ヤマシタトモコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
未遂の未遂、くらい。でもどうしようもなく息苦しくて、こわくて、それを相談できる相手もいなくて、相談しても何も変わらなくて、……息苦しくて、みんな平穏をこわしたくなくて、わかりやすい生き方がラクで。
いっそ罪が顕在化していれば、もっと簡単に助けを求められた?もっと簡単に、助けようと動けた?
能動的に誰かに害を成そうとし続ける人って、とても少数の人だと思う。そもそも、他人に深く干渉しようとする人が少数だろうと。
何か嫌な事件が起きた時、何かできたことがあったかもしれないのに、と後悔する人がいる。
でもいくらその可能性があったって、誰も何もしない。それは、多分ありふれた話。
息苦しくてつらい。 -
Posted by ブクログ
ヤマシタトモコさん三年ぶりのBLでPOPでイエローな表紙に惹かれて購入。が、半分くらいエッセイ漫画で中には面白いのもあるのですがはっきり言って拍子抜け…漫画読みたかったから( ;´Д`)でも泣けるBLのおっさん受の続きと初期の頃?のボコり愛は読めてよかったです。
いつも思うのですがヤマシタさんの作品はBGMの音楽を書いて下さるからか、とても音楽的でロックな匂いがします。独特な浮遊感で詩的な感情を表すものもあれば、テンポよく進むギャグテイストのものもあって両方とも楽しい。
エッセイで映画「ゲルマニウムの夜」なんてマニアックな作品が取り上げられている事にもびっくり!BL的な展開があるですと!(◎_ -
Posted by ブクログ
ネタバレ年末のバタバタしている時に何と無く買った本。
あらすじだけ見て、それが面白いかどうかわからないまま買った本は個人的にはかなり珍しいです。
煽りには「値段のついてる『おんなのこ』 ……あたしとは違ういきもの」と書いてあったので、どんな問題作なのかと思ったんですが、思ったよりはドロドロしてなかったです。
むしろ、別の意味でドロドロしてました。
主人公の日波里は、14歳という年齢よりもとても肉感的な体つきで、そのことから日波里自身が何もしていなくても。
女からは敵意を向けられ、男からは性的な目で見られてしまう。
そんな日波里を取り巻く人々の独白で綴られる話。
嫉妬も思い込みも憎し