【感想・ネタバレ】あえてよかったのレビュー

あらすじ

「今」を生きる子どもたちが教えてくれる光。

大地(58歳)は妻に突然先立たれ、自暴自棄の状態。愉しみは三日月の夜に現れる妻の気配と会話すること。そこで亡き妻から、彼女の切実な願いだった「子どもを育てること」の実践を頼まれてしまう。しぶしぶ学童保育所のバイトを発見し働き始める大地。ある程度働いたら、自分も妻の後を追うつもりだった。
そこで出逢う令和の子どもたちとのやりとりは想定外のことばかり。親の離婚、発達障害、愛着障害、不登校・・・子どもたちの悩みや心の傷、ピュアな思いにふれるうちに、知らず知らず大地にも大きな変化が訪れていく。子どもも、大人も、みんな「うまくいかない」何かを抱え、もがきながら生きている。
そんなある日、ある保護者から、大地は思いもかけない大きなギフトを受け取る。それは、亡き妻からの大切な思い--「生きる希望」。
そして、大地はある決心をするのだった。

※この作品は過去に単行本として配信されていた『あえてよかった』 の文庫版となります。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

「子どもたちの未来に触れる仕事」の台詞に感銘を受けました。発達障害だけでなく、令和の子どもたちのことをよく取材して執筆しているのが伝わる作品でした。
最後は心がすーっと、洗われる気持ちになりました。

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2025年12月09日

Posted by ブクログ

村上しいこさんの作品ははじめてでした。
妻に先立たれ生きる気力をなくしてしまった58歳の大地さん。
亡くなった奥さんからの頼みで学童保育で働き始め、そして...っていうお話。
子どもたちの様子や感情がリアル。
リアルすぎておもしろみがないくらいでした。
『あい』『あいしてる』『ともだち』『ゆめ』『ごめんなさい』『ありがとう』、そして『あえてよかった』。
シンプルで素敵な言葉が心に響きました。
ありがとうございました。

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2025年09月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

子どもをかわいい、無邪気、素直というような幻想ではなく、リアルが描かれていて、昭和と令和とはやっぱり違うよねってちょっと残念というか寂しい気分になったり、そうは言っても…と沸々したり、でも根本は同じかなと思ったり。
自分の子ども時代、自分の子育て時代を反省したり、誇りに思ったり。

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2025年06月20日

Posted by ブクログ

大人目線の児童小説といった雰囲気の作品。

妻に先立たれて生きる希望を失った58歳の男が学童保育所で働き始めた。育児経験のない彼は子供たちに翻弄されながらも奮闘するが・・・

ほっこり温かい気持ちになる作品でした。
子供たちとの触れ合いと亡き妻への想いが絡みながら進んでいくストーリーは、途中ややマンネリ感があるものの、最後は上手くまとめられていると思います。

それにしても育児や児童教育には正解がないとつくづく思います。
本作でも様々のトラブル、ハプニングが続出しますが、その時々の職員対応が適切だったかどうかは、最終的には子供たちが大人になった頃にようやく答えの一部が見える程度のものなのでしょう。
主人公が時おり軽率な言動を見せるのですが、「真剣ながらも気負わずに」というのが極意のような気がします。

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2026年01月17日

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