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Posted by ブクログ
「副詞」の分類種類とオノマトべ含めたその効果など「そんな意味・効果もあるのか」と驚く。中でも興味深かったのは「心に響く副詞」「混乱を起こしやすい副詞」「よく考えるとおかしい副詞」など気が付かないで利用していた事を知らしめた。政治家が使う頻繁に使う副詞も面白い。(一部抜粋)また、日本語の学習が難しいのは多くのオノマトべが多いことだ、ということも。(日本語、韓国語、ベトナム語には多いが、中国語は少ない)
「心に響く副詞」:うるっとした、とにかく
「混乱を起こしやすい副詞」:ぜんぜん、いわば、つつがなく、安易に
「よく考えるとおかしい副詞」:一律に、身軽に、容赦無く、躊躇なく
「政治家が用いる副詞」:速やかに、早急に、大胆に、慎重に、段階的に、厳重に、着実に
Posted by ブクログ
<目次>
第1章 副詞とは何か~副詞ってやっぱり難しい?
第2章 副詞の多用~ホントにホントにライオンだ♪
第3章 情態副詞~ちゃんとやってよ!
第4章 程度副詞~超気持ちいい!
第5章 予告副詞~ぜんぜん面白くない…
第6章 検討副詞~ぶっちゃけ、年収いくら?
第7章 副詞と印象~一生懸命のんびりしよう
第8章 副詞と配慮~わざわざすみません
第9章 副詞と文体~すごく?とても?きわめて?
第10章 副詞と社会~せっかく神様がいるのなら…
第11章 副詞と世代~本気(マジ)?本気(ガチ)?
<内容>
光文社新書で国語系の解説書を多く著している著者。今回は「副詞」。日本語の副詞は定義のしにくいものらしい。たしかに、「超~」「ぶっちゃけ」「全部」などなど。著者は広めに定義をしている。また副詞には気持ちが反映していたり、世代によって使う言葉はもちろん、全く逆の意味になったり(全然)、進化しているものもある。このように品詞を深くつきつめるのも面白い。
Posted by ブクログ
国語学や文章の専門家が「副詞」に焦点を当て、豊富な事例を盛り込んで分かりやすく解説した本。伝えたいポイントは「副詞」がコミュニケーションの要であり、話し手の気持ちを伝える役割を持っていること。
我々が日々の生活で、意識することなく使っている副詞には、情態、程度、予告などを主観的に表す様々な機能があり、有効に活用すれば、自分の気持ちを的確に伝え、相手と本音の話がしやすくなる。逆に、使い方を誤れば、聞き手とのコミュニケーションをかえって悪化させる。
文中、専門的で堅苦しい分類や名称もあったが、著者のいわんとする要旨はシンプルでストレートに理解できた。
特に印象に残ったのは、情態を表すオノマトペの効果。感覚的に伝える、臨場感を高める、行動を促す、人目を惹く、気持ちを伝えるという5つ。イメージを喚起する力が大きいことに今更ながら気付かされた。
料理を感覚的に表す「フワフワ」、「とろ~り」、「こんがり」といった表現、医者に頭痛を伝える際の「がんがん」、「ずきずき」、「じんじん」、「ドクドク」といった診断のヒントになる表現には思わず膝を打ってしまった。
また、同様の表現でも、「話し言葉」と「書き言葉」に差があること、誤用の起きやすい表現があることについて、問いかけ形式で事例を挙げ、それに応答しながら読める箇所はすいすいとページめくりが進み、楽しく読めた。
Posted by ブクログ
タイトル通りの話を結論だけ知りたい場合は、ウェブ上に筆者のインタビュー記事があるのでそれを読めば済む(「ちゃんと」「しっかり」をビジネスで使っちゃダメですか? 副詞の使いこなし方を専門家に聞いた - ミーツキャリアbyマイナビ転職)。
では本書を読み通して得られる魅力は何かと言うと、「副詞」という門外漢には曖昧模糊に感じる品詞を定義付けし、印象が言語化されていくその過程の気持ち良さにある。特に序中盤は教科書的で、副詞にまつわる入門として読みやすい。続く章では、副詞を使って誤解なく他者とコミュニケーションする上での留意点についてさまざまな観点から述べられる。日本語の語順(SOV)では最後まで聞かなければ話の中身が伝わらないことが多いが、副詞を的確に使うことでその弱点を補うことができるのは面白い。
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