殊能将之のレビュー一覧

  • 黒い仏

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    後期クイーン問題にピンとくるミステリ読みなら「ハサミ男」を超える必読本でしょう

    探偵役の知らない情報が読者にだけ与えられ、そうじゃないよと違和感を抱きながら探偵の推理を追っていく

    その推理を聞いたあとに辻褄合わせと尻拭いをする〇〇たち

    痛快です

    多重推理にとんでもない手法をぶっ込んだ怪作
    令和で流行りの特殊設定だし

    でもまあ低評価がつけられるのも分かる

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    2024年12月22日
  • 殊能将之 未発表短篇集

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     4つの短編が収録されていて、犬に対して病的に怖がる男の苦悩を描いた『犬がこわい』、終始アングラな雰囲気が漂う『鬼ごっこ』、死んだ友人の妻がなぜか生き返るも何故か私だけにしか見えない『精霊もどし』、『ハサミ男』誕生までの経緯が紡がれた『ハサミ男の秘密の日記』など、どの話も一捻り加えられていた。

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    2024年06月23日
  • 殊能将之 未発表短篇集

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    彼の文体が単純に好みですので、全てあっという間に読み終えました。
    未発表作品が見付かって本当に良かった!!

    「ハサミ男の日記」は氏がメフィスト賞をとった際の体験記で非常にコミカルに書かれてあり、笑いながら読んでいました。
    ハサミ男の時にも思いましたが、この才能が消えてしまった事が残念でなりません。

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    2023年07月07日
  • 殊能将之 未発表短篇集

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    ネタバレ

    発表から20年以上も経って今更「ハサミ男」を読んで、とても良かったので、さっそくこの本も手に取ってみた。まだ読み終わってないけど、感想を書き出してみる。

    まずは「ハサミ男の秘密の日記」。短編小説かと思ったままワクワクと読み始めたら、エッセイだった。それはそれで嬉しい。殊能さんの当時の生活やチャーミングさを知れて嬉しい。割と大変そうな状況なのに、のほほんと幸せそうでキュンとした。もうこの世にいないなんて。泣ける要素なんてないのに、泣ける。友人達は尚更だろう。

    未発表の作品集と言うことは、厳密には本人には了承をもらっていないってことよね?本人には申し訳ない気持ち。
    読みながらネットで調べたら、

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    2023年07月04日
  • 黒い仏

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    変則ミステリかつバディもの?
    まっとうなミステリを期待して読むとひっくり返りそうだけど、個人的には満足でした。
    シリーズが結構あるようなので、追いかけてみよう。

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    2023年05月12日
  • 子どもの王様

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    凄い小説だった。
    殊能将之の子供向けレーベルのために書かれたミステリー小説。
    本格ミステリのつもりで読んでいたが、素直に読んだだけでは、どこが本格なのか分からなかった。多少のモヤモヤ感も残ったし。
    しかし、それは自分が大人の視点で読んでいたからであって、子供の視点で読むと、しっかりとした本格ミステリとなっていたことに驚き、モヤモヤ感がなくなった。
    子供にとっては本格ミステリ、大人にとってはサスペンス小説となるような手法で物語を作り上げたことに驚愕。

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    2023年03月26日
  • キマイラの新しい城

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    ネタバレ

    これが遺作なのか……。
    巻末解説に拠ればバカミスだそうだが、二つの密室殺人のトリックはどちらも脱力もの。ことに現代で起きる秘書殺しのトリックには怒った方がいいのかも知れない。とはいえ、このトリックを成立させうることから逆算した結果、中世の騎士が現代に現れる設定にたどり着いた気もする。でもやっぱりマイケル・ムアコックが先なのかなあ。古城の密室に対する、水城探偵のやっつけ推理にも爆笑。先例について色々言われていますが、そもそも推理の根拠が「天○」なら、成り立たないじゃないか。

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    2023年02月04日
  • 殊能将之 未発表短篇集

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    ハサミ男が好きすぎて好きすぎて、短編集とても嬉しい!
    「犬がこわい」面白かった。犬は普通に好きな方だけど、こんな描写をされたら次に犬を見た時には身構えてしまいそう。
    ミステリーの短編ではなくて、不思議な話だな〜って感じのが収録されている。

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    2023年01月30日
  • 鏡の中は日曜日

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    ネタバレ

    マラルメの話はフランス文化に疎い私には少し難しかった。
    殊能将之作品を読むのはハサミ男に続いて2作目。
    叙述トリックで男女の認識をカモフラージュするのは、お手の物って感じましたね。
    あとは石動探偵の本物と偽物の行動を並行して描写したり、鎌倉の浄明寺と金沢の静明寺を誤認させたりと、最後の怒涛の種明かしにはページをめくるてが止まりませんでした。
    個人的には最初のおねしょの描写をあそこまで詩的に表現していたのに笑ってしまいました。

