村上しいこのレビュー一覧
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いろいろな「おおあたり」が登場する。
賑やかでめでたい、明るい絵本。
【ママ評価】★★
勢いがすごい。
なんなら勢いが全てな感じがする。
内容が薄いというか、気楽に読んで楽しめるというか。
「おおあたり」の意味が微妙に感じてしまうものが多くて、少し気になってしまった。
なんでもかんでもプラスなことは「大当り」って言えばいいような感じがしてしまって。
絵の賑やかさがすごくてインパクト大。
【息子評価】★★★
「おおあたり〜」を真似していた。
言いたくなるよね。
きっと、この絵本の意図通り。
息子が楽しそうに真似する姿が見られるだけで、読んでる母は嬉しくなる。
良い絵本だ。
3歳1ヶ月 -
Posted by ブクログ
都道府県、電車、宝石、物の擬人化のパターンはいろいろある。長年愛用されてきた道具に魂が宿って付喪神になるというのは昔から言われてきて、割れた茶碗や楽器、下駄や傘なんかに手足が生えた様子を百鬼夜行絵巻で見た気がする。その擬人化された物たちのキャラクターは見た目や機能などから作り出されると思うのだが、れいぞうこを擬人化すると、こうなるかなと思っていたポイントがことごとくずれていて、「そうなの!?」と思うところが多かった。「れいぞうこ、女の子にしてはでかすぎん?」とか「意外とモジモジちゃんなんや」とか「ビキニの水着着るには四角て硬すぎん?」とか「れいぞうこ重いのに沈んでしまうやろ」とかページめくりな
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Posted by ブクログ
ネタバレ「北の太陽」の子どもたちと過ごすひと夏の物語。
雅也は夏休みに、北海道の養蜂場で働くおじさんを訪れる。寝泊まりするのは「北の太陽」。さまざまな事情を抱えた5人の子どもたちが暮らしている施設だ。相手の気持ちを考えて話すことができず生きづらさを抱えている雅也は、同様に困難を抱えた北の太陽の子どもたちと共に過ごす中で、前を向いて歩くことができるようになっていく。
『みつばちマーヤの冒険』の印象的な言葉の数々が、ときに雅也たちの心と重なり、ときに生きていく道を照らし、物語を彩っていたところが素敵だった。
クラスの中で遠ざけられ疎外感を味わい続けていた雅也が、「自分を受け止めてくれている」と確かに -
Posted by ブクログ
うた部シリーズ二作目。
今作も、クライマックスが上手い。
清らの無茶苦茶な約束が、どんな風に収束するのかなと思っていたけれど。
短歌のやり取りが、本音のやり取りと重なって。
選ばれた言葉は、「」に示される台詞よりも、伝わってくる気がする。
ただ、一つモヤモヤしたのがトキの扱い。
前作では引きこもり、今作は彼のジェンダーというテーマが軸になっている。
トキの気持ちは独白という形で読者が知ることにはなるわけだけど。
カミングアウトと、アウティング。
言われたからといって、言っていいわけでは、当然ないわけで。
トキを知るため、としながら、自分たちの主観で情報を回していく登場人物たちに疑問は残る