ウォルター・アイザックソンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ治安の悪い南アフリカに生まれ育ち、風変わりな父から心を傷つけられ、学校や遊び場ではいじめに会う。一方、SFとコンピューターに夢中な天才少年だった
人とは、父親の期待に添えるようにと生きているのか、父親の失敗を償おうと生きている方と言った人がいる。私が苦労してきたのは、このせいではないだろうか。バラク・オバマ元大統領が回顧録に書いた言葉である
マスクが生涯をかけて追求するテーマは、人工知能は人類を守り、人類に資するようになるのか、それとも、機械自体が意志を持ち、人類を脅かすようになるのかである
技術系管理職は実践経験をつまなければならない。そうしなければ、馬に乗れない騎兵隊長、剣の使えない将軍に -
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Posted by ブクログ
上巻は「マスクも若い時だから、、、」と言えるような破茶滅茶な経営、指示、働き方、考え方だったけど、つい最近までのエピソードが詰まった下巻でも、相変わらずのマスク節。。。
凄すぎる。。
気に入ったフレーズ
マスクは納得しない。人員の大幅削減はお金だけが理由ではなく、本気で必死に働く文化にしたいからでもあるのだ。安全ネットなしで飛ぶ覚悟がある、いや、是非ともそうしたいと考えていた。
AIの燃料はデータだ。今回登場したチャットボットは膨大な情報で訓練してある。GoogleもMicrosoftも、検索エンジンやクラウドサービス、電子メールなど、訓練に使えるデータがどんどん湧いてくる泉を持っている -
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Posted by ブクログ
インタビュー等をまとめた上巻と異なり、下巻は、筆者がマスク氏と行動を共にしていた時間も多かったのであろう最近の話に移り、筆者の感想も見え隠れしている。
本の最終95章は、スターシップの打ち上げ。
離陸し、視界から消えて飛んでいったが、軌道到達が見込めないと判断、地上に危険が及ばないよう、手順に従い爆破せざるを得なかった。
それでも、「よくやった、みんな。成功だ。我々が目標としていたのは、離陸して、見えないところまで飛んで爆発だ。そして、それは達成できた。初トライで軌道まで行けるはずがない、そのくらい難しいことなんだ。今日は最高の一日だよ」(P430)
大胆にリスクをとりながら高速で世界を変え -
Posted by ブクログ
コロナウイルスのワクチンの仕組みと既存のものとの違いについて、かなり詳しく理解できた。本書のテーマは専門的で難しいかもしれないと思っていたが、RNAとその役割について分かりやすく説明してくれており、素人でも読みやすかった。
以下、本書よりメモ書き
コロナウイルスの特徴として、その形状が挙げられる。コロナウイルスの殻の外側にあるタンパク質はスパイクのような形をしていて、スパイクタンパク質と呼ばれる。電子顕微鏡で見ると王冠のように見えることからコロナと名付けられたことは周知の事実。
下記のシノバック、ジョンソン&ジョンソン、アストラゼネカは伝統的な手法で作られたワクチンで、ビオンテック、ファイ