村上しいこのレビュー一覧

  • 音楽室の日曜日
    ここは、せんねん町まんねん小学校。どこにでもある小学校ではありません。たとえば、日曜日。音楽室では楽器たちが話しをしています。みんなで歌を歌いたいカスタネット。そんなのおかしいという鍵盤ハーモニカ。楽器たちは人間に演奏されるだけじゃなくて、自分でも合唱してみたくなりました。ピアノをひくのは、壁の絵か...続きを読む
  • とっておきの詩(し)
    「ぼく」が関西弁調で語る形式。
    関西出身の私には好都合な本。読み聞かせに使おうかな~。

    あらすじ
    冬休みに詩の宿題が出た。
    いくつか作ってみたものの、家族からボツを言い渡される。(あまりに正直で面白いため)
    夏の宿題の時の文集では、クラスメイトのみさきが先生にべた褒めされていたのに、何か面白くない...続きを読む
  • すいはんきのあきやすみ
    5歳2カ月で読んだ本。やっぱり関西弁で読むと、調子がいいわ~。S太朗も「れいぞうこのなつやすみ」に続いて気に入りました!
  • とっておきの詩(し)
    課題図書のコーナーにあった本。詩の書き方を教える本?いえいえ、そうなのかもしれないけど、主人公のつくる詩が文句なしに楽しい。関西弁だからなお楽しい。
    娘も噴き出して、お気に入りの仲間入り。
    詩ってこんなふうに書いていいんだ、と大人も目からうろこの一品です。
    むすめ
    わたしも、あんな詩が書けたらいいな...続きを読む
  • れいぞうこのなつやすみ
    S太朗5歳0カ月で読んだ本。関西弁で、リズムがよく、おもしろかった(絵本ではありません。)S太朗にオオウケ。
  • ストーブのふゆやすみ
    待ちに待った、家族のスキー旅行。
    一緒に行くことになったのは、なんとストーブ!?
    ありえない笑える話に、関西弁のテンポがぴったり。
    子供に読み聞かせる時は、不慣れな関西弁にも自然と力がはいります。

  • 用具室の日曜日 へたな手品師はすぐおこる
    今回の「まんねん小学校」シリーズの舞台はの公園。
    そこで行われているイベントに用具室の仲間たちが訪れる。
  • あえてよかった
    最後まで主人公に違和感を持ちつつも、よく取材されてるんだろうな、と思う。大人たちに深みがないのが残念。
  • 空はいまぼくらふたりを中心に
    違和感があったことが2つ

    他人のジェンダーに関する事をみんなの前で言ってしまう無自覚さの扱い。若さだから、で流せない違和感。
    ラストの展開が、うわー青春、って思えなかったこと。これは自分がもう青春からかけ離れたからかもしれないけれど笑

    そのしこりがあってなんかスッキリしなかったなぁ。
    でも作中に...続きを読む
  • みつばちと少年
    「北の太陽」の子どもたちと過ごすひと夏の物語。

    雅也は夏休みに、北海道の養蜂場で働くおじさんを訪れる。寝泊まりするのは「北の太陽」。さまざまな事情を抱えた5人の子どもたちが暮らしている施設だ。相手の気持ちを考えて話すことができず生きづらさを抱えている雅也は、同様に困難を抱えた北の太陽の子どもたちと...続きを読む
  • あえてよかった
    妻の遺言(⁈)で、児童放課後クラブで働き始める58歳男性が主人公。
    彼には感情移入できなかったが、私と同世代であり、50年前との子どもたちの取り巻く環境の違いを改めて確認できた1冊。
  • あえてよかった
    妻を亡くした大地が、学童の仕事を始める。

    色んな子どもがいて、どう関わっていくか試行錯誤する大人たち。次はどんな子どもが出てくるかな?と楽しみながら読めた。

    ただ、大地の年齢設定と、美月と会話している時の大地の雰囲気がなかなか自分の中で腑に落ちず、なんだかすんなりと飲み込めない部分があったので☆...続きを読む
  • 死にたい、ですか
    死にたいと生きたい。そんな狭間の中で苦しむことが、自分の子どもにも訪れるかもしれないと思うといたたまれない。いじめる側といじめられる側を経験したわたしが母となり、子どものいじめ問題に直面した時、どうやって我が子の浮き輪になってあげられるか。
  • あえてよかった
    妻の美月が亡くなり、生きる希望を失ってしまった58歳の大地。
    夜になると美月と会話するのが日課となり、そこで「子どもを育ててみて欲しい」と言われる。
    そこで学童保育で働き始めるのだけど、ここに来ている子達が、現代の問題をよく表している。
    発達障害、不登校、離婚、愛着障害など、様々な状況の子が登場し、...続きを読む
  • あえてよかった
    有名な児童文学作家、村上しいこさんの一般向け作品ということで、読む前から楽しみにしてました。

    主人公が58歳の大地、奥さんが美月、という名前であれれ?結構イマドキの名前じゃないかなと。

    大地の言動にもちょっと違うよーと思うところ多々ありましたが、さすが村上しいこさん、最後はキレイにまとまったてま...続きを読む
  • あえてよかった
    子どもは可能性に満ち溢れている。
    その可能性に、どうやって大人が気付いて導いてあげるか、子どもの声を聞き取っていくか、改めて考えさせられました。

    そして、可能性があるのは子どもだけじゃない。
    大人になってなお、自分自身で気付かずにいることがある。
    大切に思われていたり、思いもしていないほどに周囲の...続きを読む
  • 音楽室の日曜日 歌え! オルガンちゃん
    オルガンちゃんがどうやって恥ずかしいのをなおしたらいいかをピアノがトライアングルにきいて、トライアングルが「チーン」と言ったのがとても面白い
  • すいはんきのあきやすみ
    長男の学校の図書室本。わがままおやすみシリーズらしい。ちょっと気の強い女の子の炊飯器ジャーちゃんが、可愛かったです。会話がすべて関西弁なところも新鮮でした。
  • 防災室の日曜日 カラスてんぐととうめい人間
    我が家の子供たち(7歳と3歳男子)が好きな日曜日シリーズ。今回のはカラスてんぐという馴染みのないキャラが出てきたことと、「防災室」自体に馴染みがないこともあって、イメージがしにくかったストーリーなのかもしれない。
  • なりたいわたし
    学童クラブでの自分を含む同級生4人組の関係に気を使う小学3年の愛空。4年生になったら自分以外はそれぞれのやりたい事をするため学童をやめると聞いたことをきっかけに友だちに合わせてばかりの自分に気づく。ハラハラしたけど結末に安心した。