石黒圭のレビュー一覧
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国語学や文章の専門家が「副詞」に焦点を当て、豊富な事例を盛り込んで分かりやすく解説した本。伝えたいポイントは「副詞」がコミュニケーションの要であり、話し手の気持ちを伝える役割を持っていること。
我々が日々の生活で、意識することなく使っている副詞には、情態、程度、予告などを主観的に表す様々な機能があり、有効に活用すれば、自分の気持ちを的確に伝え、相手と本音の話がしやすくなる。逆に、使い方を誤れば、聞き手とのコミュニケーションをかえって悪化させる。
文中、専門的で堅苦しい分類や名称もあったが、著者のいわんとする要旨はシンプルでストレートに理解できた。
特に印象に残ったのは、情態を表すオノマトペの効 -
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文章の読みかたを、目的におうじて「速読」「精読」「味読」の三つに分類し、それぞれの読みかたを実践するさいのスキルについて解説している本です。
文章の内容を推測しながら読み進めていくときの「スキーマ」の役割や、とくに小説における視点と文脈の重要性、さらに文章からあらたな意義を読者自身が創発するさいにおこなわれる解釈のありかたなどがとりあげられています。
日ごろから読書に親しんでいる読者にとっては、本書で紹介されている「技術」の多くは、ふだんから無意識のうちに実践しているものが多いのではないかと思いますが、本書を読むことでそれらの「技術」を読者の一人ひとりが明確に自覚し、読書の目的におうじて実 -
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タイトルの通り日本語における接続詞の役割を解説する本である。
書き言葉だけでなく口語体にも触れており、接続詞について多角的な視野からアプローチをかけている。
本書において特に眉唾物なのが、接続詞の使い方に人の性格が浮き出るということだ。「てか」を多様してしまう私は、飽きっぽいが機転を効かせられる人間らしい。
このように、接続詞に対して特殊なアプローチをかける本書は座学としては大変面白い。しかし、本書はあくまで接続詞の役割や特徴を述べるに留めており、実際に整然とした文章を書けるようエスコートしてくれる性質ではないことに注意していただきたい。
言語学という側面から評価すれば星4をつけていたが、実践 -
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まるで日本語教師用の教材を読んでるかのようでした。(実際の教材はもっと専門的で難しいかとは思いますが)
内勤の私には、敬語・類義語・対義語や身の回りのモノの名前に意識を向け、語彙力を高めていく事が良いのかな、と自己解釈。
そのほか色々と解説がありましたが、イメージがあまり湧かず、読み飛ばしました。
TPOにあった、言葉をつかえるようになることが大切。(当たり前かと思いますが…)
それを、叶えるにはやはり、多読・類義語・敬語への日常的な変換トレーニングがいいのかと思います。
書き物を生業とする方、教育現場で働いている方、商品開発や、記者の方等にとっては、有用な本かと思います。 -
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書かれてある内容は至って当たり前のことばかりなのだが、本書を読んで何故外国語の文章を読むのが母国語に比べて遅いのかがよくわかった。
1)脳内辞書が貧弱で、情報が歯抜けになって理解が妨げられる。また記憶から呼び出すのに時間がかかるため、読みが遅くなる。
2)文化的スキーマが乏しいため書き手の意図を理解できない。
3)文法知識やコロケーションなどの言語スキーマが乏しいため、文法によるチェックが働かず後続の予測ができない。
そうなると外国語を母国語のように読むには、膨大な量の表現を脳内にインプットして辞書とスキーマを充実させるしかなさそうだ。まあ当たり前か。 -
Posted by ブクログ
自分なりの文章を書くメソッドが非常にわかりやすく説明された一冊。
よく好きなものについて感想を述べる時、語彙力が無くなるというけど、使い古された表現だけでは表面上の内容しか相手に伝わらず、また読み手も浅い感想だけで全て分かった気になってしまう。そうではなくて、ありとあらゆる比喩や基準を使い、より具体的に自分が感じたことや考えた事を的確に表現することで、さらに踏み込んだ興味や関心を読み手に想起させることが出来る。
相手に配慮した言葉を使う事で余計な誤解やトラブルに巻き込まれずにすむ。強い言葉だけが一人歩きするご時世に、これからの社会生活に、最も重要な事じゃないかと思う。