村上しいこのレビュー一覧

  • 教室の日曜日 パンツをはいた宇宙人

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    うちゅうじんの先生が言っていたのは、「パンツ」ではなくて、「パンジー」だったのか。うちゅうじんは、へんなパンツでも気に入ってくれるんだ。

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    2022年02月02日
  • 一年生なんだもん めざましくんと大とっくん!

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    時計の読み方と早起きが苦手なくみちゃん。目覚まし時計をセットしたのに今日も起きられない。なんと目覚まし時計も起きるのが苦手だったとはね!1年生にピッタリの読み物。

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    2022年02月02日
  • イーブン

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    イーブンとか、フラットとか、人と人のつながりの在り方について、現実には上手く行かないことも多いけれど、こうありたいと思えました。

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    2021年10月16日
  • うたうとは小さないのちひろいあげ

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    ネタバレ

    堅苦しくない短歌もありなんだな、と思った。

    そして、言葉の背景を知っているだけで、楽しみ方感じ方が広がるんだな、とも思った。

    桃子が綾美に泣いて謝るところがすごい。
    自分がひどいことをした相手に、真正面から謝るって、よほどの覚悟だろう。

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    2021年10月11日
  • ノンキーとホンキーのカレーやさん

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    せっかちなホンキーとのんびりしたノンキー。

    二人で始めるカレー屋さんの開店前日、ホンキーはピリピリ。大丈夫かな、とドキドキしてしまいます。

    低学年におすすめ。

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    2021年09月07日
  • 神さまの通り道 スサノオさんキレてるんですけど

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    自称神さまのスーさんと、おねがい係になったガンちゃんのお話。
    相手の気持ちを考えること、自分の意見を言うこと、大切だけど難しい。スーさんは神様っぽくはないけど明るくて楽しそう。

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    2021年08月23日
  • 死にたい、ですか

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    読んだことのない作家さんの本だったが、家族に自殺された遺族のお話とのことで興味深く思い手に取った。
    「なぜ自殺したのか?」を探し求めて心がばらばらになってしまう家族の描写がリアルだったし、それでも残された家族は前を向いて生きていかなければならないと気づかされた。

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    2021年08月22日
  • みつばちと少年

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    発達障害の疑いがある中学1年の雅也と、様々な事情を抱えて北海道の児童養護施設「北の太陽」で暮らす子どもたちとの交流を描く。
    彼らが共通して読んでいる『みつばちマーヤの冒険』から大切な言葉の引用がスパイスになっている。

    「普通」ってむずかしい。
    「普通」になりたいよなぁ。
    「普通に生きるって、世界を実感することだと思う。世界を実感すれば、きっと変われる」と雅也と海鳴の会話がやるせない。
    コミュニケーションがうまく取れない雅也と家庭がない海鳴は自分たちを「普通」とは思えない。
    でも「普通」ってなんだろう? 

    「自分の力ではどうにもならないことで悩む苦しさがわからないなら、大人失格です」
    「あき

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    2021年07月10日
  • ダッシュ!

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    悩める中3女子・真歩。陸上部キャプテン、一選手、受験生…。どうしていいかわからない真歩の胸に、前キャプテンからの言葉が刺さります。自分の言葉で話す、人のせいにせず自分で決める。…先輩そのとおりです!

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    2021年06月29日
  • 保健室の日曜日

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    「にせものの赤ちゃん」と言われて傷ついただっこ赤ちゃん。生きてるってしるしを保健室のみんなで探しに行くことに。

    ちょっとわかりにくいけど、なんとなく伝わるかな。

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    2020年12月18日
  • すいはんきのあきやすみ

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    運動会の朝、せっかくくりごはんをたいたのに、炊飯器のふたが開かない。

    運動会に連れて行ってもらった炊飯器。ケンカっぱやいところがちょっと…
    でもおもしろかった。

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    2020年12月10日
  • 図書室の日曜日

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    小学校の図書室の日曜日。

    低学年の読み物だと思うが、登場人物(?)は高学年の読み物もいるので、知らないキャラでも気にせず読めるかどうか、英語じてんのカタカナ英語混じりの話し方も、わかる人にはおもしろい。

