吉上亮のレビュー一覧

  • PSYCHO-PASS サイコパス 3 〈A〉

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    アニメ視聴とともに。
    未だ謎の多い<ビフロスト>やキャラクターたちの心理を地の文で追えるので、物語に対する理解がより深まった。如月、梓澤、法斑といったミステリアスな面々の思考も垣間見ることができる。
    新人監視官コンビは思っていたよりもずっと絆が深そう。このコンビ相手に孤軍奮闘する霜月が不憫ではあるものの、年齢相応の反応が見られるので可愛い。
    2年前の事件解明が楽しみ。

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    2022年01月15日
  • PSYCHO-PASS サイコパス 3 〈B〉

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    東京都知事選挙が始まった。候輔はアイドル政治家・小宮カリナとトップ格闘アスリート・薬師寺康介。お互いに一歩も譲らない選挙戦の最中、小宮陣営の脳科学者・土谷荒城博士が殺害され、捜査を続ける刑事課一係と薬師寺陣営も襲撃を受ける。事件の背後には、やはり“狐”の影が・・・。灼と炯は都知事選に仕組まれた恐るべき目論見を阻止できるのか。

    アニメを見たのが随分前になってしまい記憶が薄れていた分細かい描写がたくさんあり非常に満足しました。吉上先生のノベライズは厚みがすごいのでいつも期待していますが、きちんとアニメをさらに掘り下げる丁寧な仕事で安心して読めますね。心の中ではどう思っていたとか、表情だけでは読み

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    2021年10月09日
  • 岸辺露伴は叫ばない 短編小説集

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    ジョジョ詳しく知らなくても楽しめる ノベライズとしてはいい 読み物としても面白いけど セリフの言葉の使い方は 粗雑だと思うカタカナばっか 全体的に猟奇的 奇妙楽しくは読めた。しかし、人を選ぶヤンキーが無理な方には無理でしょう。露伴の描写は良い。

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    2021年08月28日
  • 岸辺露伴は叫ばない 短編小説集

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    テレビで高橋一生さんが、「原作のファンの方たちに、叱られないように…」と言ってたので、読みました。
    マンガを小説に直すのは、場面の奥行きをどこまで説明するか?大変だったと思います。
    小説して、面白かったです。


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    2021年08月04日
  • 封神演義 導なき道へ

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    公式による二次創作という感じ。
    後半の章は良かったが、前半は口調が原作と違ったりするのが気になった。

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    2021年04月26日
  • PSYCHO-PASS サイコパス 3 〈B〉

    購入済み

    紙の本を…

    デジタル版だと表紙のイラストが入ってない。。。悲しい。
    もちろん小説も読むし、内容は良さそうだけど、とにかくイラストが見たくて買ったのでがっかりした。
    (試し読みはしたけど、アプリなら表示されるかと勝手に思いました)
    「紙の本を買いなよ」ってことなのか…?
    …紙の本を買い直します。

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    2021年02月10日
  • PSYCHO-PASS サイコパス 3 〈A〉

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    魂を数値化する巨大監視ネットワーク・シビュラシステムが人々の治安を維持している近未来。刑事たちは日夜、犯罪に手を染める前の“潜在犯”を追う。難民や物資を輸送するドローンの墜落事故現場を調査する新人監視官・灼と炯は捜査をすすめるうち、事故の背後に、何者かが仕掛けた巧妙な犯罪の影を感知・・・。正義と法の価値を問う、物語の幕が上がった。

    アニメは見ていたのであらすじは知っていますが、やはり小説ならではの細やかな背景や感情の揺れが分かっていいですね。ビフロストのあたりなど、動画だけだと理解が足りないところも文章だと何度も読めるからいいな。結構な厚みの文庫本ですが、もともとのストーリーが面白いのでのめ

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    2020年11月22日
  • 岸辺露伴は戯れない 短編小説集

