殊能将之のレビュー一覧
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ネタバレ
いやー騙された騙された!
自分が巷を騒がせる"ハサミ男"なのに、同じ手口でターゲットを殺した真犯人がいるなんて。
殺人鬼が真犯人を探すなんて。
もっとびっくりしたのが、主人公(ハサミ男)の正体。
えー?!!!デブ男じゃないの???
日高はだったらなんであんなに熱心に由紀子の葬儀に行ったりしてたんだよ。
彼については分からないことが多いまま殺されてしまった。
メグロ・ストリート・イレギュラーズ、めちゃくちゃキレ者たち過ぎ。
ちゃんと現場で得た経験と勘がしっかり活きてる。
彼らだから堀之内の違和感にも気付けたんだなと納得です。
ただ知夏がそれよりも上手だっただけ。本物 -
Posted by ブクログ
ミステリ好きで、どんでん返しが好物です!という方界隈では必ず話題になる『ハサミ男』。
約25年前に刊行され、約500ページとなると、
手にはしていたものの半年くらい積まれておりました。 表紙もねぇ、ちと暗いんだよねぇって
思っていたら、私の好きな北見隆のオブジェとのこと。 ステキな表紙ということで。
内容は、美少女連続殺人鬼『ハサミ男』と似た手口であらたな殺人事件が起きる。しかもハサミ男が第一発見者になり、真犯人を探す!というお話ですが、やはり設定が古いんだけど、あまり気にならず、楽しい読書体験でした。
いろいろと感想はあると思いますが25年前の世界でこのストーリーが書けるのがスゴイ。
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Posted by ブクログ
ネタバレ自分が生まれる前のミステリ小説!面白い!!!!!
まず本物の殺人犯であるハサミ男が、自分のなりすましを見つけるという設定に興味をそそられた。
まず最初に気になってくるのが主人公(わたし)の言葉遣いについて、どことなく男性的にも女性的にも伝わってくるので不信感が募る。
そして偽ハサミ男に殺害された被害者の樽宮由紀子の人間性がだいぶ変わっているので、その周りの友達や男性、家族に対する考えも進むごとに変化していって面白かった。
度々出てくる医者という名の人物にも疑問を持つ点が多く、何者なんだ、、という感情はあるのに、違和感は少ないためスラスラ読める。
物語が、警察の調査の視点と、「本物」の -
Posted by ブクログ
若い女性を殺害し、遺体にハサミを突き立てる事件。
犯人についた通称はハサミ男。
その第3の被害者の発見者は他の誰でもない
過去2件の犯人であるハサミ男だった。
事件の捜査をする警察、
犯人がハサミ男でないことを知っている
遺体発見者(ハサミ男)の視点で
この第3の事件が紐解かれていくお話
あらすじを見て、期待して読み、
それ以上のおもしろさをいただいた本。
ただの(本物の)ハサミ男視点のミステリーや
サスペンスに留まっていない。
2重3重に「あ、そういうこと?!」が詰まっている。
ハサミ男の特性にも妙あり。
あまり多くを語れないが、ミステリーを読み慣れてきた人におすすめの味変小説です。 -
Posted by ブクログ
読んだことある人は★5にブチギレ、おいなんだこいつだめだこりゃ
と思う方もいるでしょう
全然かまいません、僕は黒い仏はもう大★5です
(そもそも、僕の評価は自己紹介に書いてる通り面白さだけで表現していません)
まず、本を読むスタンスの話になります
ミステリー読みたい!って人がこの本読んだら9割ブチギレでしょう、そういう作品なんです
ただクイーン問題とか気になって集中できない人とか、ありきたりな小説もういいとか、著者がそもそも物語で遊ぼうとしているとか
そんな人にはもう抱腹絶倒小説なんですよこれは
事実は小説より奇なり
いやいや、小説でしかできないことってあるよ
ただ誰にも勧められない系なのは