村上しいこのレビュー一覧

  • うたうとは小さないのちひろいあげ

    Posted by ブクログ

    素直に感動してしまった。

    中学時代に受けたいじめの影響で引き込もっている女子高生というありがちな設定で、平文だと理屈っぽかったり、くどくなりそうな場面もあるが、挿入された短歌の効果か全く気にならない。

    試合以降に詠まれる短歌はどれもとても良いのだが、特に最終盤の2首、主人公二人の連歌と部長の惜別の歌は、何度も読み返して味わいたくなる。

    巧拙含め、登場人物がいかにも詠みそうな歌を作れる作者の詠歌力には感心する。
    さすが作家は言葉のプロだと思う。

    伏線の中で、主要周辺人物1人の訳ありげな過去が回収されずに残されたが、敢えて回収しなかったか、それともいつか続編が書かれるのか。

    0
    2015年08月14日
  • ダッシュ!

    Posted by ブクログ

    陸上部の真歩は、突然キャプテンをまかされることになった。キャプテンってなにすればいいの? 有望な1年が入ってきたことで、400メートルリレーのレギュラーの座さえ危ないというのに、なんで私が? 私なんか、といつもどこかで諦めてしまっていた真歩が少しずつ成長していく、等身大の中学生の物語。

    0
    2015年06月23日
  • ノンキーとホンキーのカレーやさん

    Posted by ブクログ

    ノンキーとホンキーのカレーやさんは、あした開店です。ホンキーは朝からイライラして、ノンキーののんびりがきにいりません。かいものにでかけたノンキーは、ホンキーにおこられないよう、早くかえろうとするのですが、肉やのおばさんに用事をたのまれて…。カレーやさんはちゃんと開店できるのかな? ホンキーがイライラしてたのには理由があったんです。

    0
    2014年07月14日
  • とおせんぼ

    Posted by ブクログ

    かわいいな~~

    あそんでほしい鬼の子がみちゆくひとをとおせんぼするけどだれもたちどまってくれない(笑)

    おじいさんがたちどまって「とおせんぼの仕方がなってない!極意をおしえてやる」っていって
    自分のお茶屋さんにつれてって
    1年間みっちりしこんで
    お茶屋をたててあげて
    団子屋を開くってはなし

    いいおじいさんだな~
    かわいいなー

    0
    2014年06月21日
  • ダッシュ!

    Posted by ブクログ

    陸上部の真歩は、先輩の指名で思ってもいなかった部長になる。ユニークな顧問と個性あふれる部員たち。自分に部長の資格があるのかと迷ってばかりの真歩が、1年の後、つかんだものは……。

    0
    2014年06月21日
  • 図工室の日曜日

    Posted by ブクログ

    日曜日の小学校の図工室、セロテープやのりや石膏像など、図工室の道具たちがおしゃべりをはじめます。そこへ、小さな動物園から逃げ出したライオン刈りされたネコが逃げ込んできます。
    こんな紹介文だけで、いろいろ想像できるかと思いますが、楽しいお話でした。登場人物(??)が関西弁なのも雰囲気を盛り上げます。
    シリーズで音楽室や図書室・理科室などあります。
    小学校の低学年の子にオススメ。高学年でもジョークの好きな子は、楽しめるのでは。

    0
    2014年04月08日
  • とっておきの標語

    Posted by ブクログ

    先生がいきなり「標語を作ってください」なんていう。標語ってなんやねん。あ、いいのんできた。「赤信号たまにはでてみろ黒信号」先生におこられた。 標語のテーマは「さいきんクラスで感じていること」やねんて。ぼくらの班は、けんかのなかなおりができる標語を考えることになったけど、家に帰ったらお父ちゃんとお母ちゃんがおおげんかしてて…。

    0
    2013年04月16日
  • れいぞうこのなつやすみ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人気のやすみシリーズ。
    冷蔵庫に夏休みを取られた日には大変!ですが、
    この家の人たちは冷蔵庫の言うことを聞いてあげて、冷蔵庫をプールに連れて行ってあげます。
    長谷川義史のイラストが効いている!
    特に、冷蔵庫のでかい口やビキニ姿(^_^)

    0
    2012年09月01日
  • れいぞうこのなつやすみ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    冷蔵庫が夏休みを要求してきて、さあ大変。
    長谷川義史さんのインパクトのある絵といい、関西弁といい、笑える要素がいっぱいの楽しい絵本。
    (読んだ時期:6歳)

    0
    2012年08月27日
  • れいぞうこのなつやすみ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    冷蔵庫に目と口とかあるのが面白い。冷蔵庫って男だと思う?女だと思う?女なんだって。「コ」がつくから。
    だいたい冷蔵庫になつやすみがあるの変だよねー。
    ぼくんちの冷蔵庫には秋休みか冬休みあげるからさ、夏は頑張ってよっていうよ。暑いからさ~。冷蔵庫なしは無理でしょ。(S8)

    0
    2012年08月07日
  • とっておきのはいく

    Posted by ブクログ

    季語とか考えず、ことばのリズムで五・七・五!
    とても楽しそう!
    小さい子のことばのセンスって、どうしてこんなにステキなんだろうって思ったこと、ないですか?
    俳句あそびって、いいかもしれない。学校で流行るかも…?

