村木嵐のレビュー一覧

  • 雪に咲く

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    村木嵐さん作品は、「まいまいつぶろ」に続いて2本目。越後高田藩のお家騒動の話と聞き、同じ越後人(新潟県民)として読んでみました。
    史実をよりドラマチックにして書かれているのでしょうが、欲が無く控えめな性格の主人公、小栗美作が幕府と藩政に翻弄される様子が切なく、何度か涙しながら読みました。
    日本三大夜桜で有名な高田、こんな歴史があったとは、興味深い作品でした。

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    2026年03月22日
  • またうど

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    またうどという一言が最期まで指針であった、主をもつ武士。
    そして政とは経営であるとした武士。最期にはお疲れ様でしたと声をかけたい。

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    2026年03月07日
  • まいまいつぶろ

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    泣いた。全編通して泣いた。
    ティッシュ1箱使った。

    お互い辛いことは沢山あったろうけど…
    唯一にして最大の味方がいる幸福。
    尊敬する主君の唯一の理解者であるという幸福。

    その絆は本物で、羨ましいとさえ思った。

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    2026年02月04日
  • まいまいつぶろ

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    「べらぼう」繋がりで手に取る。
    将軍家治の父、家重と唯一その言葉を解する小姓の話。
    淡々としているが、その内容は読み解いていくと凄まじい。
    出会えて良かった。

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    2025年11月17日
  • まいまいつぶろ

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    はじめて時代小説を読みました。どこまでが本当に史実に則っているんだろう。
    9代将軍家重とその小姓の静かで深い物語でした。
    涙無しでは読めない場面が多々ありました。
    ちょうど、今、大河ドラマのべらぼうの時代と重なる部分があり、時代背景が想像しやすかったです。

    これを機に、別の時代小説も手に取ってみたいと思いました

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    2025年11月14日
  • まいまいつぶろ

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    第一章で少年時代の家重と忠光の出会いで読者を惹き付ける。越前守忠相がいい味を出しているが、キャラクター造形的には加藤剛より滝田栄に近しい。

    第二章以降はただの感動ストーリーを続けるのではなく、太平の世だからこそ起きる虚々実々の政治ドラマを展開する。この辺りは55年体制下の自民党権力争いとオーバーラップする。

    そして第七章以降で二人の別れを描き爽やかな読後感を得られる、ベストセラー納得の好著。

    大岡忠光というのも興味深い人物。側用人ならば柳沢や間部、田沼の様な権力を握れたはず、と思うのだが、栄達はしたものの専横はせず。同時代人の評価も謙譲の人であったという評価らしい。
    本当に本書の様な人だ

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    2025年11月01日
  • またうど

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    ネタバレ

    大河べらぼうと合わせて読みました。ドラマだけではわかりにくかったところ(田安の養子縁組や一橋家の関係など)が理解できた。白眉毛の武元がいい人だった。全体的にいい人が多い、最期もハッピーな感じだった。

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    2025年09月24日
  • またうど

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    歴史の中の悪評から、こんな風に田沼意次を取り上げた物語があったとは。べらぼうの渡辺謙さんが演じる意次と重ねながら読みました。意次が大好きだという作者の村木嵐さん。私も、「まいまいつぶろ」、「まいまいつぶろ 御庭番耳目抄」と三冊を読ませていただき意次が大好きになりました。
    まさに「またうど」と言う言葉は意次そのものだなと思います。

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    2025年08月28日
  • またうど

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    まいまいつぶろのスピンアウト作品。9代将軍家重に見出され、10代将軍家治に重用された田沼意次の物語。抜群の政治センスと経済知識で改革を進めるが、卑しい身分からの成り上がりと反発するものも少なくなく、また、浅間山の噴火や大雨、洪水、飢饉、大火などに見舞われ、一身に批判を浴びる。そして一橋家の策略に嵌り、蟄居を命ぜられる。でもその生き方は、こんなふうに生きて死ねたらと思うほど清々しい。ちょうど大河と同じ場面ということも楽しめた。

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    2025年08月11日
  • またうど

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    大河ドラマ『べらぼう』と時代がぴったり合って、これを読むことで両方楽しめる。
    『まいまいつぶろ』と『まいまいつぶろ 御庭番耳目抄』を読んでから『またうど』に進めば、登場人物への愛おしさ倍増。
    村木嵐さんの描く歴史物がとても良いです。

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    2025年08月03日
  • またうど

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    今流行りの悪人じゃない田沼意次です。大河ドラマの渡辺謙が浮かんじゃう… 「またうど」を軸に現代にも通づる政の諸問題、権力のいやらしさ、親子関係などが小気味よく展開する。やらなければならないことは世の人から嫌われる。でもやり遂げないと将来が。今の政にいないのかしら?田沼意次は。

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    2025年08月02日
  • にべ屋往来記

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    なんだ、この胸震える短編は?と作者作品を見たら『まいまいつぶろ』の方だった。またも主従の情に泣かされてしまった。『牛太郎の系図』の余韻がなかなか消えず、息子にああでこうでと話してしまった。時代小説はたくさん読んできたが、『牛太郎の系図』のような話は初めて読んだ。続編が是非読みたい。

