渡辺航のレビュー一覧
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抱えた後悔を次のステップに消化させる第30巻。人は障害に出会うからこそ大きく次に飛び跳ねることができることを描いていました。
悔しさは何倍にも。負けた時の悔しさはなんのためにあるか。悔しさがあるということはまだ自分を全部出しきれなかったからに尽きます。鳴子が抱いたこの感情はあの箱根で総北以外が抱えたものでもあります。御堂筋を筆頭に、最大のライバルである箱根学園の中にもそれはあります。御堂筋はそれを自らの手で削ぎ落とし、見事自分の進化に繋げました。一方、箱根学園ではチームでそれを乗り切ります。1・2年生が3年生に見せる受け継ぐ意志、送られる立場である3年生が1・2年生に伝える言葉、それぞれ -
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ほとんど新開と御堂筋の話。
御堂筋はホントにキモい。あんなキモいのに「キモい」と言われたら、そりゃぁ今泉も腹立つだろ。
さらになぜか新開のトラウマまで知っていてそこにつけ込む。ホントにやな奴。追いかけモードになってキモさが増す。読者は全員新開に勝ってほしいと思うだろう。
坂道はオッサン引いて集団まで追いつく。早くみんなのところに来てほしい。
総北が6人集まったらどんな展開になるのだろうか?坂道は山岳くんとどこかで競り合うのか?金城は三日目の最後に箱学のキャプテンとゴール前のスプリントを見せるのか?御堂筋は最後までキモいのか?今泉はリベンジできるのか?ほかの強豪校が出てきたりするのか?オ -
Posted by ブクログ
合宿では4日間で1000キロを走るという…。
しかも1年生にはそれぞれ得意分野を封鎖されるような仕掛けがあり、実力の半分さえ出ない。
小野田も後輪が重くなっていて楽しいはずの坂道を登ることが出来ない。
箱根学園の生徒・真波山岳と出会ったことでインターハイへの憧れを抱く小野田だが、2年生の二人のチームワークの前に1年生3人は追い抜くことが難しい…。そして…。
余談ですが、本日(9月29日)アニメ1、2話先行上映会に行きました。
マンガの字での説明をキャラのセリフに変えたりして分かりやすい脚本が書かれていてBGMも颯爽とした感じが良かったです!
益々楽しみになってきました。 -
Posted by ブクログ
敗れたもの、勝ったものの次に備えるべきことが示される第29巻。
終わったあとは。王座を奪還するもの、頂きに至っても高みを目指すもの、積み上げたものをもう一度積み直すもの。3年生が引退したことによって、全てのチームがもう一度リスタートのこの時期、箱根学園サイドの王座を取り戻す描写もいいですが、やはり注目は主人公サイドの総北高校。王座をとったからこそのプレッシャーと新戦力、新ポジションといろいろ試行錯誤しているのが良いですね。チームのために自分が何をしなければいけないのか、2年生になる坂道達は下級生とは違った心持ちにならなければいけない。だからこそ、2年生としての背中を見せて欲しいです。