石黒圭のレビュー一覧

  • 「読む」技術~速読・精読・味読の力をつける~

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    文章の読み方について論じた本。

    文章の読み方を、「速読」「精読」「味読」に分け、それぞれに適した読み方を提示している。
    個人的には、「なるほどそうすれば良いのか」という腹落ち感には乏しかったが、読書が能動的な営みであることを教えてくれた点では、学びの多い本だった。
    本書自体が、主体的な読みを要求する印象で、一筋縄では行かなかったけど、きちんと咀嚼できれば役立つ本だと思う。

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    2020年02月23日
  • 「読む」技術~速読・精読・味読の力をつける~

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    書かれてある内容は至って当たり前のことばかりなのだが、本書を読んで何故外国語の文章を読むのが母国語に比べて遅いのかがよくわかった。
    1)脳内辞書が貧弱で、情報が歯抜けになって理解が妨げられる。また記憶から呼び出すのに時間がかかるため、読みが遅くなる。
    2)文化的スキーマが乏しいため書き手の意図を理解できない。
    3)文法知識やコロケーションなどの言語スキーマが乏しいため、文法によるチェックが働かず後続の予測ができない。

    そうなると外国語を母国語のように読むには、膨大な量の表現を脳内にインプットして辞書とスキーマを充実させるしかなさそうだ。まあ当たり前か。

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    2020年01月31日
  • 語彙力を鍛える~量と質を高めるトレーニング~

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    最近、適切な言葉が浮かばないことが増えてきたので読んでみた。
    語彙に関する総合的な説明と、語彙を増やし文脈に合わせて適切に使いこなすためのメソッドが箇条書きで書かれていて、わかりやすい。
    一つの言葉から類義語、対義語、語種(和語、漢語、外来語)などを考えるだけで広がってゆく言葉の世界は面白い。
    しかし著者が誤用としてあげた例文の中に、個人的には違和感のないものがけっこうあったので、自分のアバウトな語彙力にちょっとへこんだ。

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    2019年10月18日
  • 形容詞を使わない 大人の文章表現力

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    自分なりの文章を書くメソッドが非常にわかりやすく説明された一冊。

    よく好きなものについて感想を述べる時、語彙力が無くなるというけど、使い古された表現だけでは表面上の内容しか相手に伝わらず、また読み手も浅い感想だけで全て分かった気になってしまう。そうではなくて、ありとあらゆる比喩や基準を使い、より具体的に自分が感じたことや考えた事を的確に表現することで、さらに踏み込んだ興味や関心を読み手に想起させることが出来る。

    相手に配慮した言葉を使う事で余計な誤解やトラブルに巻き込まれずにすむ。強い言葉だけが一人歩きするご時世に、これからの社会生活に、最も重要な事じゃないかと思う。

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    2019年08月25日
  • 「読む」技術~速読・精読・味読の力をつける~

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    「読む技術」として速読:2つ・味読:3つ・精読:3つの合計8つのストラテジーを紹介している本。

    紹介されている8つのストラテジーについては、「なるほど参考になる」というものであった。

    ただ、以下について不満であった。
    ①具体的説明が長すぎる
    8つのストラテジーを説明するために、当然に具体的例文などの具体例が書かれていたりするのだが、具体例が長すぎる。
    読者に理解してもらおうという配慮なのだろうが、この本の中身に対して全体ボリュームが多くなり、読んでいて疲れを感じてしまう。

    ②あくまでストラテジーを「紹介」しているのみ
    この本のサブタイトルは「速読・精読・味読の力をつける」となっているが、

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    2020年04月05日
  • 「読む」技術~速読・精読・味読の力をつける~

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    思っていたより難しい内容で、国語の授業のよう。難解な文章を読めるようになりたいのに、斜め読みしてしまってなんだか本末転倒のような感じになってしまった。もう少しやさしいものを読んでからこの本を読むべきだったかも。

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    2019年04月11日
  • 語彙力を鍛える~量と質を高めるトレーニング~

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    おもしろい読み物でした。タイトルから期待したの勉強方法とはちょっと異なりましたが、日常のなかの言葉にアンテナを立てることが重要だと感じました。
    最も興味深かったのは冒頭の「語彙とは意味のネットワークでつながった言葉のリスト」という定義。単に単語数を持っていることに意味があるわけではないですね。

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    2019年04月05日
  • 語彙力を鍛える~量と質を高めるトレーニング~

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    トレーニングという副題からイメージされる勉強本ではない。

    理解せずともパターンとして覚えれば良いというのではなく、言葉の持つ意味や色を概念的に説明してくれる。



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    2019年04月01日
  • 語彙力を鍛える~量と質を高めるトレーニング~

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    語彙力を簡単に増やすのは簡単なことではない。読書量もさることながら、メール等で常に複数の言い回しを考えたり、最適なフレーズを選択することが重要。きちんとした日本語を理解していることも大前提。おかしな敬語の使い方をおかしいと気がつかなければならない。