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    ネタバレ

    世界観も保ってたので、なかなか面白かったと思う。キャラクターありきなので、オリジナルだったらどう感じるかは別だけど。

    ・「幸福の箱」。キャラの表情まで想像できて面白かった。人間の狂気と愛。

    ・「夕柳台」。思い返してみると、あまり印象に残っていない。アクションのための設定という感じ。

    ・「シンメトリールーム」。これは引き込まれた。古代の神殿など、荒木飛呂彦っぽい要素がたくさん。部屋の脱出も、どうやって脱出するのか、最後まで楽しめた。これも人間の狂気を感じる。

    ・「楽園の落穂」。人間が自然を支配する、というキリスト教的概念の人と、科学に疎い人には衝撃の設定?ここに書かれていることは、本当の

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    2021年01月20日
  • PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System 上巻

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    2117年冬、公安局ビルに一台の暴走車両が突入する事件が発生。その運転手は青森にある潜在犯隔離施設“サンクチュアリ”の心理カウンセラー・夜坂泉だった。しかし取調べ直前に夜坂の即時送還が決定する。監視官の霜月美佳は、執行官・宜野座伸元らとともに夜坂送還のため青森へ向かう。そこで待っていたのは、“偽りの楽園”だった(『罪と罰』)。常守朱が公安局刑事課一係に配属される前の2112年夏、沖縄。国防軍第15統合任務部隊に所属する須郷徹平は、優秀なパイロットとして軍事作戦に参加していた。三ヶ月後、無人の武装ドローンが東京・国防省を攻撃する事件が発生する。事件調査のため、国防軍基地を訪れた刑事課一係執行官・

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    2020年04月01日
  • 泥の銃弾(下)(新潮文庫)

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    都知事狙撃事件の真相、サジ、エイジ、アル みんなの身元がわかります。
    事件の裏側には、難民支援への大きな思惑げ隠されていた。
    なるほど、こういう展開ですか。アルとエイジの友情=愛については泣けるが、ラストにいたる戦いには少し無理を感じました。

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    2019年10月30日
  • 泥の銃弾(上)(新潮文庫)

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    都知事狙撃事件。犯人として逮捕された難民は、警察の国策として検挙された無罪の人間だった。
    この事件を追うフリージャーナリストの雨宮を中心に、事件の真相が明るみに出てくる。
    さて、下巻はいかに。

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    2019年10月26日
  • 岸辺露伴は戯れない 短編小説集

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    オムニバス形式の短編集
    「岸辺露伴は戯れない」☆平均2.5

    =幸福の箱=
    この作者は相変わらず比喩がテキトー。
    つまらないのでは無く、くだらないストーリー。
    作中に一つだけ興味をそそられた文章が有った。
    「時間の無駄」。☆ゼロ。

    =夕柳台=
    不気味な謎解きにワクワクし、
    中盤より少し後くらいまでは面白かった。
    しかし、この結末には拍子抜けした。
    襲撃者の本質を一切明らかにしないままなのが、
    まず露伴にはあり得ない事。
    敵が何者なのかも、阻止する方法も分からないのに
    そこに住んでみたいなどど言うものか疑問が残る。☆1つ。

    =シンメトリー・ルーム=
    この作者で唯一読み応えのある作品。
    愉快で

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    2019年07月24日
  • 泥の銃弾(下)(新潮文庫)

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    都知事狙撃事件の容疑者として難民が逮捕されたが冤罪ではないかと調査するジャーナリスの闘いと中東の内戦の過酷さを描く。

    悪くないのだけれど、言葉の使い方が合わないのかやや読みにくかった。そして長かった。

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    2019年06月22日
  • 岸辺露伴は戯れない 短編小説集

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    荒木飛呂彦先生の傑作コミック『ジョジョの奇妙な冒険 第四部』より、スピンオフ作品『岸辺露伴は動かない』をノベライズした短編集第二弾。本巻には「幸福の箱」「シンメトリー・ルーム」「夕柳台」「楽園の落穂」の四作が収録されている。
    ノベライズ版の詳細なレビューは『岸辺露伴は叫ばない』に書いたが、第一弾が純粋な怪奇現象(洒落怖作品や都市伝説のような)が扱われていたのに対し、第二弾では人間の心の闇、歪な欲求や傲慢さによって引き起こされる怪異が多い印象。コミック『岸辺露伴は動かない2』に収録されている「ザ・ラン」のように、人間の異常さが際だって描かれているように感じた(特に「シンメトリー・ルーム」に登場す

