殊能将之のレビュー一覧

  • 鏡の中は日曜日

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    ハサミ男の時もそうだったけどなんだか複雑すぎてよくわからなかった。名探偵の正体はわかったけど、龍司郎と誠伸と一体どっちがアルツハイマーなの?同時収録の樒と榁は読みやすく遊び心が溢れていて楽しめた。

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    2020年06月03日
  • 黒い仏

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    ネタバレ

    前作「美濃牛」作中で、ガン末期患者病がよく分からない理由で完全治癒するという奇跡が起こっていたが、石動探偵シリーズの世界設定はこういうことなんだな、と本作を読んでわかった(ような気がする)。
    普通のミステリー小説かと思ったら予想を裏切られた。

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    2020年03月13日
  • 子どもの王様

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    友達の話が現実になる。
    子供の王様もそのひとつでした。
    主人公のショウタの行動の物語で
    結末が・・・
    でもそんなにうまくいくものかな?

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    2020年01月29日
  • 子どもの王様

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    「講談社ミステリーランド」で刊行されたものを文庫化したもの。今作は非常にわかりやすく少年少女向けミステリとなっている。他に「講談社ミステリーランド」で刊行された作品は「これは子供向けじゃねぇ!面白いけど!」という作品が結構あったように思うがこの小説は正しく少年少女向けミステリ。だがそれでも大人が読んでも十分に楽しめる作品でもある事にも間違いはない。

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    2019年10月19日
  • 鏡の中は日曜日

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    叙述トリックを狙いすぎている感じを受けた。
    読み終えてスッキリした感じはしない。

    樒/榁でこのもやもや感を吹っ飛ばしてくれるのかと思って読み進めたが、読み終えて全く別の作品だとわかる。
    色々と残念だ。

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    2019年07月11日
  • 子どもの王様

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    ネタバレ

    大どんでん返しもなく、子どもの読み物にしては…情操教育的には…どうなんだろうというラスト。だって、これって、本人は良かれと思っても、少年院レベルでは…。途中までは冒険活劇で、友を救うヒーロー物かと思わせておいて…。

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    2018年09月23日
  • 美濃牛

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    2018.09.11

    奇跡の泉 リゾート開発 首なし死体からの連続事件 飛騨牛

    長かった。ハサミ男や鏡の中は日曜日と比較するとインパクトは弱い。
    古今東西の作品のオマージュが散りばめられてるらしいけど全然わかりませんでした。

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    2018年09月11日
  • 鏡の中は日曜日

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    ネタバレ

    今回も騙されました。探偵が殺されるとは思ってもみなかったです。けど、前に読んだ「ハサミ男」でも同じような騙され方をしたので、他の作品も同じネタなのかなと思ってしまう。。

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    2018年04月15日
  • 鏡の中は日曜日

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    うーん、水城の件はたしかにえー、と思ったが、それ以外はなんというか若干ドキドキが少なかったかな。好みかもね。

    後半の鮎井が書いた小説の章や、その後の石動の章がそんなに意味があったかというと謎かな…惰性的な感じ。

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    2017年04月15日
  • 黒い仏

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    とてもいいですね。
    まるでボクシングの試合でバックドロップを炸裂させて相手をノックアウトするかのよう。
    ミステリとしては反則負けかもしれないが、見事にエンタメ勝利じゃないだろうか。
    まあ、トリックとしてはとるに足らないし、謎解きと呼べるようなものもないが、あえてミステリ作品にしてしまっているとこが、どうかしてるよ。
    議論の余地もないほどに破綻してるところがとてもいい

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    2016年11月03日
  • 黒い仏

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    これはミステリーと呼んでいいのかという疑問は起こる。提示したいことはなんとなくわかるが、それはミステリーの範疇なのって。笑おうと思えば楽しめたのだろうか。

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    2016年10月01日
  • 子どもの王様

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    子どもの王様の正体は解説の通り割れやすく、そのためかミステリとしてでなくジュブナイルとして読んだ。小学生間の力関係や大人との距離感、クライマックスの対決とその後の顛末、ショウタくんの成長は子供と自分では読後感が全然違うのだろうなぁ

