村上しいこのレビュー一覧

  • 海は忘れない

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    ネタバレ

    主人公は女子高校生・遙瑠。彼女が交通事故に遭い、昭和33年にタイムトリップするファンタジー×戦争記憶の物語。タイムトリップ先の昭和33年の日本は新しい時代になってきたが、いまだ戦争を美化する大人と戦争の記憶がない高校生の境目にある。戦争の史実、すなわち史実をを知らないと昇華できない。大人の役割は子どもに戦争の史実を伝えることで「戦後になる」と感じた。天皇陛下の玉音放送で「終戦」ではなく「敗戦」をはっきり言うべきだった感じた。この作品は、過去と現在を結び、人々の記憶の中で戦争の意味を問い直す物語である。⑤

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    2025年10月18日
  • 海は忘れない

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    中高生にも勧めたい作品だった。戦後に生きた人たちの戦争の傷痕は教育や家庭にも影響しそして心の弱い人、たくましく生きる人平等に書かれていて仕方がなかったとか曖昧に終わらせる事なく心に響く、考えさせられる、内容だった。

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    2025年09月30日
  • 海は忘れない

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    戦時中ではなく、戦後に視点を当てた作品は初めて読んだ。
    昔の人は理不尽なことも多かったけれど、人とのつながりの中、たくましく生きている感じもして、SNS社会の人とのつながりが薄くなっている現代がなんとも言えない感じがしてきた。

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    2025年09月27日
  • 海は忘れない

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    戦後80年のこの夏、読んで良かったと思える本に出会えた。

    倉田山高校2年の遙瑠は、演劇部に所属している。今年の演目のテーマを戦争にするか、日常の面白おかしく作品にするかで意見が分かれていた。
    どうやら戦争になったことで、もやもやとした気持ちのまま帰宅中に事故に遭う。
    そして気づくと遙瑠は、昭和33年の高校生、浜口晴子になっていた。

    昭和33年、まだ戦争の跡が色濃く残っていて、晴子として生活していくなかで、友人の紗代や恵美子や真一たちが何を感じているのかが、真っ直ぐに伝わってきた。

    中高生にも戦争についてどう考えているのか、この本を読んで語ってほしいなと思う。





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    2025年08月20日
  • 海は忘れない

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     先の戦争を意識せずに暮らしている私にとって刺さる小説!令和7年と昭和33年とを行き来しながら、何気ない日常を奪う非情な「戦争」と戦争で変わっていく「人間」の性を考えてしまう。「戦争」について考え続けねばならぬ!作者の真摯な筆致に魅了された。

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    2025年07月21日
  • うたうとは小さないのちひろいあげ

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    短歌を詠む「うた部」の高校生のひと夏を描いた物語です。
    主人公の桃子は、「高校では友人を作らない」と決めで新生活をスタートさせます。同じ中学校から進学したものの引きこもりになってしまったかつての親友・綾美との関係もぎくしゃくしたまま。
    そんな中、2年生の清ら先輩に強引に「うた部」連れていかれて短歌に出会い、「うた部」の先輩たちとともに短歌甲子園への出場をめざして県予選に挑みます。

    作中に出てくる石川啄木や在原業平の歌とその解釈は講釈臭くなくてストレスなく頭に入ってきますし、登場人物が折々に詠む短歌は物語と合わさって心に響きます。

    ストーリー展開は少しご都合主義というか、「そんな風に上手くい

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    2025年06月04日
  • 理科室の日曜日 ハチャメチャ運動会

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    ネタバレ

    2025/06/02
    人体模型と三角フラスコとビーカーが喧嘩っぽいやつをしていたのに、最終的に仲良くなるのが面白かったです。タイトルから想像していたお話とは違いました。

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    2025年06月02日
  • なりたいわたし

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    全小学生女子とかつて小学生だった女児母に読んでもらいたい
    読み終わって直後、胸がいっぱいで声が出るほど泣いた
    まだ思春期と言うには早いけど、大人への道を踏み出すスタートラインについて子達を描いていて、ここから自分を確立する長い道のりが始まるんだな
    親として支えていきたいと思わされる一冊
    小学校中学年くらいは、もともとの性格やそれぞれの発達進度の違いから、なんか違うよね、と思ったことを排除しがちな年代なのかと思う
    大人の言葉の裏にある経験を読み取ることはできないけれど、そこにあるある種のズルさや経験したから分かること、に対しての批判的な視線は成長してる
    大人だったら合わないから離れようと思うよう

