殊能将之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ殊能先生が亡くなられて、もう1年が経つのですね…。ご逝去の報に接した当時、ハサミ男を是非読もう、と思いながらも時間ばかりが経ってしまった(汗)。そして、何故かハサミ男ではなく、絶筆の作品となってしまった今作から入るという邪道っぷり…←
だって、お城の平面図に…滾ってしまったんだもの…←←
※以下、トリックのネタに触れまくってます(一応伏字)。未読の方はご注意ください。
750年前に殺害された亡霊が、「自分の死の真相を解明してほしい」と依頼する設定や、亡霊の視点から見た現代日本の描写が面白い(笑)。
ぶっちゃけてしまいますと、750年前の殺人事件と現代で起こった殺人事件の謎解きは、呆気に取られるくらい味気ないです。平面図に書かれていない出入り口、っていう設定そのものは綾辻先生の館シリーズで免疫がある私には許容範囲ですよ。それでも、×××はないでしょ、×××は~(笑)。
実際の殺害トリックよりも、やはりミステリスキーの端くれとしては、名探偵イスルギー(笑)が途中でぶっこんできたトンデモトリックが良かったですね~。城がまさかの××しちゃうなんて、盲点でした(笑)。
赤川作品にも、【建物が凶器】っていうトンデモトリックがありましたが、このトリックもそれに類するものですね。こういうネタは、現実性とかどうでもよくなるくらい、「ようやってくれた!その意気やよし!」と嬉しくなってしまうのが常でございます(笑)。
GW中にハサミ男も読めたらいいな~
750年前に密室と化した塔の中で背中を刺され死亡した騎士が、現代の日本に甦った?!「我が死の真相を探る魔術師を呼べ」――そうして呼び出された探偵・石動戯作だったが、事件検証後に関係者の一人が撲殺されてしまう。嫌疑をかけられた騎士の嫌疑を、石動は晴らすことができるのか? -
Posted by ブクログ
ミステリ長編。たぶんミステリ。ミステリに分類していいんですよねこれ(
シリーズものだけど単独でも読めます。と言うかシリーズものと知らずに単独で読みました(←
現代日本に現れた750年前の騎士の亡霊の「自分の死の謎を解き明かしてくれ」って依頼から始まる物語。
探偵役は探偵と思えないダメっぷりだし騎士さんはまともに現代に適応できる訳もないしでわりとぐだぐだです。
しかし。その騎士さん視点の、「中世騎士から見た現代日本」の描写が実に秀逸!
日常的な風景も視点を変えるとすごく面白いものになるんだ、って再認識できたよ。
六本木ヒルズに行ったことがあるとたぶんさらに楽しめます。笑
小説全体としては、そういう箇所が面白すぎてむしろミステリ的な要素が邪魔に思えたほど……ってのはわたしがミステリ好きじゃないせいもありそうですが((
ミステリ小説としての完成度はわたしは興味がないので他の人のレビューを見てね!(← -
Posted by ブクログ
「わが死の謎を解ける魔術師を呼べ」
フランスの古城を移築後、中世の騎士として振る舞い始めた江里。
750年前の死の真相を探れ、という彼の奇想天外な依頼で古城を訪れた石動戯作は殺人事件に遭遇する。
嫌疑をかけられた江里が向かった先は・・・。
(巻末あらすじより)
ようやく文庫になりました~!今現在の殊能さんの最終作品。
しかしこんなお話だったとは・・・。
っていうか、これは殊能作品でなかったら壁にぶつけていたかもしれませんよ!
ファン以外には薦められない作品ですなぁ。
もう石動ダメダメじゃん・・・。こんなかったっけ~?
かなり久しぶりの石動モノだったので忘れていましたが。そういえばアントニオに探偵役を奪われつつあったのでしたよ。
まあ、殊能作品が好きな私には楽しめましたが。
・・・新作はまだですか・・・? -
Posted by ブクログ
ネタバレ「2002年版SFが読みたい」でトップテン入り。だが果たしてSFなんだろうか…。
いや、SFの定義は人によって違う。
そして、私のSFの定義はかなり幅広い。
しかし、これをSFのベストテンに選んでしまってよいものだろうか。
一応、裏表紙のあらすじや、帯の煽りを見る限りにおいては、推理小説くさい。
実際、途中まではそうなのだ。
しかし、それを根底から覆してしまう。
賛否両論、前代未聞なのもうなずける。
推理小説としても、SFとしてもなんとなく中途半端な気がしてしまう。
でも、別にこの小説は嫌いじゃない。
すらすらと読めるくらいに面白い。
ただ、ちょっと物足りない。
「黒い仏」では、物語の核心に迫る前に話が終わってしまう。
それは、主人公の探偵すら見通せない事実があるからだ。
普通の人間には、表面の物事しか見えてないのだということを、痛感させられる。
それでも、「黒い仏」の端端にちりばめられた人知を超えた世界は、想像力を程よく刺激してくれる。例えば、助手のアントニオの過去なんて、それだけでも長編小説になりそうな勢いだ。
「黒い仏」の終わりは、そのまま新しい物語への幕開けだ。
しかし、普通の人間である我々には、その続きを見ることが出来ない。
それがなんとも口惜しい。 -
購入済み
支離滅裂で面白くない
最初は普通の推理小説と同じ感じで淡々とストーリーを読むことができたが、三分の一ほど読み続けていたら段々とストリー展開や人物の発言や描写が異様で独特なものになり、理解不能な内容で物語への興味が急送に減退した。そのためそれ以後の興味はなくなった。よってこの作品はお勧めできないと思う。