あえてよかった

あえてよかった

1,584円 (税込)

7pt

「今を生きる」子どもたちが教えてくれる光。

大地(58歳)は妻に突然先立たれ、自暴自棄の状態。愉しみは三日月の夜に現れる妻の気配と会話すること。そこで亡き妻から、彼女の切実な願いだった「子どもを育てる」の実践を頼まれてしまう。しぶしぶ学童保育所のバイトを発見し働き始める大地。ある程度働いたら、自分も妻の後を追うつもりだった。
そこで出逢う令和の子どもたちとのやりとりは想定外のことばかり。親の離婚、発達障害、愛着障害、不登校・・・子どもたちの悩みや心の傷、ピュアな思いにふれるうちに、知らず知らず大地にも大きな変化が訪れていく。子どもも、大人も、みんな「うまくいかない」何かを抱え、もがきながら生きている。
そんなある日、ある保護者から、大地は思いもかけない大きなギフトを受け取る。それは、亡き妻からの大切な思い--「生きる希望」。
そして、大地はある決心をするのだった。

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あえてよかった のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年01月08日

    亡くなった奥さん美月の、主人公の大地に生きる希望を気づかせてあげたいという思いに感動した。手紙、想いを遺してから逝くことの大切さがわかった。

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    Posted by ブクログ 2023年07月05日

    最愛の妻を失い、生き甲斐を失った男性が子供たちとの出会いをきっかけに生きる意味を見つける物語。
    児童文学の巨匠とも言える村上しいこさんの作品。
    読んでいくにつれて心が温まっていく不思議な感覚が味わえた。
    是非、読んで欲しい。

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    Posted by ブクログ 2024年04月01日

    妻を亡くしたおじさんが、生前妻が望んでいた「子どもを育てる」お仕事をする話。
    私自身は子どもと関わる機会なんてほとんどないので、子どもを取り巻く問題や、成長する過程においてぶつかる壁について学ぶことができた。
    色々なパターンの子どもが出てきて、その全ての問題が円満に解決する訳でなかったのが、現実的だ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月10日

    展開はきれいに進まないのが納得感ある。現場ってこうなんだろうな。主人公の軽薄なところに共感してしまう。同じ歳だし。淡々と流れつつラストで熱くなる。ここも自然でめちゃ感情移入。読後感、爽やかー。

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    Posted by ブクログ 2023年11月21日

    学童がテーマの話しなんて今まで読んだ記憶がないので斬新だったけど主人公の58歳の大地がポンコツ過ぎて苛立ちを覚えた!笑

    妻に先立たれ、自暴自棄になったところに
    妻の美月が三日月の夜に現れるという
    彼女の願いは、子どもが欲しかったけど
    それは叶えれなかったので
    妻の代わりに子どもを育ててとの願いのた...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月26日

    未完成な子どもと、不完全な大人が一緒に成長していく。心に響きました。子どもと接するとき、自分が不完全であることを自覚していたい。

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    Posted by ブクログ 2023年09月16日

    大地は、妻に先立たれ、独りになり自暴自棄になっていた。
    もう生きていても…という無気力のなか妻の気配を感じて会話をする。
    誰のために、なんのために生きているのかわからないと言うと亡き妻は、死ぬ前にひとつだけ頼みを聞いてと。
    それは、子どもを育てるのが夢だったから自分の代わりに子どもと関わって話しを聞...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月15日

    タイトルに惹かれて手に取ったものの…良かった!
    学童が舞台なのですが、子どもたちと触れ合う職に就いていたこともあり、悩ましいことも嬉しいことも、もどかしいことも楽しいことも、かなり感情移入して読んでしまいました

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    Posted by ブクログ 2023年08月28日

    生きる意味を見出せなくなった主人公の、再生と成長を描いた感動小説。

    子供たちとの交流を通じて、心の傷を癒し、自己肯定感を取り戻す姿に勇気をもらいました !

    昭和と令和の子供の違いや、教育現場の大変さも描かれており、読者を深く考えさせる一作。

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    Posted by ブクログ 2023年07月30日

    小学校の放課後クラブに昭和のおじさんが働くっていうコンセプトはいいんだけど、死んだ奥さんがでてくる設定いる?っていう感じで入り込めなかった。大地さんが信頼勝ち取っていって成長する話のほうがよかったな。

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あえてよかった の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    小学館
  • ページ数
    288ページ
  • 電子版発売日
    2023年04月12日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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