エミリー・ブロンテのレビュー一覧

  • 嵐が丘 下

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    ホラー!?ってぐらい怖かった。ヒースクリフの憎悪がハンパやない。出てくる登場人物が全員ヤバイ。まともな人間はこの物語の聞きてであるロックウッドと、話してであるディーンさんぐらい?ディーンさんも時々間抜けでイラつくけど。イヤ~な物語なんだけど、めちゃくちゃ面白いからグングン読める。タイトルは知ってるけどまだ読んだことないって人はぜひ読んでみてほしい!

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    2012年02月08日
  • 嵐が丘 上

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    全二冊。必読。小説はこうでなくっちゃというかんじ。爽やかさに欠ける、癖だらけの登場人物たちを一人残らず好きになってしまう。作者ブロンテが生涯故郷を出なかったという事実が興味深い。

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    2011年12月03日
  • 嵐が丘(上)

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    ネタバレ

    ※全体のネタバレになってしまうので、具体的なテキストレビューは下巻の方に書きました。

    非常に面白かったです。
    憎み合おうがどうしようもなく惹かれあう激しい愛憎劇がお好きな方にはほんとお勧め。

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    2011年10月24日
  • 嵐が丘(下)

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    ネタバレ

    この訳が良かったのか、大人になってから読んだからなのか、子どもの頃なんだかよくわからなかった「嵐が丘」という小説が、非常によくわかりました。
    大キャサリンとヒースクリフの決定的な擦れ違いが悲劇を生んだのですね。しかも結局キャサリンは何が悪かったのか生涯分からないまま死んでしまったわけで……
    それと、個人的にはネリーとヒースクリフの間にも、お互いにしか分からない奇妙な縁があったのだな、と思いました。

    そして、この本を人に紹介する時は冗談めかして「リア充爆発しろと滅茶苦茶やった男が結局リア充に負ける小説だよ」とか言ってます。いやすいません。実際キャサリン・リントンとヘアトンが仲良くなっていってヒ

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    2011年10月24日
  • 嵐が丘 上

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    ネタバレ

    こんなまるで台風のような愛を注ぎ合ってしまったら、魂を燃やし尽くしてしまっても仕方ない。
    「僕の生命」という科白がヒースの愛と、そこから滲み出る切ない遣る瀬無い感情が一気に上巻終わりに読んでいる側に降り注いで、めちゃくちゃ面白かった。素晴らしい。

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    2011年08月16日
  • 嵐が丘(下)

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    下巻は親世代の三角関係がすこしずらした形で子世代に反復される。
    ヒースクリフの悪辣ぶりには磨きがかかり、
    家政婦ネリーの皮肉が冴えわたる。

    それにしてもネリーはよくしゃべる。
    要はおばさんの長話だというのに
    これだけおもしろいなんて、もう反則である。

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    2011年02月20日
  • 嵐が丘(上)

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    キャサリンはヒースクリフ、ヒースクリフはキャサリン。
    幼い日にかたく結ばれた愛情が
    許されないものだと知ったとき、
    若いふたりに致命的なすれ違いが生じる。その狂おしい顛末。

    あらためて読んでみると、ネリーしゃべりすぎ(笑)
    ネリーが妙な気をまわすせいで
    こじれてる部分もかなりありそうだし、
    案外「信頼できない語り手」なのかもしれない。

    小野寺訳はネリーの小姑じみた嫌味も、
    キャサリンの純粋さもうまくひろいあげてあざやか。
    おどろおどろしさだけでなく、
    風俗小説ふうのおもしろみがあることに気付かされた。

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    2011年01月26日
  • 嵐が丘 下

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    ネタバレ

    嵐が丘を読んでいるときにキャサリン(母娘とも)とネリーに「何でそんかな余計ことするの!?」と何度言いたかったことか…。笑
    「ページを繰るのももどかしい」(当時の書評らしい)って本当。名作って名作って呼ばれるだけあるよねぇ、って改めて思った。
    ヒースクリフが最後までヒースクリフなのがよかった。

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    2010年12月19日
  • 嵐が丘 上

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    題名だけ知っていてなかなか手を出さなかった名作。
    実はあらすじさえ知らなくて正直こんな昼ドラだとは思わなかった。

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    2010年12月19日
  • マンガで読む名作 嵐が丘

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    究極の恋愛小説を漫画化しました。

    世界中の女性を虜にしてきた19世紀イギリス文学の金字塔です。

    激しい風の吹く「嵐が丘」は、荒野の屋敷です。

    その主人に拾われた孤児ヒースクリフは、

    屋敷の娘キャサリンといつしか魅かれあうようになります。

    しかし、キャサリンと名家の子息との結婚話を知ったヒースクリフは、

    絶望に打ちひしがれて消息を絶ってしまいます。

    I cannot live without my life,I cannot die without my soul.