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    2025年01月31日
  • 職員室の日曜日 図書魔女ちゃんとバクちゃん

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    獏ちゃんが可愛い〜。悪夢にしてあげる努力はしてあげているみんなかっこよすぎる。でも途中から悪いことと理解して考え直すみんなに考え直される。

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    2024年10月28日
  • 地下室の日曜日 おばけだってなやみます

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    このお話は、地下子という鬼の女の子が悪い噂が何者かによって流されてしまい友達を作れないから作りに行くというお話です。(‎どんな噂か気になる人は買ったりかりたりしてみてください)
    そこで子供たちの悪い噂の誤解も解けて一緒に鬼ごっこをするのですが、(地下子が鬼です)やっとタッチしたと思ったらすぐにタッチされてしまいずっと鬼が続いてしまっていました。その後の地下子は………
    続きは本を読んでみてください‼️

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    2024年08月18日
  • テレビのずるやすみ

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    2024/07/10
    普通にテレビがズルするのかなぁと思ったら、本当にバチって切れたり、本当にズル休みするからビックリした。
    消してっていわれたのを、ジョンって言うズル休みするテレビが消せるからすごいって思った。

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    2024年07月11日
  • 理科室の日曜日 ハチャメチャ運動会

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    大好きな日曜日の学校シリーズを久しぶりに借りた。三角フラスコと人体もけいの心のうちのやりとりと、最後許しあってほっこりする感じが良き。
    小2男子、4歳男子。

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    2024年01月21日
  • 青春は燃えるゴミではありません

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    テーマが進路、お金、友情、という切実な内容だっただけに色々考えされられることがありました。

    友達だってお互いの環境でその人の受け止め方がかわる。一作目の桃子と綾美と今作で相手への感情が違うように。なので3人のバランスが崩れるのはわかるが、相手を思い遣った発言でもでも、邪魔、という言葉を選んでしまうのは、なんだかなぁ、と。言葉にセンシティブなはずのキャラが言うには残酷な言葉だ。

    あとはお金の問題は切実で、故に母親の行動もわかるが、確かに先生の言うとおり、子供の歩くペースもある。スピード感、ペースが合わないって、すれ違いの根本原因だったりするよなぁ。

    あと、この作品って別に高校生達に寄り添わ

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    2023年12月24日
  • みつばちと少年

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    三重の特性ある男の子が13歳の夏に、叔父の北海道の養蜂所をたより、児童福祉施設の子どもたちと関わる中で再生、成長をしていく話。

    #中学受験 の出題も多い。
    #みつばちマーヤの冒険 (世界の名作全集12高橋健二訳)からの注釈もなかなか多く、施設長はキリスト教信者を匂わせる発言もある。故に、ミッション系での出題も多いのか?

    個人的に16章は目頭が熱くなった。

    #ブックサンタ

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    2023年11月17日
  • すいはんきのあきやすみ

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    1.2年。再読。すいはんきと一緒にいろんな種目に出場。すいはんきが泣いたり喜んだりととっても楽しい。運動会が終わっても心が通じ合って大切にしたくなる心温まる良い作品。

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    2023年09月21日
  • 理科室の日曜日

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    どこかに行っていつも無料だと思っちゃってお金を持たないままいちゃってお店の中で「えー」となるのが一番好きなところです。

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    2023年06月10日
  • とびばこのひるやすみ

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    1年生〜楽しく読めると思います。でも1年生って跳び箱まだやってないかも?
    「あんたええ子やな。あめちゃん、あげるわ」がいかにも関西。

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    2023年06月06日
  • とっておきの詩(し)

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    自分は詩と聞くとカタく考えがちですが、この本を読むと、素直に感じたことを切り取るのが詩なのかな…と思いました。
    つよしくんの詩は北森先生には刺さりませんでしたが、わたしは好き、と言ってくれるみさきちゃんの存在が素敵でした。
    2、3年生向けかなと思いました。

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    2023年06月06日
  • へんなともだち マンホーくん ようかいオッシーをやっつけろ!

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    マンホーマンホーと呪文を唱えると、マンホールカードからトンボが飛び出た。すごいんだよ

    2023/03/05 5歳

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    2023年03月05日
  • 図工室の日曜日 おいしい話に気をつけろ

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    子供たちの大好きな日曜日シリーズ。
    図工室のこのお話は、かっぱ温泉のおばちゃんが出てきます。悪そうな人がやっぱり悪い人だということが分かって、でも100万円、20万円の損得のあたりの話は3歳児には難しかったようです。

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    2023年02月18日