殊能将之のレビュー一覧
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「あっと驚くどんでん返し」とは、こういう小説のことを言うのだな、と実感できた。
結末を知った上で「これが伏線だったのか」と再読しても楽しい。
ラストシーンも非常に好みで、星5個では足りないくらい面白い。Posted by ブクログ -
めちゃくちゃ作り込まれてて、最初から最後までおもしろかった。ハサミ男のキャラが卑屈だけど憎めなくてかわいい。
結末知った上でもう一回読み返したい!けど長いから数年後にするPosted by ブクログ -
タイトルから持った印象と違う。文章ひとつひとつに品格があり、日常のなにげない描写だけでも面白い。ミステリ、どんでん返し含めて、全てが秀逸だった。1番好きな作品と言っても過言ではなく、結末がわかってても、初めて読み直したいと思った作品。
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同じく石動戯作シリーズとしては前作にあたる「美濃牛」を読んだ流れでこの作品を読むと、途中の展開による驚きで腰が抜けそうになります。まさに驚天動地。
読後の脳内には、顔に薄い笑みを浮かべながら中指を立てている作者さんが想像されて、それはそれで面白かったです。 -
1998年に書かれた小説との事ですがめちゃくちゃ面白かったです!
途中まで完全に騙されました。後半の伏線回収を読めば読むほど構想構成の巧みさに驚きました。
予想外の展開続きで止まりませんでした。
時々謎が謎のままになる小説とは違いちゃんと謎解きされ、意外な真相に感心しきりでした。
これは小説ならでは...続きを読む -
前知識なく読むとまさに壁に叩きつけたくなる気持ちはわかります。私は事前に壁本、バカミスとわかっていて読んだので、法術バトルのシーン、そしてクトゥルフにつながる部分はまさに手を叩いて大喜びしましたが。
個人的に色々想像の余地を残す作品の方が好きなので、あのラストは◎です。
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冒頭に館の図面、登場人物一覧はあるものの、これまた変わった幕開けだな~って思ってたらまさかの出来事!?衝撃を受けつつも読み進めページを行ったり来たりして、真相に辿り着く。こんなに翻弄されるとは。。。でも、悪くない。
文庫同時収録の短篇「樒/榁」の在り方も面白かった。Posted by ブクログ -
非常に面白かった
黒い仏を読んでいたからこそ楽しめたのか、、
水城優臣の登場で胸が高鳴る!
石動は今回も全然名探偵じゃないのがいい
このシリーズの続きがもうないのが悲しい、、Posted by ブクログ -
作者の未発表短編集。
全体的に荒削りといわれる部分が多いとも感じたが、個人的には非常に満足。
かなりイチオシの作家であるので、才能が惜しい、願わくばもっと作品を読みたかったと今更ながら思った。
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殊能将之の生前未発表の短編を集めた作品集。
「ハサミ男」でデビューする前に書かれたものらしい。
「鬼ごっこ」なんか特にそうだけど、ちょっと筒井康隆味を感じた。Posted by ブクログ -
石動戯作が当たり前のように推理を外して真相に辿り着くのがクスッとなる。
読む手が止まらないし、パロディが散りばめられていたりして楽しい。
水城が魅力的で名探偵然としてるし、鮎井の押し付けがましい理想も面白かった。Posted by ブクログ -
どんでん返しされると思い色々想像しながら読んでいたけど、石動の件は予想つかなかった。
水城に関してはハサミ男のデジャヴを少し感じたけど、とてもいいキャラクターで、格好いい。
何回も読み直したくなる。Posted by ブクログ