村上しいこのレビュー一覧
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国語の授業で先生が言った。
「いまからしゃべる言葉は五・七・五のリズムでしゃべるんやで」
子供たちが初めて俳句を作っていくお話。
「新しい発見や驚きをこの十七文字に込めて伝える」と言われて(季語は入れなくていい)作ってみた俳句は
とうちゃんは くつしたズボン ぬいだまま
いいわけは 空気たべても 太るねん
みたいな「家族のあらさがし」みたいなものから始まるが、
ぞうの鼻 みじかかったら 変なブタ
できないよ カバがさかだち バカになる
など、だんだん俳句つくりが楽しくなっていき…
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学校でも俳句を習っているので、4年生読み聞かせに持っていきました。10分程度ですが、中身が面白 -
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4年生読み聞かせに持っていきました。
所用時間:10分程度
★★★
跳び箱の練習をしていたら、跳び箱に手足が生えた!おばちゃん顔の跳び箱は「おばちゃん、1回学校跳びだしてみたいんや」なんていうんだ。
ぼくは跳び箱に”とびばばこさん”と名付けて一緒に町へ出たんだ。
★★★
村上しいこ作「○○やすみ」シリーズの1冊です。子供たちから知ってるという声もしなかったので新鮮に楽しんでもらえたようです。
児童文学のため、みんなに見えるかなと思ったのですが、長谷川義史さんの挿絵がど~んと目立つため後ろの方の子にも見えたのではないかと思います。跳び箱がヤマンバギャル変装したり、羽が生えて空飛んだり、とんで -
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31文字。
のびやかに、はずんで、とどめておけない。
時にかすかに、時に打ち付けるような激しさで
自分の中からあふれでる、かたまり。
「うた部」という短歌を詠む部活に出会う高1の桃子。
部屋に引きこもってしまった友達の綾美。
個性豊かな「うた部」の先輩、いい距離感の顧問の先生。
それぞれが、それぞれに抱えていること。
そこから生まれてくる短歌が、どれもどれも愛おしい。
表題に一目ぼれして、手に取りました。
この下の句、気になりませんか?
うたうってすごいな、生そのものなんだなぁと
唸ってしまうお気に入りの一句になりました。
今まで短歌には、全然興味ありませんでした。
うた部のみんなが -
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小学1~3年生向
「わがままおやすみ」シリーズ
村上しいこさんのユーモラスなストーリーと関西弁のせりふ、そして、長谷川義史長谷川義史の楽しいイラストがとっても素敵な大人気シリーズ。春夏秋冬の季節の休みに、梅雨休みや昼休みも加えて、個性的でかわいい家電やランドセルなどが休みを取りたいと大騒ぎ!
れいぞうこは夏休みにプールで泳ぎたい、ストーブはスキーに行ってみたい、とびばこは学校を飛びだしたい……など、毎回主人公のけんいちくんにわがままを言いだします。やさしいけんいちくんは、いつでもその夢を一生懸命叶えてあげようとするのです。笑いの中にもメッセージがあり、絵本から読み物へ移行されるお子様におすす -
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せんねん町のまんねん小学校はちょっと変わっています。
日曜日になると学校の道具たちが動き出すんです。
肝試しに乗り込んだり、温泉に入ったり、仲間との思い出を作ったり、命の意味を考えたり。
今週はどこへ行くのかな?
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日曜日シリーズの児童文学。全10冊予定だそうで今後も楽しみ。
三重県出身の作者が操る方言が軽妙で楽しめます。
道具たちが町に出て普通に受け入れられている姿もシュールというか。
シリーズお約束のやり取りがお店に入るとき。
店のおっちゃんorおばちゃん「○○円になりますー」
道具たち「えーーーお金いるんかい!!」Σ(゚口゚;)//
店のおっちゃんorおばちゃん「えーーータダだと -
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ある日、ぼくんちの冷蔵庫が冷えなくなっちゃった。突然話をするようになった冷蔵庫が言うには「私にも夏休みがほしい」かららしいんだけれど、さぁ、お父さんお母さんどうしようか?
本当に冷蔵庫が冷やさなくなったら本当に困るなぁ。しかも夏なんて。
でもとてもおもしろく書かれている。
この夏休みが冷蔵庫にとってはもちろん、家族にとっても楽しいものになっているのがとてもいい。
3歳の娘にはまだ早いかなぁと思いながら長谷川さんの絵にひかれて借りたのだけれど、今回借りたどの本よりも再読をせがまれた。
できれば、関西弁のイントネーションを正確に再現したいのだけれど、なかなか難しいな。
他の秋、冬、春も順次読ん