異妖新篇 岡本綺堂読物集六

異妖新篇 岡本綺堂読物集六

814円 (税込)

4pt

4.0

鷲を親だという娘「鷲」、河獺に嫉妬された漁師「深川の老漁夫」、そして美しい白い肌の少女に懸想した「くろん坊」という山の妖怪と安易な口約束が招いた悲劇――。近代化がすすむ日本の暗闇にとりのこされた生き物や道具を媒介に、異界と交わるものたちを描いた「近代異妖篇」の続篇。〈解説〉千葉俊二

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岡本綺堂読物集 のシリーズ作品

1~7巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~7件目 / 7件
  • 三浦老人昔話 岡本綺堂読物集一
    733円 (税込)
    死んでもかまわないから背中に刺青を入れてくれと懇願する若者、下屋敷に招じられたまま姿を消した女形、美しい顔に傷をもつ矢場の美女の因縁話など、しみじみとした哀話からぞくりとする怪談まで、岡っ引き半七の友人、三浦老人が語る奇譚十二篇に、附録として短篇二篇を添える。
  • 青蛙堂鬼談 岡本綺堂読物集二
    733円 (税込)
    夜ごと人間の血を舐る一本足の美女、蝦蟇に祈祷をするうら若き妻、井戸の底にひそむ美少年、そして夜店で買った目隠しされた猿の面をめぐる怪異――。ひとところに集められた男女が披露する百物語形式の怪談十二篇に、附録として単行本未収載の短篇二篇を添える。
  • 近代異妖篇 岡本綺堂読物集三
    858円 (税込)
    名作「青蛙堂鬼談」の拾遺集ともいえる怪談・奇談集。武家屋敷の因縁ばなし、人をひとり殺してきたと告白する藝妓のはなし、影を踏まれるのが怖くて外にでられなくなった娘のはなしなど、江戸から大正期にかけてのふしぎな話をあつめた。附録として単行本未収載の短篇二篇を添える。
  • 探偵夜話 岡本綺堂読物集四
    754円 (税込)
    死んだ筈の将校が生き返った話、山窩の娘の抱いた哀切な秘密、駆け落ち相手を残して変死した男の死因、空き家に出入りする娘は本当に毒婦か、娘義太夫の美貌の太夫に毒を盛ったのは誰、など、探偵趣味の横溢する奇譚を集めた好調第四集。附録として単行本未収載の短篇二篇を添える。
  • 今古探偵十話 岡本綺堂読物集五
    858円 (税込)
    中国を舞台にした義侠心あふれる女傑のはなしや雪女の怪談、コナン・ドイルばりの怪獣奇譚、そして新聞記事に心をさいなまれてゆく娘の悲劇「慈悲心鳥」など、青蛙堂主人のもとに集う人々がかたりあう、古今東西、探偵趣味の横溢する短篇拾遺集。附録として単行本未収載の短篇二篇を添える。 〈解題〉千葉俊二
  • 異妖新篇 岡本綺堂読物集六
    814円 (税込)
    鷲を親だという娘「鷲」、河獺に嫉妬された漁師「深川の老漁夫」、そして美しい白い肌の少女に懸想した「くろん坊」という山の妖怪と安易な口約束が招いた悲劇――。近代化がすすむ日本の暗闇にとりのこされた生き物や道具を媒介に、異界と交わるものたちを描いた「近代異妖篇」の続篇。〈解説〉千葉俊二
  • 怪獣 岡本綺堂読物集七
    858円 (税込)
    自分の裸体の写し絵を取り戻してくれと泣く娘の話「恨(うらみ)の蠑螺(さざえ)」、美しい娘に化けた狐にとりつかれる若い歌舞伎役者の話「岩井紫妻の恋」など、動物や道具を媒介に、異界と交わるものを描いた綺堂自選の妖異譚集最終巻。オリジナル全十二篇に、附録として単行本未収載の短篇一篇を添える。〈解題〉千葉俊二

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異妖新篇 岡本綺堂読物集六 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     原著1933(昭和8)年刊行。
    『近代異妖編』(1932)の続編で、この前作がどうも平凡な昔話の類のように思えてつまらなかったのだが、続編の本作はぐっと面白かった。まあ、古い怪奇小説として楽しめるレベルだった。
     岡本綺堂はまあまあ、楽しめる作家だ。

    0
    2024年12月01日

    Posted by ブクログ

    岡本綺堂読物集・第六弾となる、“妖異譚”

    不思議な話の数々を、お馴染みのレトロな文体で楽しませて頂きました。
    この読物集は、謎を謎のままで終わらすところにある意味趣きがあるのですが、今回も「白髪鬼」「鰻に呪はれた男」等のように、もうちょい突き詰めれば真相が垣間見えそうな話も、結局“わからん”まま終

    0
    2018年07月15日

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