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    2016年07月10日
  • 美濃牛

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    オーソドックスな本格ミステリなのに、読みやすい。
    キャラが個性的で面白い。
    本格の要素も、ホラー的な面も、申し分なくラストの収まりもいい。
    大傑作とは言えないまでも、際立ってよい作品でした。

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    2016年02月11日
  • 子どもの王様

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    ネタバレ

    2016/1/21 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2021/8/20〜8/21

    殊能将之さんの最後の文庫化作品で、講談社のでんせつの編集者宇山さんが企画したミステリーランドの第一弾として発表されたジュブナイル。子供向けということもあって、それなりの内容ではあるが、若くして亡くなってしまった殊能さんの最後の作品ということで、感慨深い。

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    2021年08月21日
  • 黒い仏

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    本作は、以前誰かが使っていた「ミステリパロディ小説」という言葉がぴったりの小説だと思う。SFであり、アンチミステリものである。もし本当はこうだったら、という考え方が面白い。
    前作は真っ当な推理小説という感じだったが、本作はかなり挑発的な内容なので知らずに読んだら驚くかもしれない。私は、石動シリーズの前に「夏と冬の奏鳴曲」を読んでいたので、耐性がついていて丁度良かった。

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    2015年12月09日
  • 殊能将之 読書日記 2000-2009 The Reading Diary of Mercy Snow

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    全編に溢れるポール・アルテ愛と「ケルベロス第五の首」へのリスペクト。かなり古い作品の原書が多いので、自分が読む本の候補にはならないのだが、セレクションの特異性、まとめの文章力とユーモアはやはりただならぬセンス。つくづく早逝が惜しい作家だ。

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    2015年11月20日
  • 黒い仏

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    正統派ミステリーかと思いきや、本一冊が壮大なギャグだった。種明かしの殺人の描写で大笑いした。思い出したのが筒井康隆の「ヤマザキ」。山崎の戦いにおける豊臣秀吉の中国大返しで、諸大名との連絡に何の説明もなく電話を使い、普通に新幹線に乗る。あれに似ている。

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    2015年08月29日
  • キマイラの新しい城

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    石動戯作の密室講義やドタバタ推理、社長に取り憑いた古代人の霊が現代社会を見た時の反応など楽しめましたが、肝心の殺人事件に関する記述が少なく冗長に感じました。
    二つの密室殺人事件はどちらも人を喰ったような真相で脱力気味。途中披露されたトリックは某作家の作品に酷似していた為、驚きはありませんでした。

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    2015年04月02日
  • キマイラの新しい城

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    ネタバレ

    殊能先生が亡くなられて、もう1年が経つのですね…。ご逝去の報に接した当時、ハサミ男を是非読もう、と思いながらも時間ばかりが経ってしまった(汗)。そして、何故かハサミ男ではなく、絶筆の作品となってしまった今作から入るという邪道っぷり…←
    だって、お城の平面図に…滾ってしまったんだもの…←←

    ※以下、トリックのネタに触れまくってます(一応伏字)。未読の方はご注意ください。

    750年前に殺害された亡霊が、「自分の死の真相を解明してほしい」と依頼する設定や、亡霊の視点から見た現代日本の描写が面白い(笑)。
    ぶっちゃけてしまいますと、750年前の殺人事件と現代で起こった殺人事件の謎解きは、呆気に取ら

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    2014年05月05日
  • 美濃牛

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    タイトルと表紙から想像していたのはオカルト要素。
    実際は王道の本格ミステリ。

    ミノタウロスを題材に使っているのだから、
    もっと禍々しさを出した作風にした方が魅力が出たのかも。

    最初の殺人がインパクトがあっただけに、その後の殺人は失速してしまった気がする。

    それと窓音の得体の知れなさをもっと強調した方がタイトルとの相乗効果も出たのでは。

    「ハサミ男」と比べてしまうとどうしても物足りない。

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    2013年10月24日