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国語の時間、北森先生が変なことをいいだした。「今からしゃべる言葉は、五、七、五のリズムでしゃべるんやで」だって。どうやら「はいく」をつくる練習みたい。季語は気にしないでいいっていわれても、五、七、五の言葉が全然でてこない。しかも、休みの間にはいくをつくる宿題をだされてしまった。休みに入ってから、家族のはいくをつくって発表してみた。「かぎどこや いつもとうちゃん さがしてる」「ながでんわ 二時間十分 しんきろく」。つくったはいくは、みんなのあらさがしをしているみたいだといわれてしまった……。宿題ができなくてこまっていると、おばあちゃんが動物園へ連れていってくれた。動物園でクラスメイトのほそいみさきに会って、一緒に動物のはいくをつくりはじめたら……。第56回青少年読書感想文全国コンクール小学校低学年の部の課題図書に選定された『とっておきの詩』の続編。言葉のリズムと国語の面白さが伝わります。
Posted by ブクログ 2016年09月21日
国語の授業で先生が言った。
「いまからしゃべる言葉は五・七・五のリズムでしゃべるんやで」
子供たちが初めて俳句を作っていくお話。
「新しい発見や驚きをこの十七文字に込めて伝える」と言われて(季語は入れなくていい)作ってみた俳句は
とうちゃんは くつしたズボン ぬいだまま
いいわけは 空気たべて...続きを読む
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