村上しいこのレビュー一覧

  • イーブン
    対等な関係とは?性とは、DVとは。ティーン向けにしてはなかなか難しい問題を扱っている。大人でも色々考えさせられる。ぶっちゃけ美桜里のママめんどくせーなとは思うが、パパが暴力を振っていい理由にはならない。暴力シーンもなかなか迫力があって、でもDVで逃げた女の人の2割は元のところに戻るという。人の心は一...続きを読む
  • あえてよかった
    展開はきれいに進まないのが納得感ある。現場ってこうなんだろうな。主人公の軽薄なところに共感してしまう。同じ歳だし。淡々と流れつつラストで熱くなる。ここも自然でめちゃ感情移入。読後感、爽やかー。
  • みつばちと少年
    中学受験の問題になっていたのがきっかけで読みました。児童書です。思っていたよりもいいお話しで面白かったです。
  • うたうとは小さないのちひろいあげ
    短歌に最近興味を持ち、短歌を扱っている作品を知り手に取ってみました。

    最初の方はブログが痛々しくて読むのがしんどかったのだが登場人物達の背景を知ると気持ち的に寄り添うことができ、最終的には綺麗な着地を見せる作品でした。

    先生が出来すぎでもないところがバランス良き笑

    2023.12.9
    190
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  • あえてよかった
    学童がテーマの話しなんて今まで読んだ記憶がないので斬新だったけど主人公の58歳の大地がポンコツ過ぎて苛立ちを覚えた!笑

    妻に先立たれ、自暴自棄になったところに
    妻の美月が三日月の夜に現れるという
    彼女の願いは、子どもが欲しかったけど
    それは叶えれなかったので
    妻の代わりに子どもを育ててとの願いのた...続きを読む
  • あえてよかった
    未完成な子どもと、不完全な大人が一緒に成長していく。心に響きました。子どもと接するとき、自分が不完全であることを自覚していたい。
  • あえてよかった
    大地は、妻に先立たれ、独りになり自暴自棄になっていた。
    もう生きていても…という無気力のなか妻の気配を感じて会話をする。
    誰のために、なんのために生きているのかわからないと言うと亡き妻は、死ぬ前にひとつだけ頼みを聞いてと。
    それは、子どもを育てるのが夢だったから自分の代わりに子どもと関わって話しを聞...続きを読む
  • あえてよかった
    タイトルに惹かれて手に取ったものの…良かった!
    学童が舞台なのですが、子どもたちと触れ合う職に就いていたこともあり、悩ましいことも嬉しいことも、もどかしいことも楽しいことも、かなり感情移入して読んでしまいました
  • あえてよかった
    生きる意味を見出せなくなった主人公の、再生と成長を描いた感動小説。

    子供たちとの交流を通じて、心の傷を癒し、自己肯定感を取り戻す姿に勇気をもらいました !

    昭和と令和の子供の違いや、教育現場の大変さも描かれており、読者を深く考えさせる一作。
  • あえてよかった
    小学校の放課後クラブに昭和のおじさんが働くっていうコンセプトはいいんだけど、死んだ奥さんがでてくる設定いる?っていう感じで入り込めなかった。大地さんが信頼勝ち取っていって成長する話のほうがよかったな。
  • ランドセルのはるやすみ
    おとうちゃんは、すねてばかりで、おかあちゃんが、ランドセルにふつうにはなしているのがおもしろかった。
    いじめっこが「いじめたら、あいてがこまる」ってわかって、はんせいしたところがいいはなしだとおもった。(小1長女の感想)

    ノン関西弁スピーカーな娘が、かわった関西弁で音読するのがかわいい。
  • あえてよかった
    小学生の相手は大変そうだなあと
    読みながらしみじみ思った。
    高校生も楽ではないが、
    大変さの種類がまた違う。

    学童の先生がいろいろなタイプに
    描かれているのが良い。
    実際、子供はいろいろなタイプの大人に
    接して育ったほうがいいと思う。
  • すいとうのひとやすみ
    2年。すいとうとけんいちの一夏のキャンプの思い出話。
    キャンプ場での絆の深め合いや、人とのマナーでみんなハッピーになれる。かえるの存在もなんだか不思議で面白い。
  • ちょきんばこのたびやすみ
    今回はけんいちのぶたの貯金箱が日本一周したいって!

    おばあちゃんが2人(1人と1個?)を連れて向かったのは…日本一周駅弁フェア!!
    さすがけんいちのおばあちゃん。期待を裏切らないノリと発想!!ワハハハハ

    夜、ぶたの貯金箱と一緒に布団に入るけんいち。
    2人とも顔が丸々していてかわいい。
    ぶたの貯金...続きを読む
  • なりたいわたし
    3年生になった千愛は仲良し4人組の友達との学童での関係がうまくいかず悩む。
    来年の学童継続の話になった時、千愛以外はみんな将来なりたい事が決まっていると知り、千愛はなりたいものが決まってない自分のことを考える。
    将来ではなく自分がどうありたいのかについて考えた千愛の行動により、友達との関係に亀裂が生...続きを読む
  • とっておきの詩(し)
    「国語の時間、「ふ・ゆ・や・す・み」の文字を、一文字ずつ頭につけて文章をつくる、ことば遊びの勉強をした。冬休みに「詩」をつくる宿題をだすから、そのための練習だって。北森先生、また文集をつくるみたい。冬休みに入って、ずっと考えていたけど、ひとつも「詩」できんかった。ほんまは今日ひとつできたけど、母ちゃ...続きを読む
  • 地下室の日曜日 おばけだってなやみます
    優しくて、仲良しになれるなれるお話。
    関西弁のキャラクターがいるので子供は読むのに少し苦労してたかな。
  • みつばちと少年
    児童文学に求めるさわやかさがあった。
    だれにでも生きる力が必要だ。経験は人生最大の財産であり、経験を共有できる仲間がいることの素晴らしさを感じた。
    この本には心にとどめておきたいフレーズが多くある。
  • ダッシュ!
    リレーの話。主人公がなぜキャプテンに選ばれたのか、もう少し前のキャプテンが説明してあげても良いと思った。ノーヒントで辿りつくのは結構難しい。ただ先生は繰り返し伝えていたなと思う。
  • イーブン
    不登校になった中1美桜里。取り巻く複雑な環境。さらには周りの人たちを取り巻く複雑な環境。
    それぞれに抱えた過去があり、うごめく感情、どうにもできない行動言動。いろんなことが絡み合っているが、少しずつ解け始めて一歩前へ進める希望が見えて来る。多すぎず少なすぎない人物関係、物語の進みに、また村上しいこさ...続きを読む