石黒圭のレビュー一覧

  • 語彙力を鍛える~量と質を高めるトレーニング~

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    語彙を増やすって具体的にどうするの?を理論的に書いてて参考になった。
    そもそも語とはどんな構成で、どんな機能を持っていて〜ってところを体系的に説明していて、その上でどこが間違えやすいのか、置き換えるとしたらどう横・縦スライドさせると適切なのか、といった説明がなされていて分かりやすい。
    どちらかといえば理論部分が多いので、一度読んだだけでは分かりきらないかも。

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    2021年09月26日
  • 段落論~日本語の「わかりやすさ」の決め手~

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    かなり面白い。
    日本語、文章論の研究者である石黒圭氏による、段落の原理、種類、コミュニケーションにおける段落の意味の3部から成る、新書作品。主題は、日本語の文章における段落であり、段落の使い方・読み方次第で文章のわかりやすさが変わっていくことを詳しく説明している。面白い点は、日本語の「パラグラフライティング」の作法を解説している点と、スマホ時代の新たな段落や文章の傾向の変遷を分析している点。

    日本語のパラグラフライティングは、なかなか教えられることがないと認識している。その上で、この本では、段落の中に、小主張文、支持文、小結論文、及び中心文があり、それぞれ、特定のパターンがある、という点を整理して、文章の作り方のルールを形式化し解説している。これ自体は論文を書く学生やビジネスライティングをする社会人にも非常に有用な考え方だと思う。特に、論理的に話を展開するために、鳥瞰して構える計画をして、しかし実際に書きながら魚の目で流れるようにその計画を修正していく、という執筆計画と執筆実践の両面を意識した書き方と考え方を書いており、役に立つ、という意味で面白さを感じた。

    もうひとつに、スマホ時代の段落や文章は、ページが小さくなったり、他方で紙幅に制限がなかったり、という環境変化によって、より展開を期待させる段落に、空白を作る段落になってきた、という。人間のコミュニケーションの中で、文章のあり方が変わってきていて、伝統的な文章のあるべき論よりも、フキダシを使ったLINEのような文章形式や、官公庁におけるポンチ絵のような文章が今後の新たな段落となるかもしれない、と、著者はかなりひらけた目線を提供している。

    論理的に日本語で考え、書くために、段落をどう捉えるかの考え方が整理され、面白い本だったと感じる。

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    2021年08月02日
  • 語彙力を鍛える~量と質を高めるトレーニング~

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    ネタバレ

    とにかく読みやすくスラスラと読めた。

    語彙力とは何か、また
    語彙力を鍛えるための思考法が書かれていた。

    とりあえずサッと読んだが
    本当に語彙力を鍛えるのであれば
    何度も読み返してこのトレーニングを
    くせにするといいかなと思った。

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    2021年07月21日
  • 大人のための言い換え力

    購入済み

    大変役立つ一冊

    実は、別の言い換え方の本を購入しようかと調べてたのですが、この一冊が目に入り評価も高く、試し読みをしてみたら豊富な知識と分かりやすい説明と、テストのように考えさせ納得へ導く教え方に感動し、本来欲しかった方ではなくこちらの本を選びました。タイトル通りちゃんとした「大人のための言い換え方」を学べてます。

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    2021年05月18日
  • 日本語は「空気」が決める~社会言語学入門~

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    社会的立場を考えた上で正しい日本語を選択することは、日々社会で必要であるため、とても参考になった。アニメや漫画、身近なものを例としていて学生としては共感しやすくわかりやすかった。社会言語学への関心が深まった。

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    2021年01月16日
  • 文章予測 読解力の鍛え方

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    この本は「予測する」という行為によって、読解力を上げるための説明本。
    しかし私は「書くために必要なことも書かれている」と知人に言われ読みました。実際にその通りだと思いました。なので、「書く」ことに困っている私のような方におすすめできます。というのも、本書に書かれているように、「書く」というのは、読み手との対話によって達成される行為であり、「読む」と切っても切り離せない関係にあるからです。
    つまり、「書く」というのも、この本の主旨である読み手がどう読むか、という「予測」が非常に重要になるということです。

    「人は、次に来る文を予測しながら、文章の展開の広がりを楽しむ」
    当たり前のようであり、無意識に頭の中で処理しているこの行為。読み手にとって、これが文章の展開を楽しむためのキーポイントになっているのです。
    当たり前に読んでいた文が、文章として読まれるまでに、どのような布石が打たれているか。(気付きや疑問を持って読んでいるか。)面白い例文と、その解説によって、すんなりとその構造を理解することができます。

    書き手はこれらをうまく使いこなさなくてはいけません。本全体を通して、書くために重要な前提を与えてくれたように思います。

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    2020年05月01日
  • 日本語は「空気」が決める~社会言語学入門~

