石黒圭のレビュー一覧
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あまり話題にはならない、「接続詞」に焦点を当てた新書。
1.2章では品詞としての接続詞、接続詞の機能の5つを紹介してから、3章から4種10分類をして解説している。
3章では「論理の接続詞」として、順接・逆説の接続詞の解説をしている。
4章では「整理の接続詞」として、並列・対比・列挙の接続詞の解説をしている。
5章では「理解の接続詞」として、換言・例示・補足の接続詞の解説をしている。
6章では「展開の接続詞」として、転換・結論の接続詞の解説をしている。
7章では「文末の接続詞」、8章では「話し言葉の接続詞」、9章ではさじ加減、10章では戦略的効果、11章では表現効果として接続詞活用のポイン -
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ネタバレ・語彙力=語彙の量(豊富な語彙知識)×語彙の質(精度の高い語彙運用)と定義し、語彙の量の増やし方と質の高め方を解説。
・語彙の量は一定数(5万語程度)までは不可欠あるが、それ以上は量より質を高めた方が効率的。
・語彙の質は、相手の心に届くかどうかという定規で測られるので、偉そうな言葉も凝った言葉も必要なく、普通の地味な言葉で十分である。そのコツは、文脈にあった等身大の言葉選びをすることに尽きる。
・類義語を探すときの武器は類語辞典。
・語種は日本古来の固有語である和語、中国から伝来した漢語、外来語に分けられる。和語は身近な内容で、耳で聞いて意味が分かる、内容を易しく示せる一方で、抽象的な内容を -
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「伝え方が9割」という本もあるが、
まさに伝え方による影響を感じ、
より一層注意していく必要性を感じた。
この本の面白いところは、
立場が上(相手が目下)なのか、
立場が下(相手が目上)なのかにわけているところ。
読んでいて、
自分自身の立場が下の時のコミュニケーションがうまくいかないことが多いことに気づいた。
それは相手が目上だとわかっていても、
自分の立場が上であるような話し方を気付かずにしてしまっているために
相手をイライラさせてしまっているケースが多い。
決して相手を見下したりしている気はなくても、
そう思われると明らかに相手にとっても自分にとってもアンハッピーだと思った。
相手 -
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正統派「読む技術」が学べる本。
学生時代の国語の読解授業を思い出し、「なるほど、そういう意図があったのが」と改めて勉強になった。
「接続詞と指示詞をたどっていけば、思考が見えてくる」「理由を考える」「例をあげる」といったあたりは、まさにそうだ。
学生時代には”なんでこんな問題にこたえなければいけないのか?”と”読まされて”いた感があったが、こうして今、読解について考えてからは能動的に”読もう”という気持ちになる。さらに、「原文の内容を記憶に留めようとするとき、要約はよいトレーニングになる」ということから、要約の訓練の大切さにも気づかされた。
読書に対する姿勢が変わる一冊だと思う。 -
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サブタイトルにあるように学問の入門書。非常に読み易く学問に大変関心を感じる。なぜ言葉づかいが場面により変わるのか。敬語だけではなく、環境(社会)との関係、相手との親疎、距離感により言葉が変わるとは毎日のように感じること。それをポライトネス理論というという解き明しは痛快!。「俺、僕、わたし・・・」などの一人称の使い分けなどをドラえもんの登場人物のキャラから説明するのが楽しい。若者語の特徴①断定を避けるぼかし表現が多い、②強調する程度副詞の発達、③気持ちを伝える形容詞の多用、④テンポを速める略語が多い、⑤共感を持って相手の話を受け止める表現の豊富さなどの解説は確かに!と納得。「言葉選びの科学」とい
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言語の四技能と言えば「読む」「書く」「聞く」「話す」。本書はその中の「読む」に注目をした一冊。ちなみに、名著『文章は接続詞で決まる』の続編ということになっています。
さて、相変わらず惚れ惚れするような書籍でございます。もちろん、日本語学が文章論を軽視したとおり、ややもすると主観的だと捉えることもできる。そういった意味では科学的ではないかもしれない。しかし、本書は確実に「読む」という行為を体系づけているのは間違いない。たとえば、本書の内容を確実に理解し、自分のものとできるならば、受験国語の現代文で合格点を取ることは間違いないだろう。そういった意味では、本書は素晴らしい国語科の参考書とも言え -
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なるほど、こら面白い! 筆者である石黒先生のご専門は文章論とのことで、そこから考えると、いわゆる日本語学畑の方ではないと思われますが、だからこその理にかなった発想には「なるほどなー」と呟かずにはいられない。やや納得のいきづらい部分や、冒険的な解釈が見られることを加味しても、十分に役に立つ一冊と言えましょう。
文章・談話になくてはならない接続詞に注目し、どう読み手・聞き手に訴えかけるか、どう書き手・話し手の主張を受け入れるのかの2つの側面の解説は一読の価値はあると思います。どう書くか、だけでなく、どう読むかまで身につけられるのですよ。お買い得。
そんでもって、内容もさることながら、専門