殊能将之のレビュー一覧
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ネタバレ殊能将之の作品は,掛け値なしに面白い。文体も肌に合うが,名探偵役の石動戯作,ワトソン役のアントニオ,鏡の中の日曜日に続いて登場しているもう一人の名探偵,水城優姫。そして,この作品の主人公,エドガー・ランペール。どのキャラクターも個性たっぷりに,生き生きと描かれている。
本格ミステリとして読むと,完全なるバカミス。750年前の密室と,現代の密室,二つの密室の謎が出てくる。現代の密室トリックは,抜け穴があったという信じられないトリック。一応,心理的なトリックは用意されているが,密室を扱った事件で,「抜け穴があった」というトリックの作品を読むことができたのは,逆にラッキーだったと思える。750年前の -
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ネタバレ石動シリーズ1作目。
不治の病をも治す"奇跡の泉"、地域開発調査に派遣される石動、泉の洞を封鎖する羅堂家、牛舎と美濃牛の像、俳句を嗜む隠居老人、他所者の古民家に出入りする美青年、閉鎖的な村の中で次々消える赤毛一族の命。
視点は主に取材にかりだされたフリーライター天瀬のものだし、石動でシリーズになっているとは知らず読み始めたのもあり、序盤から探偵の怪しさが尋常じゃなかった笑
登場人物が多いけれどそれぞれ個性と価値観がわかりやすく、『ハサミ男』から感じる皮肉屋っぽい洞察も好調でくせになる。
事件の真相や真犯人については、なんとなく怪しい怪しいと思うところであったから意外性という -
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第一章、ぼく、ユキ、お父さん、石動戯作のやりとり。
アルツハイマーのぼく、介護する心優しいユキ、怖いお父さん、14年前の事件を再調査し始めた石動戯作。
石動戯作は、ぼくに殺された。
第二章、現在の話と過去の話が交互に進む。
現在、石動戯作が梵貝荘の登場人物に話を聞いていく。
過去、梵貝荘で事件が起き、水城優臣が事件を解く。
第三章、全ての真相。
ここは完全なネタバレになるのでノーコメントで。
上手く作られてる!あっさり騙された!!
第三章は読む手が止められなかった。
第三章、2ページ目の一行目を読んで、えっ?何?どうして?ってなった。あれ?勘違いしてたかな?と。
先が気になって仕方なかっ -
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フランスの古城を移築したあと、
突如中世の騎士として振る舞い始めた
テーマパークを経営する会社の社長・江里。
「七百五十年前のわが死の謎を解いてくれ」
という社長の頼みに困り果てた常務が呼び寄せたのが
自称名探偵の石動戯作。
奇天烈な依頼にほとほと手を焼く石動。
苦肉の策で、重役連を巻き込んで
七百五十年前の事件の状況を再現することを提案するが、
その直後、実際に殺人事件が起こってしまう。
そしてその嫌疑をかけられたのは江里社長。
現在と大昔のふたつの事件の謎を、
石動は果たして解き明かすことができるのか――。
一作ごとに奇想天外な物語を見せつけてくれる殊能将之。 -
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ネタバレ「ハサミ男」というタイトル
美少女殺害
かといって犯人男と決めるのってどうなの?
と、読み進めていった
全然語り手の名前が出ないので出せない理由があるのか?と思ってた
まぁデブ男がバタートースト食べるのわかるけど、わかるけど、なんか、違和感
殺人犯が模倣犯を探す、か
それもまぁ面白いよねってあまり深く考えず読みすすめ、誰が模倣犯なのか…
日高が第一発見者の女(安永)に会いに行ったの描写で
はぁーやっぱ犯人男じゃなかったなと思ったけど、なんとなくの違和感は、男だと思って読んでいた描写は実は女だったということか
そこはスッキリ、そして見事にミスリードしてた
デブ男に女子高生や喫茶店のマス