エミリー・ブロンテのレビュー一覧

  • 嵐が丘

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    今年公開された新たな映画版「嵐が丘」を観たので、原作が気になり読んでみた。
    映画はかなり改変されていると聞いたが思った以上に全然違ってびっくり!違うというか、原作の要素をかいつまんでまとめるとああなったというか。
    みんな性格に難ありだな〜と思っていたけど、原作は映画の倍くらい難ある登場人物が出てくる(笑)

    キャサリンは新旧どちらもヒステリーすぎてマジで一回ちょっと落ち着けよと思うし、ヒースクリフはサイコパスすぎるし、ジョウゼフも気狂いジジイだし、淡々と喋ってるネリーも絶対自分では語らないヤバい部分山ほどありそうだし、一行も気が抜けなくて楽しめた。

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    2026年04月20日
  • 嵐が丘(上)

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    ネタバレ

    キャサリンはヒースクリフを誰よりも理解し、強く結ばれているのに、彼と生きる選択はできなかった。彼女にとってヒースクリフは「愛する相手」であると同時に、「自分自身のような存在」で、現実の結婚相手とは別の場所にいたのだと思う。安定した生活や立場を求める気持ちと、本心とのあいだで揺れ続けた結果、どちらも失ってしまった。その弱さと矛盾が、物語全体の重く苦しい空気を生んでいるように感じた。

    嵐が丘の荒れの描写がリアル。

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    2026年04月19日
  • 嵐が丘

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    光文社版より新潮版の方が好みだ。
    もちろん2度目なので、背景や人間関係もわかったうえで読んでいる。作品への没入感が高まっているためもあるけど。
    で、腰巻きには「全てを破滅させる恋ー」とあるけど、やっぱり人間のエゴと心理をリアルに抉る作品なんだね。誰かが「ヒースクリフほど純粋なヒーローはいない」って評していたけど、これ納得できるんだな。

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    2026年04月08日
  • 嵐が丘 下

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    着々と自分が思っていた復讐を遂げていくヒースクリフ
    思っていた復讐が全て完遂した時ヒースクリフは何を思うのか?
    ヒースクリフが本当に欲しかったのは1番好きだった人が一緒にいてくれることだったのではないのか?
    残された子どもたちの表情や瞳を見た時にヒースクリフは好きだったキャサリンのことを思い出す

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    2026年04月07日
  • 嵐が丘(下)

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    リントンが最低。意気地も無く、卑怯で、泣き言でキャシーをつなぎ止めることばかりしている。
    これにまんまと同情して、もう会いにこないと言ったと思ったら
    すぐにリントンにまたかまうキャシーも
    いい加減にさっさと見捨てればいいのにと何度も思ってじれったかった。

    半ば無理やりリントンと結婚させられていたけど
    この時代、教会に行かず、役所に届けもせず、何を持って結婚した事実ができてしまうのか
    しかも相続まで絡んだ結婚が成立してしまうのか謎。

    キャシーがあんなにもヘアトンの無知を嘲笑っていたのも
    かなり性格が悪いと思う。
    ほんとに、ネリー以外にまともな性格のキャラクターは出ないのかと。

    ヘアトンがキャシーにそれでも近づきたくて
    向学心を持って関係が良くなっていくところは
    ちょっと良かった。

    しかしヒースクリフ、復讐心とはいえちょっと酷すぎる。
    あと、ジョウゼフ、これも狂言回し的な役割だけど
    まあほんっとにロクでもない爺さんだった。

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    2026年03月30日
  • 嵐が丘(上)

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    キャサリンとヒースクリフは互いに罵り合い、リスペクトのかけらも感じない関係性。
    しかしお互いがなくてはならない存在で、男女の愛というよりは、魂の双子の愛、生き物として離れがたい愛で結びつけられている。

    ネリー以外は、他社への虐めや軽蔑、憎悪を隠そうともしない登場人物ばかりで、
    もっと人に寛容になろうよという気持ち。

    キャサリンの癇癪持ちっぷりもひどい。
    思い通りにならないも家政婦のネリーをつねりあげるなど
    性格がとにかくよろしくない。

    ヒースクリフを下男同然に扱うヒンドリーといい
    他人にどう思われてもいいトランプ的なキャラクターが実に多くて
    寄宿学校で育ち広い世界を知ったとは言えない
    ブロンテがどうやってこんな苛烈な
    人物たちを創造したのか不思議な気がする。

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    2026年03月30日
  • 嵐が丘(上)

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    トワイライトでベラが愛読してて、
    いつか絶対に読みたいと思っていた嵐が丘...♡

