ウォルター・アイザックソンのレビュー一覧
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自分もエンジニアのため、イーロンマスクの考え方が参考になった。どの業界についても常に同じように取り組む彼の姿に感動した。
1、要件はすべて疑え。
2、部品や工程はできる限り減らせ。減らし過ぎて後で戻すことになるかもしれないが、それはそれでいい。
3、シンプルに、最適にしろ。ただし、必ず2の後にやる。必要な部品やプロセスをシンプルにしても意味がない。
4、サイクルタイムを短くしろ。工程は必ずスピードアップできる。ただし、3を実現した後にやる。――テスラは初期にいきなりサイクルタイムを短くしようとして大失敗しているので、その経験が生きています。
5、自動化しろ。自動化はあくまでも最終段階だ。 -
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下巻が特に面白いのは、世界で初めてゲノム編集赤ちゃんを作り出した中国の賀建奎を巡って人間がその領域に手を伸ばす事の是非を巡る論争。同氏はゲノム編集により双子の赤ちゃんを誕生させたが、倫理的な観点から国際的な非難を受けた。また、バイオハッカーと呼ばれる元NASAの生化学者、ジョサイア・ゼイナーも登場する。自分の遺伝子を変化させるために遺伝子編集ツール「CRISPR」を使用した最初の生体人間となった。
鎌状赤血球貧血症は赤血球に関わる疾患であり、赤血球を生産する幹細胞は、容易に患者から採取して、再び患者の体内に戻すことができる。この病気は、ヒトDNAの30億以上ある塩基対の1文字が変異しヘモグロ -
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ゲノム編集技術CRISPR-Cas9の開発によってノーベル賞を受賞した女性科学者ジェニファー・ダウドナの業績を中心に描いたノンフィクション作品。ダウドナ博士の生い立ちから、「自然に対する純粋な好奇心」が、ゲノム編集技術の誕生に至る原動力となった経緯に迫る。また、科学者たちの競争や協力、そして彼らの発見がどのように世界に影響を与えたかについても掘り下げる。ゲノム編集、デザインベビーの技術からmRNAワクチンまで。科学的な領域も分かりやすく、科学者の伝記としても面白く読めた。
ー 2018年ある中国人科学者がクリスパーを使ってヒト胚のゲノムを編集し、その原因になるHIVウィルスの受容体を生成する -
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最高だった!
イーロン・マスクとはどんな人物なのだろう、緻密な取材から作られたこの本で、それを知ることができる。
さらに、イーロン・マスクを通して様々なモノ・サービス・技術に触れられる。
ロケットや電気自動車の開発、ウクライナ戦争と衛星通信、Twitterの内幕、AIに関する話などなど。
最後にインタビュー取材先一覧が掲載されており、数えてみると計129人だった。
著者ウォルター・アイザックソンに拍手。
読後感は、自分も何かしたいな、と熱くなる気持ちにさせてくれる。
以下、心に残った部分を挙げる。
▼おもちゃからヒントを得る
不具合なく、安く、すばやく作られるおもちゃは参考になる。
従来は -
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最近読んだ中で一番 最高の本。
読んでいて未来へと一緒に飛んでいっている感じ。全部これが現実に起こっているだ、と言うことをニュースやXでも確認でき詳しい現場の臨場感が伝わってきた。
偉業を成す人は考え抜く力が半端じゃないな。
イーロンは目標に向かって極限近く無理強いし、自分自身も進化を続けてる。
そうやって考えると、人間はまだまだ脳を活性化させてないと考える。一人一人が脳を鍛えていけばもっと違う自分が出てくるのではないだろうか。
未来を描く。強く願う。失敗を恐れない。守りに入らない。常に挑戦する。それを教えてくれている。
火星移住は夢ではない。現実に向けて現在進行中。
イーロン・マスクか -
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世界の中心はこの男!!
