エミリー・ブロンテのレビュー一覧
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究極の恋愛小説を漫画化しました。
世界中の女性を虜にしてきた19世紀イギリス文学の金字塔です。
激しい風の吹く「嵐が丘」は、荒野の屋敷です。
その主人に拾われた孤児ヒースクリフは、
屋敷の娘キャサリンといつしか魅かれあうようになります。
しかし、キャサリンと名家の子息との結婚話を知ったヒースクリフは、
絶望に打ちひしがれて消息を絶ってしまいます。
I cannot live without my life,I cannot die without my soul.
「嵐が丘」の舞台となった「トップ・ウィセンズ」は、
イングランド北部のハワースにあります。
それは、果てしな -
Posted by ブクログ
ネタバレアーンショー家とリントン家、二つの家族に向けたヒースクリフの狂気的とも思われる数々の行動の先に待っていたものとは?
おそらく終盤のあの場面と書けば、既読の方には分かると思うのだが、あの場面があるか無いかでヒースクリフに対する印象が大分変わってくるのだろうと思われた、正に本書最大の山場でありながら、それは物語の世界から現実に向けて放たれた、人生という道を踏み外さないためのメッセージであるのかもしれないと私には感じられて、こうした意外性のある構成というのは、それまでの劣悪すぎる家庭環境や我が儘ぞろいの登場人物といった、フィクション色の強い雰囲気を一掃するのに充分過ぎるものがあった。
あ -
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『ブロンテきょうだいのちいさな手づくり絵本』の、親しみやすく共感できる内容に、思わず読みたくなった彼女たちの作品、まずはエミリーの『嵐が丘』(1847年発表)。
『嵐が丘』と呼ばれる屋敷に住んでいたアーンショー家と、『スラッシュクロス』屋敷に住んでいたリントン家、それぞれの三世代に渡る家族の物語と書くと、イギリスの海外文学ということもあって難しく感じられるかもしれないけれど、これが何とシンプル且つ面白いのが意外で、そこには訳者の河島弘美さんの力もあるのだろうと思いつつ、エミリー自身の書きたいものを書きたいんだという気持ちが、文章のそこかしこに溢れているような、そんな活き活きとした物語が最 -
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ネタバレネタバレ全開の感想につきご注意です。
おもしろかったし、人生で読んでおいて良かったな〜と感じる小説だった。2回目読んだら1回目より面白かったという人もいる。
なんか演劇とかミュージカルぽかったな。美しい自然と荒廃した館の情景とか映画版のレ・ミゼラブルみたいな感じだったらすごく自分が好きそう。
登場人物たちみんな、語り手含めて激情型だったり、結構畜生な発言とかあって、モラル薄いのが結構笑ってしまった。
恋愛小説だと思って気軽に読むと結構重めの復讐劇、愛憎劇で心にずっしりとくる。
重い話なのだけれど、会話や行動がどこかコミカルなところもあってそのバランスと抑揚が絶妙だった。
小説に共感を求 -
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常套句に騙されるな!
ヒースクリフはどうしてこう誰も彼も不幸にしなきゃ気が済まなかったんだろう?
愛憎半ばする?愛と憎しみは紙一重?表裏一体?
ほんとかよ
愛が深ければ深いほど、それが裏切られたときの憎しみは深くなるのです
ほんとかよ
少なくとも、自分には愛が憎しみに変わった経験なんかないけどね
常套句に騙されていやしないかい?
常套句に自分の思考を乗っ取られてしまってはいないかい?
そんなのはごめんだな
だから言います
ヒースクリフの気持ちは全く理解できない
ただね
ヒースクリフは愛するがゆえに復讐に駆り立てられたってとこも疑わないとだな
そんな簡単なことだったのかな
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求めているのに誰ひとり幸せそうではなくて、最後まで報われないのかもしれないと思った。
小説の大半は家政婦の語りで進んでいきますが、その家政婦の話していることは実は本当はすべてが嘘なんじゃないかと疑う気持ちも出てきたり、本当は破滅を望んでいるんじゃないのかと思ってしまったり、誰よりも優しく感じたり、でも嘘をついたり欺いたり。進むごとに不安が増していきました。
カズオ・イシグロさんの「信用できない語り手」と似た雰囲気を感じます。
人物に関しては、二つの邸に住む家族と使用人、医者以外は登場しないのにこんなに入り乱れて複雑な小説ってあまりないように感じます。構成が面白い!
解説を読むとさらに。 -
Posted by ブクログ
今年公開された新たな映画版「嵐が丘」を観たので、原作が気になり読んでみた。
映画はかなり改変されていると聞いたが思った以上に全然違ってびっくり!違うというか、原作の要素をかいつまんでまとめるとああなったというか。
みんな性格に難ありだな〜と思っていたけど、原作は映画の倍くらい難ある登場人物が出てくる(笑)
キャサリンは新旧どちらもヒステリーすぎてマジで一回ちょっと落ち着けよと思うし、ヒースクリフはサイコパスすぎるし、ジョウゼフも気狂いジジイだし、淡々と喋ってるネリーも絶対自分では語らないヤバい部分山ほどありそうだし、一行も気が抜けなくて楽しめた。