    2月の映画公開するから 理解度をあげて、
    楽しみたくて読んだ

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    2026年03月15日
  • 嵐が丘

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    ネタバレ

    ヒースクリフとキャサリンは激情型の性格で、言葉で確かめ合うことはなかったものの、互いに愛し合っていたと思う。ただし、キャサリンはヒースクリフを結婚という形で所有しようとは考えていなかった。一方ヒースクリフは、同じ気持ちであれば結婚に至るはずだと信じていたため、その選択に強い衝撃を受け、逃げ出してしまう。帰ってきた後のヒースクリフの生き方は、残酷な支配者だった。他人を支配し、痛めつけることを復讐と呼び、相手を突き放すような言葉を投げつけ続けた。キャサリン亡き後も、彼は復讐を生き甲斐としていたように見える。喪失を埋めるためには復讐を続けることしかできなかったのだろう。感情のままに言葉を投げつけ、その言葉で他人を縛り、傷つけ、最終的には自分自身をも追い詰めていく生き方は精神を病まさせる。そうした激しい感情の応酬による心労で、作中の登場人物たちは若くして亡くなったのだと思う。一方で、若く未来を持つ二代目キャサリンと、遅まきながらも学ぶことを選んだヘアトンは物語の中で次の時代を担う存在として描かれている。激情が渦巻いていた嵐が丘の空模様は凪いだように穏やかに変わっていく。

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    2026年02月21日
  • 嵐が丘(下)

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    結末としては救いのある終わり方だったが、物語の大部分はヒースクリフの非道な行動によって占められている。彼は自分の子どもに対しても愛情を示さず、復讐の手段として利用していた。その結果、リントンは全く幸福を得ることなく、物語の中でも特に痛ましい存在だった。

    ヒースクリフの死後、キャサリンとヘアトンの関係は一気に幸せへと向かう。そのシーンがあまりにも突然で驚いたが、幸せそうでキラキラしていた。

    終盤に描かれるヒースクリフとキャサリン(母)が丘のふもとに佇んでいるという描写にはなんだかホッとした。ヒースクリフがようやく心の安定を得てよかったなと思った。

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    2026年02月07日
  • 嵐が丘(下)

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    語り手を通した事実の屈折は文学的に効果的とは言えず、メロドラマ的な展開が物語の強度を弱めているように思われる。しかしながら、ヒースクリフが抱いてきたさまざまな激情には、人間のありようを映す普遍性がある。もしこれを愛というのなら、人間とはなんと悲しい存在であることか。

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    2025年10月15日
  • 嵐が丘(上)

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    語り手を通した事実の屈折は文学的に効果的とは言えず、メロドラマ的な展開が物語の強度を弱めているように思われる。しかしながら、ヒースクリフが抱いてきたさまざまな激情には、人間のありようを映す普遍性がある。もしこれを愛というのなら、人間とはなんと悲しい存在であることか。

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    2025年10月15日
  • 嵐が丘

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    世代に渡る話でとにかく長い。
    恋愛小説なのか、復讐劇なのか、喜劇なのか、なにを見させられているんだろうと思う。ヒースクリフについては徹底的に共感できない。最後までわからない。意外と人が人を想うってそういうものなのかもしれない、という話なのかもしれない。

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    2025年07月10日
  • 嵐が丘(上)

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    ネタバレ

    読書期間 2025/2/5〜2025/2/7

    面白かった!英文学の名作と言われるのがよくわかった

    エドガーかヒースクリフかと言われたら私はヒースクリフ派だな。新しい世界を見せてくれそうだし、何しろ世界を敵に回しても愛してくれそうだし

    主人公のロックウッド、勝手に押しかけたのに送って貰えずにキレるの図々しくて面白い。同級生が卒論で「ロックウッドは人付き合い嫌いと言いながら、ヒースクリフに興味津々で、人嫌いとは言えないのではないか」と言っていたのを思い出し、面白く読んでいた

    正直登場人物はネリーとエドガー以外感情移入できる人はいなかったかなぁ。キャサリンはわがままで自分勝手だし、アーンショウはめちゃくちゃ暴力的な人だし、ヒースクリフも恐ろしいし、、っていう感じで

    普通に、自分がエドガーの立場だったら奥さんにヒースクリフみたいな「元好きな人」が近づかれたらめちゃくちゃ嫌だもんな。キャサリンが一時の気の迷い?で結婚したせいで、ヒースクリフと二人で周囲を振り回してる感じ。でもいいよ、この相思相愛感私は好きだよ

    語りの感じは引き込まれて、情景が頭に浮かぶ、とても良い語り。すぐに読み終わった

    かの有名な”I am Heathcliff”のセリフを割と序盤で言っててびっくりした。

    後半も楽しみ

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    2025年02月07日
  • 嵐が丘(下)

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    ネタバレ

    タイトルだけは知っていた古典作品を読むシリーズ。身分の違いに引き裂かれた恋に対する復讐の裏で生き続ける純粋な愛の話。かもしれないし精神的に不安定な一族とそこに訪れる外部の人間との交わらない生の模様なのかもしれず、荒野に佇む幽霊の話なのかもしれない。多様な側面がある物語。

