村上しいこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
近ごろの日本の児童書、YAは、本当にいじめ、不登校がらみのものが多く、それは書き手である大人にも、読み手である子どもにも、日常化した、リアルな問題なのだろうとは思う。が、あんまり多いので「またか」という感じだし、よほど出来が良くないと、感心も感動もできない。
で、これは、物語自体はたいしたことなく、市川朔久子の『よるの美容院』なんかの方が、よほど上手くて面白いのだが、なんと言っても短歌がきちんと書かれているところが素晴らしい。
ちゃんと詠み手のキャラクターを考えて作ってあるだけでなく、だんだん上手くなっていく様子も表現されている。
先日読んだ『ぱりぱり』など、主人公が高校生デビューした天才詩人