    本にらくがきをしたすなかけばばあに対して
    「わるぎがなければ、なにをやっても、ええのんか。自分では、ちょっとしたいたずらのつもりでも、あいては、むちゃくちゃきずつくことも、あるねんで。」
    と言う国語じてんのセリフがよかった。

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    2020年12月10日
  • イーブン

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    ネタバレ

    日野美桜里(みおり)、中学1年生、両親は離婚して今は母と二人暮らし。学校では友達とのあるいさかいから不登校になっている。お母さんは、学校カウンセラーの仕事をしていて、さらに苦しんでいる女性の助けになる活動を始めたりして毎日忙しい。理屈っぽいところもあるけど、美桜里を小さな子ども扱いしない。
    お父さんとは時々会って話をする。
    物語冒頭から、母の留守の時に空き巣が入った。美桜里が一人でいるのは危ないという事で、学校に行かない代わりに昼間はおばあちゃん家にいく事になった。
    そこで、おばあちゃんの友達の、貴夫ちゃんというおじさんと16歳の登夢(トム)という少年がやっているキッチンカーを手伝う事になった

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    2020年09月08日
  • イーブン

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    人と人との関係は、イーブンでありたい。
    いろんなものを抱えた人がいて、どれも共感はできないけど、少しだけ分かる気がする、考えさせられるお話だった。
    頭ではわかっててもどうしようもできないこととか、理想と現実のちがいとか。でもきっと人は、歩み寄ろうとするものなんだろうな。

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    2020年08月24日
  • イーブン

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    いじめ、DV、離婚、虐待、とにかくいろんなことを背負ってる登場人物ばかり。
    美桜里の両親の心すれ違い描写は自分の家族にもあることで、どうやったら夫婦が上手く暮らしていけるのか考えさせられる。スカッとさわやかな話ではない。でも、救いのない話しではないから、読後感は悪くなかった。
    色んな社会的問題を心を同調させながら知るために、小学生のうちに何冊か読んでおきたい種類の本。

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    2020年08月14日
  • イーブン

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    パパのDVで離婚したママ。活動家で困っている女の人を助けている。堂々としてなんでも理屈でたたみかけるママと違って言いたいことが言えない美桜里は、あることから学校に行けなくなっていた。そんなとき、偶然出会ったキッチンカーのカレー屋さんに勤めるトムは、なぜか美桜里を気にかけてくれて…。人の痛みに寄り添える人たちが温かい物語。

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    2020年08月14日
  • 教室の日曜日

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    所々に子どもの学びになるような、人への心遣いや、守ると良い約束のようなものが出てきて、子どももよく聞いていた。関西弁なので楽しかった(声に出して読むのが難しくもある)。

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    2020年07月09日
  • ランドセルのはるやすみ

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    子供よりお父さんの方が、ぜんぜんしっかりしていな くて、お母さんにおこられていたところが、面白かったです。

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    2020年04月01日
  • 夏に泳ぐ緑のクジラ

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    難しい家庭環境の中でなんとか生きている子どもたちは、実際にはたくさんいると思う。
    表には出さず、心に秘めている子たちも含めて。
    登場する子ども、大人それぞれなかなかにシビアな境遇がリアルに描かれている。
    もののけの言い伝えの要素も歴史がからんでいるような設定。
    村上しいこさんは、短歌や詩が小説にうまく取り入れてある作品が多いが、この小説もそこが魅力の一つ。

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    2020年01月26日
  • とおせんぼ

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    ネタバレ

    最終のとおせんぼは、必ず足を止めずにはいられない。だんご屋のおじいちゃんの知恵ブラボー。自然と笑顔になるこのラストもいいのだけど、どうせひとりぼっちなんだと拗ねる小鬼にクマタカが優しく言った言葉「それはな、おまえに ぴったりの あいてが、まだ やってこないだけだ」「ああ、もちろん。きっと、くる。ここへ、くる。かならず、くる」が印象深く胸に響いた。孤独に苛まれる人にはなんて心強い励まし。
    小鬼が出くわす人々の中に昔話の登場人物がいたりの遊び心も愉快だった。

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    2019年10月25日