    0
    2012年03月03日
  • とっておきの詩(し)

    Posted by ブクログ

    一年生たちに読み聞かせをしているところで一緒に聴いてたことのある本。
    課題図書だったのね!
    子どもたちにめちゃくちゃウケていた!
    素敵でした、男の子、って可愛い。

    0
    2012年02月24日
  • これ、もっていき

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・関西弁。
    ・夏の田園風景。やおやさんからの帰り道、「これ、もっていき」と呼びかける声。きゅうりやトマトは嬉しいけれど、ちょっとご遠慮したいおすそ分けもあるようで。

    ・くっきりした絵ではないが、遠目にも鮮やかで、違う魅力がある。

    0
    2012年02月14日
  • 図書室の日曜日

    Posted by ブクログ

    日曜日の図書室で、国語じてんと英語じてんが話していると、のっぺらぼう(ただし顔のらくがきつき)が口をはさんだ。「らくがきをかいたはんにんをさがしてほしい」だって。よし、図書室には名探偵がいっぱいいるぞ。ところがホームズはじめ世界の名探偵はみんなおでかけ中。かわりにでてきたのは、おだのぶながとみとこうもん。う~ん、だいじょうぶかな?

    0
    2013年07月19日
  • 理科室の日曜日

    Posted by ブクログ

    理科室の道具に親近感がわく。自慢したい気持ちっていいことなの?いけないことなの?自分の考えついたことや、気持ちを誰かに伝えこることって、とっても難しい。

    0
    2011年05月14日
  • 理科室の日曜日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ここはせんねん町、まんねん小学校。どこにでもある小学校とはちがいます。とくに日曜日は・・・理科室の流しに水をはって、実験道具などのみんなで水泳大会をして遊んでいました。顕微鏡の友達の天体望遠鏡が「こどもの城」という施設で宇宙館長をしているというので、みんなで遊びに行ってみることに。すごい活躍の天体望遠鏡に、顕微鏡はちょっと羨ましい気持ちだったのですが・・・。

    0
    2011年05月12日
  • 音楽室の日曜日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ここは、せんねん町まんねん小学校。どこにでもある小学校ではありません。たとえば、日曜日。音楽室では楽器たちが話しをしています。みんなで歌を歌いたいカスタネット。そんなのおかしいという鍵盤ハーモニカ。楽器たちは人間に演奏されるだけじゃなくて、自分でも合唱してみたくなりました。ピアノをひくのは、壁の絵から出てきたベートーベン。さてさて、ちゃんとできるかな?

    0
    2011年05月12日
  • とっておきの詩(し)

    Posted by ブクログ

    「ぼく」が関西弁調で語る形式。
    関西出身の私には好都合な本。読み聞かせに使おうかな~。

    あらすじ
    冬休みに詩の宿題が出た。
    いくつか作ってみたものの、家族からボツを言い渡される。(あまりに正直で面白いため)
    夏の宿題の時の文集では、クラスメイトのみさきが先生にべた褒めされていたのに、何か面白くないつよし。
    最後にできた詩を学校に持っていくと、たまたまみさきもほとんど同じ詩を書いてきていた。
    みさきには、「つよしくんの書いた詩のほうがすきや」、おまけに「つよしくんも・・・すき」と言われ・・・。
    「すき」という新しい詩を作り、だれにも見せられへんとっておきの詩にする、という話。


    つよしの詩は

    0
    2010年10月25日
  • すいはんきのあきやすみ

    Posted by ブクログ

    5歳2カ月で読んだ本。やっぱり関西弁で読むと、調子がいいわ~。S太朗も「れいぞうこのなつやすみ」に続いて気に入りました!

    0
    2010年10月05日
  • とっておきの詩(し)

    Posted by ブクログ

    課題図書のコーナーにあった本。詩の書き方を教える本?いえいえ、そうなのかもしれないけど、主人公のつくる詩が文句なしに楽しい。関西弁だからなお楽しい。
    娘も噴き出して、お気に入りの仲間入り。
    詩ってこんなふうに書いていいんだ、と大人も目からうろこの一品です。
    むすめ
    わたしも、あんな詩が書けたらいいな!何年生くらいになったら書くのかな?わたしも書いてみたい。いますぐ一個、書いてみたい。難しいのかな!やってみたいな。

    0
    2010年09月22日