日

    大正時代に流行った怪談会。その体裁をとった十二篇の怪談と、付録として単行本未収録の短編二篇。
    冒頭の導入がとても好きで何度も読み返してる「青蛙堂鬼談」。既に別の本を持ってますが、おまけ2篇目当てで購入。

    0

    Posted by ブクログ 2015年09月15日

    嗚呼、私怪談会に呼ばれても持ちネタないなぁ(溜息)、と残念に思う程素晴らしく素敵な話の数々。
    江戸時代にして、「残穢」みたいな土地の記憶やら、それを辿っていったりだとか。
    そして安房が舞台!ちょっと主人最低だな、と思いつつ、屍鬼か白暮か、といった趣。
    ふとした瞬間に陥りそうな狂った感覚が自然で。
    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年12月20日

     百物語形式の怪談集。本文は歴史的仮名遣い、踊り字が発行当時そのままの状態で収録されている。怪談といっても恐怖を覚えるようなものではなく”不思議な話”が集められている。中には怪異を扱ったものもあったが、語り口が柔らかいこともあって”不思議な話”に落ち着いていた。それもあってちょっと薄味な感じがした。

    0

    Posted by ブクログ 2022年06月28日

    中国の伝奇を読んでいるような感覚だった。さらっとして読みやすいし凄く怖いということもないので野次馬系怖がりとしてはとても助かった。訳も理由も分からないけど興味を引く話っていうのは結構へぇ〜って感じで聞き入ってしまう。

    0

青蛙堂鬼談 岡本綺堂読物集二 の詳細情報

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

中公文庫 の最新刊

無料で読める 歴史・時代

歴史・時代 ランキング

同じジャンルの本を探す