    「嵐が丘」の舞台となった「トップ・ウィセンズ」は、

    イングランド北部のハワースにあります。

    それは、果てしな

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    2010年03月21日
  • 嵐が丘 上

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    タイトル通り、荒々しい作品だが、一気に読ませる力がある。
    これが処女作にして唯一の小説作品とは、恐ろしい。
    訳は断然河島弘美訳を推す。

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    2010年02月08日
  • 嵐が丘

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     REOは、コレを見ました。
     色んな所から出てましたけど、値段はコレが一番手ごろ。

     読みやすいか読みにくいかと言えば読みにくいかもしれません。

     けど、じっくり読みたい方にはオススメです。

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    2009年10月04日
  • 嵐が丘 下

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    「ヒースクリフは、わたし以上にわたしだからなの。 魂が何で出来ているか知らないけど、 ヒースクリフの魂と私の魂は同じ」
    「いつかわたし、天国へ行った夢を見たのよ。 ただ、その夢の中で天国にはなじめない感じがして、 地上に帰りたくて胸が張り裂けるほど泣いたら、 天使達が怒って、私を荒野に放り出したんだけど、 落ちたところが嵐が丘のてっぺんで、 嬉し泣きして目がさめたわ。」

    この時に天国から放り出されたキャサリンが (下巻)でヒースクリフの前に現れたのでしょうか。
    天国すら霞むほど、地上のたった一人を愛してみたいものです。

    著者エミリー・ブロンテは 家からあまり出たことのないおとなしい

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    2009年10月07日
  • 嵐が丘(下)

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    語り手を通した事実の屈折は文学的に効果的とは言えず、メロドラマ的な展開が物語の強度を弱めているように思われる。しかしながら、ヒースクリフが抱いてきたさまざまな激情には、人間のありようを映す普遍性がある。もしこれを愛というのなら、人間とはなんと悲しい存在であることか。

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    2025年10月15日
  • 嵐が丘(上)

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    語り手を通した事実の屈折は文学的に効果的とは言えず、メロドラマ的な展開が物語の強度を弱めているように思われる。しかしながら、ヒースクリフが抱いてきたさまざまな激情には、人間のありようを映す普遍性がある。もしこれを愛というのなら、人間とはなんと悲しい存在であることか。

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    2025年10月15日
  • 嵐が丘

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    先頃鑑賞した映画「エマニュエル」に登場する人物が読んでいたこともあり、久々に「嵐が丘」へ目を通した。作者のエミリー・ブロンテは若くして亡くなったため生涯で著したのはこの長編(文庫本で700頁に及ぶ大作だ)ひとつだけだが、これが不朽の物語として時代を超えて人々に愛され続けるとはよもや彼女自身も想像していなかったのではなかろうか

    本作の魅力としては恋愛、復讐、ゴシックホラーなど様々なジャンルがミックスされた展開になっているところが挙げられるが、なかでも特筆すべきはストーリーの中心を担うヒースクリフと云う異色キャラの存在だ。この男が純粋なロマンチストなのか、それとも只の悪鬼なのかは永遠の謎にして、

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    2025年09月28日
  • 嵐が丘

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    世代に渡る話でとにかく長い。
    恋愛小説なのか、復讐劇なのか、喜劇なのか、なにを見させられているんだろうと思う。ヒースクリフについては徹底的に共感できない。最後までわからない。意外と人が人を想うってそういうものなのかもしれない、という話なのかもしれない。

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    2025年07月10日
  • 嵐が丘(上)

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    ネタバレ

    読書期間 2025/2/5〜2025/2/7

    面白かった!英文学の名作と言われるのがよくわかった

    エドガーかヒースクリフかと言われたら私はヒースクリフ派だな。新しい世界を見せてくれそうだし、何しろ世界を敵に回しても愛してくれそうだし

    主人公のロックウッド、勝手に押しかけたのに送って貰えずにキレるの図々しくて面白い。同級生が卒論で「ロックウッドは人付き合い嫌いと言いながら、ヒースクリフに興味津々で、人嫌いとは言えないのではないか」と言っていたのを思い出し、面白く読んでいた

    正直登場人物はネリーとエドガー以外感情移入できる人はいなかったかなぁ。キャサリンはわがままで自分勝手だし、アーンショ

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    2025年02月07日
  • 嵐が丘(下)

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    ネタバレ

    タイトルだけは知っていた古典作品を読むシリーズ。身分の違いに引き裂かれた恋に対する復讐の裏で生き続ける純粋な愛の話。かもしれないし精神的に不安定な一族とそこに訪れる外部の人間との交わらない生の模様なのかもしれず、荒野に佇む幽霊の話なのかもしれない。多様な側面がある物語。

    舞台となるヨークシャーの寒村にある嵐が丘、スラッシュクロス、アーンショウ家、リントン家と家の外からやってくるヒースクリフ、ネリーをはじめとした使用人達。そして訪問者のロックウッド。一人もまともな奴がいない。あえていうならネリーが常識人に近いと言えるか。そのネリーは単なる善良な平民ではなく、物語世界を解釈して語る物語の進行者で

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    2024年11月18日
  • 嵐が丘(下)

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    ネタバレ

    ヒースクリフの執念、どこから湧いてくるのだろうと理解できないまま読み進めた。
    最後の最後でそれまでにキャサリンの事を愛していたのかと、やっと少し腑に落ちた。
    キャサリンの気持ちはどこにあったのだろうか。ヒースクリフとキャサリンの幸せはどこにあったのだろうか。

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    2024年08月04日