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    <第二言語の能力は、表面的には第一言語の能力と違うように見えても、基本的な能力は第一言語と基盤を共有しているため(二言語共有説)、第二言語の能力は、第一言語の能力によって制限を受けているのです。そのため、第一言語の能力が不十分な段階で第二言語を習得しようとしても、弊害のほうが大きく、結果的にセミリンガルになることが多いと考えられています。
     つまり、第一言語である「国語」力が言語能力の基本であり、つねに英語に触れていられる環境にいる子どもでもなければ、「国語」力に割くべき時間を犠牲にして、焦って英語を身につけさせようとしても、「国語」力も英語力も身につかずに終わるおそれが高いと考えている言語学者が少なくないのです。>(193〜194頁)

     小学校での英語の教科科がスタートしようとするなか、英語教育の研究者が揃って述べていることが上記の内容だ。「早くから英語をはじめれば、容易に英語習得ができる」という考えは、たしかに一部には適用されるが、絶対ではない。むしろ、小学校時代の英会話や英語塾での経験が後の英語学習に全く効果を及ぼさないことを示す研究は多数ある。世間の言説にまどわされて感情的に教育を考えてはならない。だが、人々は理論よりも情動に影響を受ける。いくら科学的なデータを提示して説得しようと試みても、人々の考えを変えることはむずかしい。英語教育に携わるものとしてできることは何なのか、よく考えたい。

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    2020年02月02日
  • 文章は接続詞で決まる

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    接続詞を解説した本は初めて。
    そして、接続詞の種類の多さ、使い方のポイント、読み手聞き手に対する印象などわかりやすくまとまっている。文章を書く時に、話す時に参考にしたい内容が盛りだくさんの一冊。

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    2019年06月12日
  • 「読む」技術~速読・精読・味読の力をつける~

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    "すばらし国語の授業を受けたような気分になった。備忘録として、抜粋しておく。
    速読-話題ストラテジー(文章を正確に読むために意識すること2点
                ・その文章が何について書かれているか考え、頭の中の知識、経験と引きつけて理解する
                ・文章を読み始めるときタイトルや書き出しに目をとめ、何の話題がどのように展開されるか想像する)
      -取捨選択ストラテジー(文章の要点を的確に抽出して読むために意識すること4点
                  ・漢字で書かれた重要情報を拾い出す
                  ・段落の冒頭文を大意の理解に役立てる
                  ・文頭の指示詞と接続詞から、文章の話題とネットワークを把握する
                  ・「~のだ」に代表される文末表現から、書き手の主張のネットワークを把握する)

    味読-視覚化ストラテジー(文章中に描かれている場面を鮮明に映像化して読むために意識すること3点
                 ・視覚的イメージを喚起する表現に着目し、そうした表現を手がかりに映像を再現する
                 ・視覚に関わる描写を、視座・注視点・視野・視線の四つの組み合わせとして、分析的に理解する
                 ・一人称視点か三人称視点かを峻別し、それを軸に一貫した視点を構成する)
      -予測ストラテジー(文章を話の流れに乗って深く読むために意識すること3点
                ・文章を読む過程で、疑問に思ったことや深く知りたいことを問いとして発する
                ・次がどんな展開になるのか、先のストーリーに注意を向ける
                ・次にどんな内容がくるのか、その具体像を絞り込み、実際の文章の内容と照合する)
      -文脈ストラテジー(文章を誤解なく円滑に読むために意識すること3点
                ・違和感のある表現に出会ったら、その表現とつじつまが合うように文脈を再調整する
                ・指示詞と接続詞がある場合、そうした手がかりを頼りに、文章で展開される書き手の思考の筋を追跡する
                ・文を超える意味の連鎖が形に表れない場合でも、文章の全体像を意識し、内容の一貫性が保たれるように読み進める)

    精読-行間ストラテジー(文章中の隠れた意味を読み解くために意識すること6点
                ・あくまでも書かれた材料をヒントにして、書かれていないことを推論する
                ・あるべき内容が描かれず、展開に飛躍がある場合、そこで立ち止まって深く考える
                ・書いてある情報だけでは不充分に感じられる場合、理由や具体例を自分なりに補填する
                ・わかりにくい文章を読む場合、その背後にある筆者の表現意図を見抜くように努める
                ・登場人物に感情移入する場合、事実の描写の背後にある感情を汲み取るようにする
                ・事実を伝えることを目的とした文章を読む場合、文章の内容を批判的に吟味し、事実の描写の背後に隠された意図を見抜くように心がける)
      -解釈ストラテジー(文章を創造的に読むために意識すること6点
                ・含蓄ある文章に、自己の専門性や個人的経験、思想的背景を投影し、寓話化してみる
                ・暗黙の前提を疑い、自分と異なる社会・文化的立場に立った理解を試みる
                ・文章を整合的に理解するときに生じるほころびを繕うような新たな理解を想定する
                ・抽象的な文脈に置かれた抽象的な言葉を、自分に身近な具体的な言葉に置き換えてみる
                ・無理な解釈を保留し、文章がそこまでしか書いていない理由を考える
                ・多様な解釈をもとの文章に還元し、その整合性を検討する)
      -記憶ストラテジー(文章に書かれた情報を頭にしっかりと定着させるために意識すること5点
                ・繰り返し読んで文章の構造を徐々に把握し、そこからトップダウン処理で内容を整理する
                ・音読によって、文と意味のつながりだけでなく、音と意味のつながりにも注意を払う
                ・表面的な言い回しに引きずられず、原文の内容を自分の言葉に置き換えて理解する
                ・要約によって、書き手の言いたいことと文章のアウトラインを押さえる
                ・文章との対話を心がけ、多様なストラテジーを用いて文章を能動的に理解する)

