村木嵐のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ千々石ミゲルが棄教に至ったのは、日の本の人々を南蛮人のために殉教させてはならないという使命のためだった。しかし、ミゲルが手本を示した棄教は、棄教者が切支丹弾圧に手を貸し、結果的に多くの殉教者を生んでしまった。
ミゲルの妻、珠が自分が夫にとってのマルガリータ(真珠)ではなかったと悟り、夫の想い人である伊奈姫を大嫌いになる描写は悲しい。なぜ、ミゲルが信仰心に薄い珠を伴侶に選んだのか不可解。
ミゲルの苦悩も珠の嫉妬も、ジュリアンのやさしい告解が許しを与えて救いとなった。登場人物が信仰の奴隷となり、人生を振り回されていたのが、曇天から降り注ぐ一筋の光のように美しい告解だった。
砒素中毒は簡単に治るのか -
Posted by ブクログ
天正遣欧少年使節団をテーマにしたマルガリータがとても素晴らしかった作者様のため、作者名で読みました。
今作は家康の側室の1人、阿茶を主人公に、阿茶とキリスト教、家康の匂わせ信仰を描いている。
正直、煙に巻かれたような読後感。当時のキリシタンになった高山右近やガラシャの侍女のいとは出てくるものの、パーツのような存在で、阿茶がいうほど影響力を与えた人物像には読めなかった。
阿茶にとって唐突に最愛となった、さいさまも、阿茶の最期までふわふわしているだけだった(それが西郷の魅力だとしても、聖女過ぎて伝わらない)
いまの自分には響かない作品でした。