Posted by ブクログ
2015年11月19日
十年以上ぶりに読み返した名作。
印象度としては初めて読んだときの方が強烈だったかな、とは思いますが、ぐいぐい引き込まれてあっという間に読んでしまいました。簡潔な表現なのに、人物の感情描写がずはずば!と心の中に切り込んでくる感じはさすが。
キャサリンが、自分の選択について「魂と心では思うのよ、私は絶...続きを読む対にまちがっているって」と言う下りがありますが(160ページ)、こういう直感を絶対に無視しちゃいけないんだよな、と、この歳になってつくづく思います。
「この選択は間違いだ」と魂がはっきり言ってくれる場合は勿論、「なにかおかしい、引っかかる」というレベルでも、そのシグナルを無視しては駄目。とくに人生を左右する選択で魂の声を無視してはいけないのですよね。
ただ…キャサリンが魂の声に従っていたら、幸せになれたのかというと、あまり幸せな想像ができないのですが(^^;)