段落論~日本語の「わかりやすさ」の決め手~

段落論~日本語の「わかりやすさ」の決め手~

902円 (税込)

4pt

3.6

段落を意識すると、読み書きの力だけでなく、聞く力や話す力までも伸ばすことができる。それは、段落に頭の中の思考を整理する「箱」としての役割があり、情報をわかりやすくアウトプットする助けになるからに他ならない。コミュニケーションの質を向上させうる段落のもつ力とその可能性、あるいはWEBに見られる新しい「段落」の形について、日本語研究の第一人者である著者が明らかにする。

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段落論~日本語の「わかりやすさ」の決め手~ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年08月02日

    かなり面白い。
    日本語、文章論の研究者である石黒圭氏による、段落の原理、種類、コミュニケーションにおける段落の意味の3部から成る、新書作品。主題は、日本語の文章における段落であり、段落の使い方・読み方次第で文章のわかりやすさが変わっていくことを詳しく説明している。面白い点は、日本語の「パラグラフライ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月07日

    小学校で習う段落という概念。確かに日常的に文章を書くときにも本を読むときにも触れてはいるのだが、ちゃんと理解できているという感覚はずっとなかった。
    何となくこういうものだろう、というぼんやりした使い方を今までしていたが、ちゃんと理解してみたくて手に取った。

    前半では段落というものの定義や使い方など...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月19日

    大学の履修科目の参考文献として載っていたので読んだ。
    段落とパラグラフの違いについて考えたこともなかった。また、web文章と紙の文章の構成の違い一「白地に黒」と「黒地に白」の対比一はとても学びになった。
    文章を書く機会がある際、段落に気を利かせ書いてみたい。

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    Posted by ブクログ 2020年09月20日

    タイトルが「堕落論」のパロディだったとは…。
    まったく気づきませんでしたよ。

    つかみがたい日本の段落。
    (「美しい日本の私」のつもりで言ってみた。)

    どうしたらいいか、自分も全く心もとない。
    そこで読んだのが本書。

    談話にも適用できる「段」という概念が面白い。

    段落の機能(まとめ、切り、つな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月07日

    広い概念として「段落」を扱っており、書き言葉(文章)における段落から喋り言葉の段落まで射程が広い本である。

    ネットメディアにおける段落についても言及しており、段落という構造をみつめることによって、「どうしてネットニュースは現在の形式になっているのか」という疑問について秀逸な考察がなされている。

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    Posted by ブクログ 2021年09月09日

    この本を読んで、メールを書くにせよ、ブログを書くにせよ、適当に二回のエンターキーを押すのではなく、意識的な区切りをつけていこうと考えるようになった。
    また、段落は入れ物という考え方で、読むようになった。ただし、あらゆる素人の書き手に、この考え方を求めるのは難しいだろう。

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    Posted by ブクログ 2020年07月19日

    日本の段落は読み手のため

    英語の段落は書き手のため(読み手のためでもあるが)

    というのがなるほど、という感じ。

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    Posted by ブクログ 2020年04月29日

    本書の構成自体が、段落とは何か、を示唆するもので興味深い。また、使用されている言葉が隅々まで的確で、読んでいて快かった。

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