    これらは、読む技術と同時に文章を書くときにも心がけるべきものともいえる。"

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    2018年10月21日
  • 文章予測 読解力の鍛え方

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    本を読んでいる時に読者が感じる事、そこに起こっている事をわかりやすく懇切丁寧に説明してくれてとても勉強になった。文章予測についての本なだけに読みにくい文章を書いてたら終わりだからハードルは高かったが、それをいとも軽々と飛び越えた。また再読、再々読したい本。

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    2018年07月30日
  • 「読む」技術~速読・精読・味読の力をつける~

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    著者の本って外れがないなあ。
    いろいろ知りたかったことが極めて簡潔にわかりやすく書かれていて、たぶん今後何回も開くであろう予感。

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    2018年05月24日
  • 大人のための言い換え力

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    文章をより伝わりやすくするための言い換えが、実際の文章を掲載しているので、比較しやすい。
    省略するときにどこを要点とするのかもとても大切だ。
    逆に、配慮あるやわらかな文章にするときには、言い換えがとても役立つ。
    自己判断で決めつけた文章は良くない。
    すぐにでも実践できる言い換えが、こんなにあるとは!

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    2018年03月04日
  • 語彙力を鍛える~量と質を高めるトレーニング~

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    このレビューを書いていても
    語彙力がもっとあればな~と思う。
    内容がとても簡潔で分かりやすかった。

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    2017年07月24日
  • 日本語は「空気」が決める~社会言語学入門~

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    チョムスキーはじめとする理論言語学が言語の普遍的な法則の解明しようとしていたのに対し、社会言語学が現実の物理現象を考察して法則を導き出す実験物理学と似たアプローチの学問であるとして、さまざまな事例をふんだんに紹介しながら、社会言語学初学者を導いてくれる良書。とても読みやすい。さすが社会言語学の先生だ。

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    2016年04月17日
  • 「読む」技術~速読・精読・味読の力をつける~

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    本を読む行為に個性が存在することを知っていましたか?
    本を読む行為に技術が存在することを知っていましたか?
    知りませんでした。
    最近読書術なる本ばかり読み漁っていましたが、それもそろそろ終焉ですかね。
    ほぼこの本で僕の求めている答えは網羅された気がします。
    読む行為が頭の中でどのように思考され、処理し、理解するのか。
    見慣れない言葉、分からない語彙、辞書を片手に時間とない頭使って精読しました。
    速読、精読、味読の3つの読み方を8つのストラテジーに分割して読んでいく。
    スキーマの発動。
    目から鱗でした。
    もう少し著者の本読んでみよう。

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    2015年06月05日
  • 文章は接続詞で決まる

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    接続詞の類型と微差について、かなり細部まで解説している。日本語ネイティブでも新しい気付きがあるだろう。文章を書く機会がある人には、大きな武器になる知識ばかりだ。
    また、接続詞の観点からいくつかの「文学」を解説しているのも、文法書としては新しい。その他の例文も、その文脈に適合したものが選ばれていて、著者の教養と誠意が伝わってきた。

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    2015年05月13日
  • 文章は接続詞で決まる

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    接続詞を分類、系統立てて各カテゴリーの役割を説明してくれる。さすがに接続詞ともなると使い方がわからないということはないが、要不要や効果的な使い方を改めて考えさせてくれる。前半は分類と説明なので斜め読みだが、本の後半、接続詞による性格診断、自分がよく使う接続詞はなんだろうとか、例文に接続詞は必要だろうかと考える部分は新鮮。

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    2014年09月01日
  • 文章は接続詞で決まる

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    文章を書く時に、適切な文章の繋ぎ方が分からず難儀していたことから、この本を読んでみた。
    接続詞の重要性と考え方・使い方がよく分かる、良い本だと思う。

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    2020年05月04日
  • 文章は接続詞で決まる

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    仕事を①インプット⇒②付加価値⇒③アウトプットに分けると、
    この本は③アウトプットの方法を示す本。

    文章(アウトプット)=内容+構造

    内容は経験次第、構造はこの本とロジカルライティングで十分だと思います。

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    2012年04月30日
  • 「読む」技術~速読・精読・味読の力をつける~

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    凄く読みやすかった。
    読む技術を三つの分類していて、人間の脳の動きを精確に分かりやすく記述してくれていたと思う。
    学生の時にこの本があったら、国語の点数、もっとよくなったかもしれない。

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    2011年10月28日