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    2018年08月20日
  • 岸辺露伴は戯れない 短編小説集

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    同僚から借りた続編。
    前回の方がジョジョらしさ・露伴先生らしさが出ていて読んでいて面白かった。
    今回のは内容としてはミステリー小説で面白いけれども、岸部露伴である理由が薄い気がした。
    やはり他人の褌か。

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    2018年07月26日
  • 生存賭博(新潮文庫nex)

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    これも私の好きなテーブルゲーム(オセロ)がモチーフとして使われている小説。敵も味方も一本筋が通っていて気持ち良い。最後の下剋上も◎ 角生えた主人公もhukeさんが描いてくれたらよかったなぁ。

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    2017年06月05日
  • パンツァークラウン フェイセズIII

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    ぶつかり合う「黒」と「白」。己に与えた役割を、破壊という形でしか表せない愚かしさ。しかし、演じ続ける姿の裏側にある、理想の形を造り上げようとする姿は、理解される事無く自己欺瞞のまま消えていく。死にゆく運命に導かれる理不尽さを、抗う事でゼロに戻す。理想の世界を閉じ込めた箱庭は、歪みに気付かぬまま繁栄を謳歌する。生と死。勝利を追い求めた後に残る物がどちらだけだと言うなら、空虚さだけがこの世界を満たしており、それを否定出来るのも人間である。戦いの後に、新たに構築されるものが何であるのかを知りたいと思った

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    2017年04月01日
  • パンツァークラウン フェイセズII

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    忘れ去られた記憶に封じ込められているものは、自分が、自分であった時の確かな感触と、揺らいでいる今の姿を鮮明にさせる苦み。誰もが希望を見出せるはずのシステムの、奥底に潜んでいるものに、得も言われぬ不安が漂う。存在意義を見つける事が幸せで、何者にもなれないのであるならば、存在していない事と同じだと決めつけ、成すべきと、強迫観念に囚われた思念だけが暴走する。自我は生きてきた過程で作られるものであるならば、それすら理に反して植え付けられたものならば、生きている意味なんてどこにあるのか。犠牲の上に成り立つ生とは何か

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    2017年04月01日
  • パンツァークラウン フェイセズI

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    人類が仕出かしてきた戦争の数々から見ると、人間が元々持っている凶暴性が浮き彫りになってくる。強者が自然界の頂点に君臨するのは、古来から続いてきた摂理であり、生存を巡る戦いであるのだが、倫理や理性を持っているはずの人間がいつまでたっても、殺戮のドラムの中で永遠と回り続けるのは何故なのだろうか。イーヘヴンという都市で提示される未来の形は、社会をコントロールし、管理される事だけが争いを防ぎ、死への恐怖を排除する手段なのではないかと思わされてしまう。しかし、深層心理から導き出された結果を、自分の人生と言えるのか

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    2017年04月01日
  • パンツァークラウン フェイセズIII

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    この話のテーマは世代交代ということだろうか。
    偶然繁栄した都市というのは印象的。
    EPILOGUE FACESで乗や多くの登場人物が幸せに暮らしているのがわかったが、少し蛇足感がある気がする。いらなかった。
    それにしても人柱を建てなければ維持できないシステムというのは分かるが、わざわざ一人殺すのが意味わかんない。
    それなら、やはり私はシビュラシステムの方が好きだ。
    そういえばこの世界は、ディストピア小説で形容するのなら、ハーモニーと素晴らしい新世界を足して二で割ったような世界だった。
    ダニエルの想いはきちんと妹に伝わったのだろうか。
    伝わっているといいのだが…。

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    2017年03月15日