村木嵐のレビュー一覧

  • まいまいつぶろ 御庭番耳目抄

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    「まいまいつぶろ」のスピンオフ。

    青名半四郎、又の名を、万里。
    徳川吉宗・家重の二代に渡り仕えた、お庭番。

    前作では語られなかった、周囲の背景と気持ちを描いた。

    何度読んでも、家重と忠光、二人の関係には、涙させられる。

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    2025年06月29日
  • またうど

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    なんだ、ろ。
    この、読後感。もの、すっごくいい。
    爽やかに、すーっと、アタシの心の奥に。

    『まいまいつぶろ』から、ぜひ読んでいただきたい。

    〜まいないつぶろ〜と、呼ばれた田沼意次のお話。
    九代将軍家重には〜またうど〜と、引継ぐ十代家治。

    明和九年の大火事。家治の嫡男家基の死。
    浅間山の噴火。意次の嫡男意知の死。

    五匁銀。南鐐二朱銀。
    印旛沼と、手賀沼の干拓。蝦夷、アイヌ。

    何より、引き際の美しさ。
    ココに心持ってかれました。

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    2025年06月26日
  • またうど

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    「まいまいつぶろ」に連なる世界線で書かれた田沼意次の生涯。

    「またうど」とは「全人」、律儀で正直な人をいい、9代将軍徳川家重(「まいまいつぶろ」の主人公)が意次を評したという。

    本書に出てくる意次は「またうど」と呼ばれるとおり、私心を持たず、滅私奉公に徹し、明るく、友情・人情に篤く、民に優しく、経済に精通し、必要な改革や政策を果断かつ戦略的に実行するという、官吏の鑑のような人物。

    対比されるのは終盤に登場する白河藩主松平定信や11代将軍家斉の実父一橋治斉の未熟さや俗物さ。
    定信が進めた寛政の改革以降、徳川幕府の命運は下降していく。

    意次のことが大好きだという作者。
    「意次の印象をひっく

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    2025年06月13日
  • まいまいつぶろ 御庭番耳目抄

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    うんうん、これはいいですね!御庭番目線なのですが、前作の何となく物足りなかった情緒的な部分をうまく補完している感じ。前作での登場人物それぞれのセリフが、この作品ではその立場を背景に心模様をうまく描いていて納得です。

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    2025年06月08日
  • まいまいつぶろ 御庭番耳目抄

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    ネタバレ

    まいまいつぶろの登場人物のエピソードの短編集
    まいまいつぶろを補完するような構成になっていて、楽しく読めました

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    2025年06月04日
  • またうど

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    まいまいつぶろより3作目
    子供の頃に田沼意次のイメージから大きく違う、見事な生き様が伝わる
    渡辺謙を思い浮かべてしまう。で、似合う。

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    2025年05月11日
  • まいまいつぶろ 御庭番耳目抄

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    立場が違うと見方が変わるなと思わせるスピンオフ、吉宗のカリスマ性と周囲の思慮が交差する。廃嫡と言われ続けた家重の将軍としての人生と上に立つ者としての性質。
    本編では描かれなかった忠光と妻、普通とはとても言えないがお互い敬意のある良い夫婦関係だと知れて読後が心地いい。

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    2025年05月01日
  • 夏の坂道

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    実在の方の話。その人生の中に戦争があった。第二次世界大戦。戦後の法律も、簡単には作られてないんですよね。教科書だと何行かで終わってしまうのに。

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    2025年04月15日
  • まいまいつぶろ 御庭番耳目抄

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    まいまいつぷろを読んでから暫くしてからのこの作品。
    読み進めていくにつれて、徳川9代将軍から11代の時代のお庭番の萬里や小姓の忠光など人間味あふれる登場人物たちに感心する自分がいました。

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    2025年04月15日
  • まいまいつぶろ 御庭番耳目抄

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    御庭番として登場していた万里のスピンオフ作品
    家重と忠光の絆に感化され、家重が将軍になることを反対していた人たちも最終的には…となるの素敵
    若い頃から吉宗に仕え様々なことを見聞きしてきた万里、気持ちは誰よりもふたりの味方だったのでは
    長く見知った面々が去り、万里も落ち着いた余生をおくれそうでよかった

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    2025年04月10日
  • まいまいつぶろ 御庭番耳目抄

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    やっぱりスピンオフは間を置かずに読むべきね
    だって誰との間に起きた出来事か…
    そもそも名前すら忘れる自分(゚-゚*;)(;*゚-゚)

    お気に入りだった御庭番・万里目線で語られる裏話
    はそれぞれの晩年も知れて、万里の穏やかな語り口もあって幸せな読後感です。
    謎だった万里自身の事もわかりラストの話はちょっと泣けました。゚(゚´Д`゚)゚。

    徳川に興味のなかった私ですが家重は忘れないぞ!


