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ようやく再会したヒースクリフと瀕死のキャサリンは狂おしく抱き合った。その夜、キャサリンは女児を出産、いれかわるように死に、遺された子は母の名をとってキャサリンと名付けられる。アーンショー、リントン両家は第三世代に移り、ヒースクリフは次々と両家を支配してゆくのだが…。新訳。(全2冊完結)
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Posted by ブクログ
めちゃくちゃ濃い。 無駄な一節はひとつもない。 いっきに読めてしまう傑作。 エミリーブロンテ、夭折しなければ他にどんな傑作が書けたのだろう。
これから私は、草にそよ吹くかすかな風に耳をすます時を思うだろう、静かな大地に休む者達よ安らかであれ…と
復讐が遂げられたかに思えたところから、一転、幸福の歯車が回り始める。 キャサリン2世がアーンショーを肯定するところが肝か。それも文字の学習で肯定する。 教育によって格付けされた社会が、教育によって相手を認めるようになる。一方は背伸びし、一方は膝を曲げる。 出自も分からないヒースクリフを認めてくれた...続きを読むのは、始めは旦那様。次にキャサリン1世。そのキャサリンを育んだのは、旦那様とヒンドリー。切れ目のない肯定の輪がある。そこに借家人と召使いも組み込まれている。 生きている間だけではなく、死んでからともに埋葬されるというのは一種の天国だ。それもキャサリンと最終的に結ばれてしまった、その夫を排除することなく。 これは社会のあり方だ。
ヒースクリフの最期は全く想像していなかった 負の感情だけでここまで面白くなる小説は稀有 バッドエンドかと言われると全然そんなことはないから後味も良い 何もかも面白かった
第2部は、第1部にも増して、登場人物らの強烈な言動で読者を戦慄させながらも、悲劇的結末と未来への希望を残す終盤へ、物語は無窮動的に進んでいきます。まさに名作。
いまさら何を言うべきかという名作。「想い死に」というものの実在を予感させるような、一方でその不可能性を立証するような小説。再読を自らに課したい。
ページを捲るのももどかしいほど、といわれた通り本当におもしろかった! 死ぬほど愛するとはこういうことか。 キャサリンとヒースクリフは似た者同士。愛は相手そのものを見ていない幻想だと福永武彦が書いていたことを思い出す。二人ともお互いのもはや偶像化した魂を愛していたように思える。命をかけた崇拝、執着、...続きを読む憎悪。愛によって生きるがそれによってまた命が削られていくようなエネルギーを感じた。 下巻p336から、ヒースクリフの人間的な感情が初めて流れだしたシーンがすごい。あーーーーもう感想文なんか書いていられないです。素晴らしいです。全く意味は違うけれど、ハリーポッターのセブルスの真実を知ったときのような感動。なんて素敵なんだろう。愛のためにここまでする人がいるのか。それとも悪魔か。 ヒースクリフが出会うすべての人を歪めていく中で、ネリーだけは一貫していて安心できる。彼女のお陰でまとまったようなものだ。すごい。
ホラー!?ってぐらい怖かった。ヒースクリフの憎悪がハンパやない。出てくる登場人物が全員ヤバイ。まともな人間はこの物語の聞きてであるロックウッドと、話してであるディーンさんぐらい?ディーンさんも時々間抜けでイラつくけど。イヤ~な物語なんだけど、めちゃくちゃ面白いからグングン読める。タイトルは知ってるけ...続きを読むどまだ読んだことないって人はぜひ読んでみてほしい!
「ヒースクリフは、わたし以上にわたしだからなの。 魂が何で出来ているか知らないけど、 ヒースクリフの魂と私の魂は同じ」 「いつかわたし、天国へ行った夢を見たのよ。 ただ、その夢の中で天国にはなじめない感じがして、 地上に帰りたくて胸が張り裂けるほど泣いたら、 天使達が怒って、私を荒野に放り出したん...続きを読むだけど、 落ちたところが嵐が丘のてっぺんで、 嬉し泣きして目がさめたわ。」 この時に天国から放り出されたキャサリンが (下巻)でヒースクリフの前に現れたのでしょうか。 天国すら霞むほど、地上のたった一人を愛してみたいものです。 著者エミリー・ブロンテは 家からあまり出たことのないおとなしい女性でこの物語を書き終えてすぐ三十歳という若さで 亡くなってしまったという。 間違いなく、命を削って魂をこの物語に注ぎ込んだのでしょう。 でなければ、この異常な程の力強さは、 一人の胸に納まるにはちと凶暴すぎる。 それでも、荒涼とした大地では、 心地よいそよ風にヒースが微かに揺れて、 こーんなに穏やかな最期だとは思いもしなかった。 何だこの読み終わった後の妙にさっぱりとした穏やかさは。 胸の中心、持ってかれました…。
リンバスカンパニー:ヒースクリフから購読。 嵐ヶ丘は、単なる復讐劇ではない。 ヒースクリフは運命に翻弄され、欲望のまま全てを手にする悪人に見える。 最後のシーンで、自己の理想をヘアトンに投影するシーンがある。 本当に望んだのは、キャサリンとただ一緒にいたかった事。 復讐ではなく自分の想いを認めて死...続きを読むぬ所が、たまらなく好きだ。
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