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    2025年07月18日
  • まいまいつぶろ

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    いやぁ、面白かった
    最高です
    是非読んでみてください
    (難しい漢字がたくさん出てきます。スマホを隣に置いて辞書を引きながら読むことをお勧めします)

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    2025年07月10日
  • またうど

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    ネタバレ

    「まいまいつぶろ」「御庭番耳目抄」に続くシリーズ物3作目。今回の主人公は田沼意次。学校教育では「ワイロで腐敗した政治家」と教えられるも、剣客商売では美冬殿の父親であり賢政家と描かれる、歴史上の有名な人物。

    この作品でもド正直者(タイトルのまたうどとはその意)の政治家として描かれる。前2作まででも、主要な登場人物からも慕われており、若いころからその天才ぶりを表かれていたままの展開が続くが…。

    家治の引退に伴い、一挙に権力を奪われるだけでなく、増税や天災の責任までも擦り付けられ、悪政の評判を押し付けられる。意次自身も予想してたとはいえ、そのはしご外しっぷりは悲愴なもの。

    今の時代もそういうこ

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    2025年05月16日
  • またうど

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    「この者は、〈またうど〉の者なり・・・」徳川家重の言葉を生涯大切にし続けた老中・田沼意次。江戸の大火、浅間山の噴火、飢饉に打ち毀し、激動の世、田沼意次は困難な時代をどう舵取りしたのか?彼は本当に、賄賂にまみれた悪徳政治家だったのか?「またうど」=全き人。愚直なまでに正直な信の者。いかが?

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    2025年02月16日
  • またうど

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    ネタバレ

    まいまいつぶろの続編

    徳川家重公に仕え、またうど、と称された、田沼意次の物語

    まいまいつぶろで涙した後に、また心が揺さぶれるた

    当時の侍というのは、主君によって生き方が大きく左右されるのだから、良い主君に恵まれるのか否かで、人生が変わるのも無理はない

    しかし、田沼意次のような実直で聡明な家臣をもった家重、家治も、幸せものだろう

    この主従関係は、殿様と老中という役割を越えて、人生の友、と呼ぶにも相応しい、心の通わせが随所に見られた。なぜなら、この主従は人生の岐路で何度も苦難を一緒に乗り越えてきたからだ

    それは身分の違いを超えた、同志のようであった

    意次が肌身離さず持ち歩いた、手足が

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    2025年01月28日
  • 阿茶

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    竹だけ家臣の娘須和は、信玄亡き後に嫁いだ夫を亡くした後、夫の縁から徳川家康の側室阿茶局となる。
    同じ側室の西郷局(於愛)がひそかに信仰している「在るという神」の教えに、阿茶も惹かれるが、信仰するというより興味深いという感じ。
    西郷は早くに亡くなるが、阿茶はその子秀忠を養育する。
    大坂の陣において、堀を埋めさせたのは、関ヶ原合戦に遅参した秀忠の発案と執念によるもの、という設定。

    秀忠はその後切支丹弾圧に向かってしまうが、実は父家康は「在るという神」の教えを知り、体現しているのだった。
    秀忠の娘東福門院和子の入内に付き従うなどした阿茶もまた、「在るという神」に惹かれ続ける・・・。

    長編のようで

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    2025年01月23日
  • またうど

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    田沼意次の政治手腕と人柄が丁寧に描かれて、また将軍家重、家治との交情もうつくしい。一橋家や田安家の将軍への野望はわかるし、特に松平定信のもしかするとあったかもしれない未来への悔しさへの恨みが見苦しかった。

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    2025年01月06日
  • 夏の坂道

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    恥ずかしながら今まで村木さんの作品を読んだことがなかったし、南原繁という人も知らなかった。字面をなんとなく認識したことはあっても、どういった方だったのかまでは知らず。その分、この『夏の坂道』という作品を真っ白な状態から読み進め、楽しむことができたように思う。
    「教育」「学問」の自立、自由のために政治やマスコミと闘った人たち。子どもの教育のために奮闘し、そのため時には自身が弾圧を受けた人たちにより今日の教育が成り立っている。ただし、それもよくよく注意して見れば戦前、戦中のように危うい方向へ進んでいないか、国民が意識をもっていなければいけない。教育が受けられることが当たり前であるけれども、当たり前

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    2024年01月22日
  • 頂上至極

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    ネタバレ

    宝暦治水の話。江戸時代、幕府から薩摩藩に木曽三川の分流工事が命ぜられた。ただでさえ難工事なのに、住民や地元役人は非協力的。最終的に工事は完成するが、工事期間中に薩摩藩士50人以上が切腹し、最後に総奉行・靱負までもが切腹した。靱負と佐江の別れのシーンでは涙がこぼれる。読みやすく、良い話だった。

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    2022年10月02日