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    2025年04月06日
  • またうど

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    主人公は田沼意次。昔の賄賂まみれの悪徳政治家という見方ではなく、近年の有能な改革者というイメージに沿う描き方だと思うがここまで完璧な人間像はどうか。完璧だから「またうど」だということかもしれないが、そこまでの人間はいないのでは。「まいまいつぶろ」を読んでない人はさらに違和感があるのではないかと思う。

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    2025年04月02日
  • いつかの朔日

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    ネタバレ

    天下人、徳川家康の先祖、松平家の凋落から、その息子である家康が、信頼のおける家臣達に育てられ、天下を取るまでの物語

    家康の幼少期は人質にとられ、その後も幾度となく難事がふりかかる。最終的には天下統一を果たすが、これは、家康自身の運や、先を見通す才能だけでなく、元忠をはじめとする、鳥居家の家臣の従順な忠誠心と、天下を取る事を信じて疑わない、純粋な願いが成就させたものだろう

    村木さんの小説らしく、濃厚な主従関係が織りなす人間ドラマが涙を誘う

    人が人を心底信じると、何事も成しえるほどの力が湧くのか、と胸があつくなった

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    2025年04月02日
  • 地上の星

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    今日は待ち時間があまりに長い病院の日で、大好きな村木蘭さんの本を持って。おかげで待ち時間がとても感動的な1日になりました。天草にキリシタンがなぜ集まっているのか、イエズス会はいいことも悪いことも言われるけど本当のところはどうだったのか、今までのモヤモヤがスッキリしました。戦国時代、「雨に濡れて露恐ろしからず。大きな禍に苦しんでいる者は、小さな禍など恐れない」この言葉に支えられて一生懸命生きたおせん。まっすぐで慈愛に満ち、苦労を厭わない彼女がよかったです。

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    2025年03月21日
  • いつかの朔日

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    二代続けて当主が若くして死に(殺され)弱体化した松平家。家臣達は全ての希望を幼い竹千代に託します。三河譜代の家臣たちと徳川家康の絆がわかる短編集でした。

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    2025年03月02日
  • またうど

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    まいまいつぶろの方が泣けた。
    またうどとは、愚直なほどに、正直な信のもの。
    侍とは、かくも潔きよきものなり。

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    2025年02月19日
  • またうど

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    またうど
    P54〈全き人、愚直なまでに正直な
    信(まこと)の者という意味〉
    田沼意次は、「またうど」なり。

    大河ドラマ「べらぼう」で田沼意次を渡辺謙さんが。
    第十代将軍、家治を眞島秀和さんが演じていらっしゃる。
    活字を目で追い、頭の中で役者さんが動く。
    お陰で楽しい時間となった。

    『まいまいつぶろ』でも
    その人情味溢れる描き方で引き込まれたが
    本作でも、田沼意次の魅力が十二分に伝わってきた。

    志し半ばではなかったか。
    第十一代将軍、家斉の行く末を
    着手した政策、開発を見守りたかったのではないか。
    すっかり、田沼意次に心奪われてしまった。

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    2025年02月15日
  • またうど

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    ネタバレ

    「まいまいつぶろ」の続編。

    簡単にいうと田沼意次の話。
    世代的に「田沼意次=賄賂」という認識だし、
    基本的な日本史の知識も無いので展開について行くのが必死。
    さらには、
    経済構造の変化や、天災や飢饉に対する政策の話が主で
    あまり面白くないのもかなりつらかった。

    「賄賂」の先入観だとはわかっているが、
    田沼意次の人物設定がしっくりこないのもある。

    ちなみに、現在のNHK大河ドラマも同じ時代だが、
    こちらも将軍周りの人間関係についていけていない。
    どうしたものか。

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    2025年01月27日
  • いつかの朔日

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    家康の幼少期、竹千代時代の家臣や母の於大などで語られる、10話から成る短編集。
    大河ドラマでの出演者を思い出しながら懐かしい様な気持ちになった。
    よく秀吉と家康の違いを、生まれながらに傅かれた家臣の存在の差だと聞くが、まさに主を思い遣る家臣達の忠義が際立った作品だった。特に「出奔」での石川数正の深い思いが秀逸。

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    2025年01月21日
  • まいまいつぶろ 御庭番耳目抄

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    なかなかに、集中できず…。
    主人公がわからない⁉︎
    感じ。

    ただ、やっぱり忠光のお話かと。
    影に居る⁉︎万里。

    忝い、しっかりと覚える。
    妾=わらわ

    連作短編集でもあるので、主人公変わりますか…
    視点も。
    なんだか、読みにくかった。タイトルも⁉︎と思いつつ。

    寵臣の妻が、良かった。

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    2025年01月10日