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    2019年01月20日
  • 文章予測 読解力の鍛え方

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    ・副詞「たしかに」「もちろん」「なるほど」「むろん」、係助詞「は」「も」、文末表現「だろう」「でしょう」「かもしれない」など、逆説の予測に役立つ一連の表現に注目する。こうした表現が逆説の接続詞「しかし」等とセットで示されると、逆説の接続詞の直前の文は筆者と対立する立場であり、逆説の接続詞を含む文は筆者自身の立場を示す文になる

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    2018年11月12日
  • 文章は接続詞で決まる

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    接続詞の用法に迷うことが多いので、ヒントになるかと思って読んでみたが、結局、あまり考えず、自分なりに感覚的に書いていくのが性に合っているみたい。というか、接続詞以前に根本的に文章力ないからな、ワシ。

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    2018年11月04日
  • 形容詞を使わない 大人の文章表現力

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    文相を書く時に、「すごい」「よい」「いい」等の形容詞が多くて、もっと文章能力をつけたいと思い読んだ。でも、期待していたほどではなかった。

    ただ、この本を読んだ後に、文相を書く時に、ここで指摘されていたことを思い出し、以前よりは考えた文章が書けるようになったのではないかと感じた。

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    2018年10月08日
  • 語彙力を鍛える~量と質を高めるトレーニング~

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    とても面白いけど、どういった実証研究に基づいてこういう主張をしているのかみたいなところはちょっと気になる。

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    2018年05月24日
  • 文章予測 読解力の鍛え方

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    「読む」技術の別冊みたいなもんか。
    文章を塊として読むという話がとても勉強になって、その「開始」が「予測できるところ」らしいんだけど、ではその「終わり」はどこなのか、といったところが気になる。塊読みだけで一冊書いてほしい。

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    2018年04月30日
  • 語彙力を鍛える~量と質を高めるトレーニング~

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    ネタバレ

    トレーニングになったかはわからないが、なるほどなぁが多い本。
    文章を書くときは常に気をつけていても、なかなか言葉が出てこない。やはり辞書は必要ですね。
    エンターキーとリターンキーの件、キーボードにenterと書いてある(ほうが多数?)。そりゃそう呼ぶでしょ。

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    2018年03月15日
  • 「読む」技術~速読・精読・味読の力をつける~

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    タイトルにちゃんと精読・味読って買いてあるのに、速読だけの話かと思いこんでた。精読・味読の部分は、そらそーだろって感じであまりピンと来なかった

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    2017年12月25日
  • 語彙力を鍛える~量と質を高めるトレーニング~

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    語彙力を高めることの重要さを説き、
    質と量の両面から語彙力を高めるための方策を綴った内容。

    普段何気なく使っている言葉にも、今一度立ち止まって振り返ることで、
    いろいろな気づき、そして語彙力アップの図れることが理解できた。

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    2017年12月22日
  • 語彙力を鍛える~量と質を高めるトレーニング~

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    <目次>
    はじめに
    第1章  語彙についての基礎知識
     (1)語彙について考える
     (2)理解語彙と使用語彙
    第2章  語彙の「量」を増やす
     (1)類義語を考える
     (2)対義語を考える
     (3)上位語と下位語を考える
     (4)語種を考える
     (5)文字種を考える
     (6)書き言葉を考える
     (7)専門語を考える
     (8)方言を考える
     (9)新語と古語を考える
     (10)実物を考える
     (11)語構成を考える
    第3章  語彙の「質」を高める
     (1)誤用を回避する
     (2)重複と不足を解消する
     (3)連語の相性に注意する
     (4)語感のズレを調整する
     (5)語を適切に置き換える
     (6

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    2016年08月13日
  • 「読む」技術~速読・精読・味読の力をつける~

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    速読、味読、精読。
    トップダウン型とボトムアップ型。その中間型。

    速読のためには、漢字で書かれた重要情報を拾う。段落の冒頭を読む。指示語、接続詞から展開を把握する。文末の断定表現(~のだ)を読む。

    行間を読む。

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    2016年07月19日
  • 文章は接続詞で決まる

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    論理の接続詞=順接、逆説、だから、それなら、しかし、ところが
    整理の接続詞=並列、対比、列挙、そして、それに、かつ、一方、または、第一に、最初に、まず
    理解の接続詞=還元、例示、補足、つまり、むしろ、たとえば、とくに、なぜなら、ただし
    展開の接続詞=転換、結論、さて、では、このように、とにかく

    しかし、が続くと読みにくい。意見と事実を分ける。だが、で置き換える。

    まず、つぎに、さらに。

    つまり、で切れ味を出す。
    学者が素人向けの解説文をかくと、つまり、のオンパレードになる。

    なぜなら、使わないほうが洗練した文章になる。~からです。が末尾の接続詞。

    接続詞はないのが普通、あるのが特別。

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    2016年06月29日