2年前くらいから興味を持ち始め、この渾身のルポではっきり分かった。破天荒ながら唯一無二の、現代版キングダムだ。ここから一体何を学べばいいか。
上巻でも思ったけど、常識を打ち壊し続ける、それを貫き通す意志。「きりもみして落下するロケットのエンジン交換をする」と表現されており、自分がパイロットだったら胃ごと吐くかなと想像力をかき立てる。イーロンの胆力ハンパない。先を見通すだけでなく、そこに命以上の全てをぶち込む力。
狂ったように仕事をしろ。
ワークライフバランスが叫ばれる中、完全な逆走だけどそれはそれで真実の一つかもしれない。というか、それが合ってる人も一定数いるのは確 -
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めちゃくちゃ面白かった。
スティーブ・ジョブズを読んだときにも思ったのだが、ウォルター・アイザックソンの書く自伝は気持ちよく読める。
本人や周辺への取材で、できるだけ素のままかつ、多面的に知ることができる。
特に心に残った部分を挙げる。
▼リスクテイカーであるとこ
遺伝子と家庭環境によって、超リスクテイカーになった。
他の人が取れないリスクを取れることが、スペースXとテスラの成功の一つの要素だろう。
単にリスクを取るだけなら失敗して終わるのだろうが。
マスクの場合、すごい集中力と超ハードワーク、物理法則を原点にすえた判断で乗り切る。
やる側には大変だろうが、見てる分にはすごく魅力的に見える -
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伝記作家のウォルターアイザックソンの新作。
ゲノム編集技術クリスパーの開発経緯から、その後の特許紛争、新型コロナへの対応までを、ノーベル化学賞を受賞したジェニファー・ダウドナさんを中心に描いたノンフィクション。
ゲノム編集という言葉は知っていたが、それがどんなもので、どのような経緯で開発されたか知らなかったので大変勉強になった。 著者自身が編集作業を経験したり、特許やこのツールの将来の在り方についても絡んでいて、自己の見解を述べたり、研究者間の橋渡し役になっている所が普通のノンフィクションとは違っている。当事者の視点も盛り込まれている。科学者間のポリシーの違いから、医療と生命倫理について考 -
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ジェニファー・ダウドナ著の『CRISPR 究極の遺伝子編集技術の発見』を読んだので、上巻は復習かなぁと思っていたが、知識の雨がざぁざぁと降ってきた上巻。
なぜ、面白かったのか。思いつくのは4つ。
1)全体的には登場人物が多いのに、メインのストーリーラインを失わない著者の構成力
2) 各人物について記述されている文章量に差はあれど、第三者視点でインタビューした内容が公平に書かれていること
3) 各章のはじめに人物の写真が載せられていて、それが大体章の内容を語っているという不思議な説得力
4) 研究とビジネス(特許権含む)の動きについて、目を瞑りたくなる部分にも、明瞭に公平にそして淡々と書かれて -
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ベストセラーとなった「スティーブ・ジョブスⅠ・Ⅱ」をはじめ、レオナルド・ダ・ヴィンチやアルベルト・アインシュタインなど、偉大なイノベーターの評伝で知られる著者が、2020年にノーベル化学賞を共同受賞したジェニファー・ダウドナ博士の半生を中心に、遺伝子研究の歴史がゲノム編集技術として結実するまでの軌跡を辿る一冊(上下2冊)。
幼い頃に科学者を志したダウドナが、好奇心と競争心を武器に女性蔑視の風潮や民間企業での挫折を乗り越え、研究者としての優れた資質とチームマネジメントの才を生かしてゲノム編集の鍵となるCRISPR-cas9の構造をいち早く解明し、論文発表に至る過程だけでも圧倒されるが、著者の知 -
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ベストセラーとなった「スティーブ・ジョブスⅠ・Ⅱ」をはじめ、レオナルド・ダ・ヴィンチやアルベルト・アインシュタインなど、偉大なイノベーターの評伝で知られる著者が、2020年にノーベル化学賞を共同受賞したジェニファー・ダウドナ博士の半生を中心に、遺伝子研究の歴史がゲノム編集技術として結実するまでの軌跡を辿る一冊(上下2冊)。
幼い頃に科学者を志したダウドナが、好奇心と競争心を武器に女性蔑視の風潮や民間企業での挫折を乗り越え、研究者としての優れた資質とチームマネジメントの才を生かしてゲノム編集の鍵となるCRISPR-cas9の構造をいち早く解明し、論文発表に至る過程だけでも圧倒されるが、著者の知