あらすじ
小学3年生の千愛(ちなる)は、最近友だちの輪にうまくなじめない…女の子の友情と悩み、将来へのあこがれを描く、やさしくてちょっぴりほろにがい物語。
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Posted by ブクログ
全小学生女子とかつて小学生だった女児母に読んでもらいたい
読み終わって直後、胸がいっぱいで声が出るほど泣いた
まだ思春期と言うには早いけど、大人への道を踏み出すスタートラインについて子達を描いていて、ここから自分を確立する長い道のりが始まるんだな
親として支えていきたいと思わされる一冊
小学校中学年くらいは、もともとの性格やそれぞれの発達進度の違いから、なんか違うよね、と思ったことを排除しがちな年代なのかと思う
大人の言葉の裏にある経験を読み取ることはできないけれど、そこにあるある種のズルさや経験したから分かること、に対しての批判的な視線は成長してる
大人だったら合わないから離れようと思うような状況でもそれはできないし、できずにもがいていたら相手の気持ちを知ることもできる
女の子たち頑張れ!!!
Posted by ブクログ
3年の女の子のお話。
自分に自信がなかった女の子が、仲良しの友達3人との友達関係の紆余曲折を通して成長し、自分のいいところを見つけ少しだけ大人になっていく物語。
主人公の千愛(ちなる)ちゃんが悩みながらも自分と向き合う姿に心を打たれました。
しっかりと自分を見つめ成長しようと頑張っている姿をみて、わたし自身もまだできることはあると考え直すきっかけになりました。
この頃の女の子って、難しいけど自分の気持ちを相手に伝える努力は惜しんではいけないと思いました
Posted by ブクログ
学童の雰囲気、女の子4人組のヒリヒリした空気、あまりにリアルでハラハラした。
ハッピーエンドになりすぎで、大人からするとちょっと、消化不良だけど、その結末もまた、読者となる小学生へのメッセージなんだと思う。
Posted by ブクログ
3年生になった千愛は仲良し4人組の友達との学童での関係がうまくいかず悩む。
来年の学童継続の話になった時、千愛以外はみんな将来なりたい事が決まっていると知り、千愛はなりたいものが決まってない自分のことを考える。
将来ではなく自分がどうありたいのかについて考えた千愛の行動により、友達との関係に亀裂が生じてしまう。友達とのギクシャクや誤解を解くためにを話し合う場面では千愛も誤解していたことに気づく。
小学生の頃の友達との関係が良好ではなかった自分の子ども時代のことをありありと思い出してしまうぐらい、リアルな小学生目線で描かれいて胸がギュッとなった。
千愛の自分がどうありたいのかを考え、誤解している所についてお互いに理解しようという気持ちがこれから大人になるにつれて糧となるだろうな。