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    2023年01月25日
  • 黒い仏

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    ネタバレ

    前作『美濃牛』の展開は予想出来たとしても、この結末は誰にも予測出来ない。名探偵が超人的トリックに挑んだ作品。嫌いじゃないです。最後の一文も好きです。例えばこれが単発の作品として終わるのならそれまでのことだが、シリーズの一つとしてこの物語が存在することにも魅力を感じる。

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    2023年01月16日
  • 子どもの王様

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    殊能将之の作品の中では非常にストレートで少年少女向けにふさわしいような物語に思えた。
    ショウタが子供ながらに善悪がわかっていないところや、純粋に友達を助けたいと思う気持ちが伝わってきて面白い。
    とても良かったし、王様の正体やトリックじみた箇所の云々では無いと思う。

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    2023年01月13日
  • 殊能将之 未発表短篇集

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    最初の短編がとても面白かった。
    なんとなく結末を予想して読みながらだったが突然話が一変する感じが良かった。
    後ろから急に頭を殴られた気分になった。
    構えず読めたことが良かったのかもしれない。

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    2023年01月12日
  • 黒い仏

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    ネタバレ

    「なんか色々な前評判は聞くけれど、講談社から出ている探偵ものなのだから多少設定が特殊でもジャンルはミステリなのだろう」
    そう思っていました、実際に読むまでは……。

    衝撃は受けたけど、ふざけんなって思ったけど、面白かったです。
    石動さんから見える手がかりだけを総合するとちゃんと石動さんと同じ推理にしかなりようがないように作られてるのが何気にすごいなと思う。

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    2022年12月24日
  • 殊能将之 未発表短篇集

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    殊能さんの未発表短編集。

    1つ目の「犬がこわい」が一番良かった。

    「鬼ごっこ」理解できないし、好きではない。

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    2022年11月29日
  • 鏡の中は日曜日

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    「どんでん返し」っていうネタバレは見てたので身構えて読んでたけど、予想の斜め上をいかれて気持ちよく騙された感じ!
    劇中劇のほうは正直アンフェアなマニアック知識見立て殺人だなと思ったけど、本筋のほうは出題パートで提示されたヒントだけで結末へたどり着けるかな……いや自分がたどり着けなかったから断言できないや……

    同シリーズの『黒い仏』が色々ヤバいって噂(良い意味でだよ!)を聞いてたからこれもそうなのかなって思って読んだけど、これはすっきり綺麗にまとまってる印象でした。

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    2022年10月29日
  • 殊能将之 未発表短篇集

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    前から読みたかった短編集。
    手に入れられてよかったです。
    ハサミ男の裏話が一番興味深く読ませていただきました。
    どんな作品でもいいからこれからも読みたかった。生きていてほしかったです。

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    2022年10月10日
  • 鏡の中は日曜日

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    久々にページを捲る手が止まらないような面白い話!第一章から徐々に引き込まれていき、その思い込みのまま読むものだから、気持ちよく騙される。石動が出てきた時点でトンデモをよそうしたものの、全く方向性の違う話でした。殊能将之さんが早逝してしまったのが、本当に惜しい。

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    2022年08月07日
  • 鏡の中は日曜日

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    ネタバレ

    異様な構造を持つ館で起きた、特異な動機の殺人事件を名探偵が解明した。これを14年後、別の「名探偵」が再調査することになる……。コアになる14年前の事件だけで充分楽しい。ただミステリとしては若干アンフェア(予め読者に提示されていない、一般的でない知識に基づく推理)なので、凝った構成の中にはめ込まれたのかも知れない。14年後の物語は冒頭から、如何にも色々仕掛けてますぜ、みたいな展開が全開で、読者はみんな地雷回避に大汗をかくんじゃないか。それでも大方は踏んづけてしまいそうだが(迂生は見事にしてやられました)。

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    2021年12月09日
  • 黒い仏

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    ネタバレ

    まさかの非現実要素の介入!ホラーかと思いきやSFを仕掛けてくるとは。
    名探偵の推理がだまされたのはちょっと残念でしたが、終始楽しく読ませていただきました。
    もっと深く知りたかったけど、あれ以上書くのは蛇足になるのかも。
    アントニオが暗躍していて、石動は何も知らないのがコメディでした。

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    2021年09月11日
  • 黒い仏

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    壁本呼ばわりされているのは納得がいかない。もっと壁本と呼ぶのに相応しい作品はいくらでもある。

    アンチ名探偵に足を踏み入れた本作はミステリとは何か。名探偵とは何か。を問いただす作品として相応しいと思うし、読んでいてとても満足できた。

    ただこの本を読むならこのシリーズを全て最後まで読むことをオススメします。

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    2021年07月14日