エミリー・ブロンテのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『嵐が丘』って、こんな話だったのか……と読みながら何度も思った。
ヒースクリフの復讐があまりにも強烈で、自分とキャサリンを引き裂いたヒンドリー本人ではなく、その子どもに復讐する姿には言葉を失う。まだ幼いのに、あまりにも残酷で、正直ヒースクリフにはまったく共感できなかった。
キャサリンもどこか気持ちが定まらず、ふらふらしているように見える。ただ、この時代に女性が生きていく現実を考えると、生活の安定を求めてエドガーを選ぶのは、仕方のない選択だったのだとも思う。
物語としてはとてもおもしろいのに、ヒースクリフがあまりに怖すぎて、下巻でどんな展開が待っているのか心配。 -
Posted by ブクログ
モームの世界十大小説のひとつ。(読むのは、カラマーゾフの兄弟、戦争と平和、ゴリオ爺さん、赤と黒、傲慢と偏見、に続いて6作目)
上下巻もののまだ半分なのでちゃんとした感想は下巻で。
今のところ、まともなひとは、女中のネリーただひとり。奇人変人のオンパレード。
最初の場面で登場するヒースクリフとひと世代下の女性と男性の関係が全く分からず、巻頭の人物関係図を見ても想像がつかず、大混乱の中、昔語りで、徐々に謎解きが進む。
でも、誰も幸せにならないことは冒頭の場面でハッキリしていて、ひたすら地獄に向けて物語が進みそう。読み進めても爽快感がゼロであることは分かっているけど結末は気になるので下巻へ。 -
Posted by ブクログ
面白くなくはなかったけど、絶賛されてる意味はわかんなかった。。
毒親によって人生をめちゃめちゃにされる子供たちにはシンプルに心が痛んだので、ノットフォーミーだった気もしている。
無理矢理嵐が丘の家に連れて行かれたリントンくんが、最終的にあんなに性格がひん曲がってしまったことが悲しい。
根っこには性格の悪いところがあったとしても、穏やかな叔父の元で慈しまれながら育ったならあんなふうにはならなかったんじゃないか。
ヒースクリフが生涯を捧げた復讐も逆恨みすぎて全然共感できないし普通に嫌い。
でも登場人物一人一人にこうして心を痛めたり、嫌いになったりするってことは、まあ、ちゃんと面白くはあったんだ -
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ネタバレ閉鎖的な場所でアルバイトをしたことを思い出しました。
嵐が丘でロンドンから来た人がさっさと去って行くように、新しい人はすぐに辞めて行きます。
残るのは、ずっと不満を言い続けてるが、辞めない人達。
去年と全く同じことを毎年してる。
だから、今の状況。
環境と教育とお金の余裕は大事。
仕事の遅い人と2人体制だったので、私の方に皺寄せが来て迷惑だった。
勤務実態調査が時間記入のみ。
100の仕事量を1時間で出来る人もいれば、10時間かかる人もいる。
仕事が遅い人は仕事量が多いと思われてた。
変な人、会社には関わらない。
元はと言えば、その病気で美人で独身40代後半のキャサリンが手一杯だったから、 -
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ネタバレまず、自分に700ページあまりの小説を読めるのかと躊躇しました。さらに200年も前の海外文学を理解出来るはずがないとも思いましたが、理解したいと思ったのです。
初めのうちは名前と人間関係、物語の背景に慣れず、1日30ページにも満たない遅さで、かなり時間をかけて読み進めました。何度も巻頭の家系図を見返してこれまでになく丁寧に読みました。
女中視点の昔語りで話が進み、物語の最後には現在に追いつく箇所がきます。まるで「物語の中の人」にあえた感覚でした。
英国の田舎の閉鎖的で鬱屈とした逃げ場のない環境において、遂には破壊し尽くせないこと察して諦めて死して結ばれたあの御方。とうとう最期まで理解できません -
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ネタバレ2025/2/7-2/9
うーん、1巻は面白かったけど、この巻は途中からは面白いと思えなかったな
ヒースクリフとキャシーの恋愛は良かったけど、その子供世代のリントンとキャシーの恋愛は、いらないかなぁ。冗長な気がした
ヒースクリフの生涯を語る上で必要だろうって言うのはわかるんだけど、子どもの恋愛を見せられても、感動はしない。最後ヘアトンに心変わりしてるし(これは親たちのしがらみなしで彼女たちが初めて純粋な恋愛をして、これが実は親ヒースクリフとキャシーの恋愛の形に1番似てて、、っていうのは分かるけど)
リントンは依存しすぎだし、キャシーも依存してて共依存の関係は見てられない。共依存の話は読 -
Posted by ブクログ
怒号や非難の応酬が飛び交う物語はまるで任侠映画だが主人公達は義理も人情もなくひたすら自己憐憫や恨みをぶちまける。突き抜けた自由さがこの小説の魅力の一つかもしれない。出生故とは言え異常に経済観念の発達したせこい復讐が長々と続き、アッシャー家の崩壊のような終わり方になるのかと思っていたところ、頑丈な彼が唐突に亡くなったと知らされるいよいよ終わりの部分で物語の雰囲気が切り替わった。次の世代では、負の感情が集約されたリントンが夭逝、つらい経験を経た、欠点もあるが優しい性格の2人が、復讐の呪いを振り切る結末は、それまでの話が暗かった分、大いに爽やかで心温まる読後感で、推理小説の意外な犯人がわかったような