あらすじ
国語の時間、「ふ・ゆ・や・す・み」の文字を、一文字ずつ頭につけて文章をつくる、ことば遊びの勉強をした。冬休みに「詩」をつくる宿題をだすから、そのための練習だって。北森先生、また文集をつくるみたい。冬休みに入って、ずっと考えていたけど、ひとつも「詩」できんかった。ほんまは今日ひとつできたけど、母ちゃんが激怒して、ボツや。けっこうおもしろいと思ったけど……。次の日、「詩」の材料がおちてるかもしれないからって、母ちゃんと一緒に買い物に行くことになった。ぼくは、商店街で見たまま感じたままを書いてみたけど、家族のみんなは、どれもいまいちだって。ついに冬休みも今日で終わり。のんびり一日かけて考えようと思ってたら、朝からファンヒーターがこわれてしまった。父ちゃんとふたりで電気屋に行く途中、ついに、いい「詩」を思いついた!素直でユーモラスな詩が笑いを誘う、愉快な幼年童話。詩をつくる楽しさが伝わります。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
自分は詩と聞くとカタく考えがちですが、この本を読むと、素直に感じたことを切り取るのが詩なのかな…と思いました。
つよしくんの詩は北森先生には刺さりませんでしたが、わたしは好き、と言ってくれるみさきちゃんの存在が素敵でした。
2、3年生向けかなと思いました。
Posted by ブクログ
小学校で、詩とか川柳とか作らされたこと思い出すなあ。
模範解答的な詩もいいしけど、やっぱり、はちゃめちゃな詩が味があっていい。
そんな自由は詩は、小学生男子にし書けないと思います。
Posted by ブクログ
一年生たちに読み聞かせをしているところで一緒に聴いてたことのある本。
課題図書だったのね!
子どもたちにめちゃくちゃウケていた!
素敵でした、男の子、って可愛い。
Posted by ブクログ
「ぼく」が関西弁調で語る形式。
関西出身の私には好都合な本。読み聞かせに使おうかな~。
あらすじ
冬休みに詩の宿題が出た。
いくつか作ってみたものの、家族からボツを言い渡される。(あまりに正直で面白いため)
夏の宿題の時の文集では、クラスメイトのみさきが先生にべた褒めされていたのに、何か面白くないつよし。
最後にできた詩を学校に持っていくと、たまたまみさきもほとんど同じ詩を書いてきていた。
みさきには、「つよしくんの書いた詩のほうがすきや」、おまけに「つよしくんも・・・すき」と言われ・・・。
「すき」という新しい詩を作り、だれにも見せられへんとっておきの詩にする、という話。
つよしの詩は実際、子どもの生活に即した素直な素敵な詩で、「価値観は人それぞれ」みたいな事がテーマになるのかと思ったのだけど、ラストが「すき」と、それたため何か変な感じ。
そこが違ったら道徳なんかで使えそうだったのに~。
小学1~3年生位向け。
主にひらがな。漢字には全てふりがなつき。