    舞台となるヨークシャーの寒村にある嵐が丘、スラッシュクロス、アーンショウ家、リントン家と家の外からやってくるヒースクリフ、ネリーをはじめとした使用人達。そして訪問者のロックウッド。一人もまともな奴がいない。あえていうならネリーが常識人に近いと言えるか。そのネリーは単なる善良な平民ではなく、物語世界を解釈して語る物語の進行者である。
    ネリーによって語られる物語は恐ろしくも哀しいヒースクリフの復讐劇とその背景にある何人も立ち入ることのできないヒースクリフとキャサリンの間の絆。本当にネリーの語る物語としてのヒースクリフとキャサリンの言葉の通りに絆が存在したのか。それはわからない。それでも幽霊としてロックウッドやそこに住む人たちに現れるのであればその思いは確かに存在したのだろう。そして荒野の墓地はまだその余韻を響かせている。

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    2024年12月07日
  • 嵐が丘(下)

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    ネタバレ

    ヒースクリフの執念、どこから湧いてくるのだろうと理解できないまま読み進めた。
    最後の最後でそれまでにキャサリンの事を愛していたのかと、やっと少し腑に落ちた。
    キャサリンの気持ちはどこにあったのだろうか。ヒースクリフとキャサリンの幸せはどこにあったのだろうか。

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    2024年08月04日
  • 嵐が丘 下

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    リンバスカンパニー:ヒースクリフから購読。

    嵐ヶ丘は、単なる復讐劇ではない。
    ヒースクリフは運命に翻弄され、欲望のまま全てを手にする悪人に見える。
    最後のシーンで、自己の理想をヘアトンに投影するシーンがある。
    本当に望んだのは、キャサリンとただ一緒にいたかった事。
    復讐ではなく自分の想いを認めて死ぬ所が、たまらなく好きだ。

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    2024年06月30日
  • 嵐が丘

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    嵐が丘に住む不思議な住人達。互いにいがみ合いながら暮らしているのだが、その関係性がわからず、鶫の辻の間借人のロックウッドは使用人のネリーに話を聞きます。彼女の話がまぁ、面白い。ロックウッドじゃないですが、「早く続きを話してくださいよ」とせがみたくなります。

    ネリーは自分が常識人みたいな感じで話していますが、彼女も偏見ありまくりの大概な人物で、彼女のせいで揉め事が大きくなっているまであります。そんなところを、突っ込みながら読む楽しみもあるのではないかと思います。

    二人がもめていたら、普通はどちらかの肩を持ちたくなります。ですがこの作品の場合、どっちもどっちですので、高みの見物的な立ち位置でその騒動を眺めることになります。全く感情移入できない人たちのゴタゴタを見せられるのですが、ワイドショー的な興味で読める感じです。

    そんなぐちゃぐちゃな話なのに、なぜか読後感は良かったです。それまでのテンションも終盤も終盤になると、徐々に憑き物が落ちたように下がっていき、ほっこりするようなエピソードが出てきます。

    そして最後には、取ってつけたような結末があります。普通ならそういうものは、鼻についたり、納得できなかったりするのですが、この作品に関しては、それまでのゴタゴタがあまりにもすごすぎたので、「とりあえずどういう形にしろよかったね」と思えてしまいました。

    なんだろう、今までになかった読書体験でしたね。特定の人物の幸せを願ったり喜んだりではなく、あまりにもぐちゃぐちゃな物語世界が回復してほっとする感覚でしょうか。あるいは神さまの気持ちなのかもしれない。あまりに愚かな人間たちが、少しだけまともになって喜んだみたいな。

    とりあえず、背表紙にある「世界の女性を虜にした恋愛小説」では、決してない作品だと思いました。

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    2024年01月15日
  • 嵐が丘 上

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    閉鎖的な世界で混ざり合う愛と憎しみ。
    終始暗雲たる雰囲気が立ち込めている。
    アーンショー家はどうしてこうも皆狂っているのか、、、。

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    2023年10月18日
  • 嵐が丘(下)

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    ヒースクリフと二代目キャサリンがどうなったのか
    が気になってサクサク読めた。
    物語を色に例えるならダークグレーかな。
    重苦しくて辛かった。
    なにしろベートーベンが生きてた古い時代に書かれた物語だから読みにくそうなイメージだったが、翻訳がとても自然で読みやすくて有り難かった。
    訳者は真剣にこの作品と向き合った結果、相当疲れたらしく、自分もただ読んだだけで…疲れた。

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    2023年10月11日
  • 嵐が丘(上)

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    登場人物は少ないのだが、少しややこしいため
    巻頭の人物関係図を何度も確かめてしまった。
    ネリーさんがお手伝いという立場にもかかわらず、
    自分の心情や態度を貫き通して勇ましいなぁと
    思った。
    読んでいて気持ちが灰色になったが続きが気になる
    ので下巻も読もう。

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    2023年10月11日