殊能将之のレビュー一覧

  • 殊能将之 未発表短篇集

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    ネタバレ

    2016年。
    「犬がこわい」犬に関わりたくない人いるよ。そんな男が隣家の異変を知るまで。そうくるかぁ。
    「鬼ごっこ」昔から鬼ごっこを続けているようだ。
    「精霊もどし」ホラーっぽい。
    「ハサミ男の秘密の日記」メフィスト賞受賞したあたりの日記。
    本名も明かされた。新作がなかなか出ないから、ツイッターやブログを読んでいたよ。急逝が悔やまれる~ なぜか今買い求めているのだ('_')

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    2024年08月16日
  • 鏡の中は日曜日

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    またしても騙された。
    ひっくり返される連続で混乱しそうだけれど、笑ってしまうほど、ことごとく騙された。
    騙されるって楽しいと、つくづく思わされる。

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    2024年03月31日
  • 黒い仏

    購入済み

    驚いたなんてもんじゃない。

     同じく石動戯作シリーズとしては前作にあたる「美濃牛」を読んだ流れでこの作品を読むと、途中の展開による驚きで腰が抜けそうになります。まさに驚天動地。
     読後の脳内には、顔に薄い笑みを浮かべながら中指を立てている作者さんが想像されて、それはそれで面白かったです。

    #ドキドキハラハラ #笑える #シュール

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    2024年01月25日
  • ハサミ男

    購入済み

    小説じゃないと味わえない面白さ

    1998年に書かれた小説との事ですがめちゃくちゃ面白かったです!
    途中まで完全に騙されました。後半の伏線回収を読めば読むほど構想構成の巧みさに驚きました。
    予想外の展開続きで止まりませんでした。
    時々謎が謎のままになる小説とは違いちゃんと謎解きされ、意外な真相に感心しきりでした。
    これは小説ならではの醍醐味ですね!
    ラストは賛否両論ありそうですが他人に勧めるのに迷わない小説でした。

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    2023年06月14日
  • 黒い仏

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    ネタバレ

    前知識なく読むとまさに壁に叩きつけたくなる気持ちはわかります。私は事前に壁本、バカミスとわかっていて読んだので、法術バトルのシーン、そしてクトゥルフにつながる部分はまさに手を叩いて大喜びしましたが。

    個人的に色々想像の余地を残す作品の方が好きなので、あのラストは◎です。


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    2023年06月06日
  • 鏡の中は日曜日

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    ネタバレ

    冒頭に館の図面、登場人物一覧はあるものの、これまた変わった幕開けだな~って思ってたらまさかの出来事!?衝撃を受けつつも読み進めページを行ったり来たりして、真相に辿り着く。こんなに翻弄されるとは。。。でも、悪くない。

    文庫同時収録の短篇「樒/榁」の在り方も面白かった。

    0
    2023年01月16日
  • キマイラの新しい城

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    非常に面白かった
    黒い仏を読んでいたからこそ楽しめたのか、、
    水城優臣の登場で胸が高鳴る!
    石動は今回も全然名探偵じゃないのがいい
    このシリーズの続きがもうないのが悲しい、、

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    2023年01月02日
  • 殊能将之 未発表短篇集

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    作者の未発表短編集。 
    全体的に荒削りといわれる部分が多いとも感じたが、個人的には非常に満足。
    かなりイチオシの作家であるので、才能が惜しい、願わくばもっと作品を読みたかったと今更ながら思った。

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    2022年12月31日
  • 殊能将之 未発表短篇集

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    殊能さんという人間が垣間見れた貴重な一冊でした。
    同郷ということでなんだか思い入れもあって、もっとたくさんの作品を読みたかったなぁ。

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    2022年11月02日
  • 殊能将之 未発表短篇集

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    殊能将之の生前未発表の短編を集めた作品集。
    「ハサミ男」でデビューする前に書かれたものらしい。
    「鬼ごっこ」なんか特にそうだけど、ちょっと筒井康隆味を感じた。

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    2022年10月24日
  • 鏡の中は日曜日

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    ネタバレ

    石動戯作が当たり前のように推理を外して真相に辿り着くのがクスッとなる。
    読む手が止まらないし、パロディが散りばめられていたりして楽しい。
    水城が魅力的で名探偵然としてるし、鮎井の押し付けがましい理想も面白かった。

    0
    2022年11月01日
  • 黒い仏

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    ネタバレ

    シリーズ物の探偵、石動戯作ものなので、当然これは本格ミステリだと思ったのです。
    ところが読み進めるうちに、何やら雲行きが怪しくなってくる。
    これは伝奇小説なのか?

    結果的には名探偵石動戯作は、依頼された案件の外に殺人事件の謎も解いてしまうのだけど。
    でも、これ、絶対受け付けない人が一定数いると思うわ。

    『ハサミ男』を読んだ時の衝撃は「おおっ!」だとしたら、この作品の衝撃は「ええ~っ!?」
    面白いなあ、殊能将之。
    デビュー当時から評価が高いのは知っていたけど、個人的にはノーマークだったので、今さらながら衝撃が大きすぎます。
    もっと早く読んどけばよかったなあ。
    もったいないことをしました。

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    2022年08月12日
  • 美濃牛

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    引用文献の量に吃驚!
    現実離れしたような内容も出てくるにも関わらずすんなり読めてしまう、技術力があるんだなあ。
    また大好きな作品が増えました。

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    2022年07月24日
  • ハサミ男

    購入済み

    深く仕込まれた罠

    この本を知り、読もうとした時点でもう作者の仕掛けが始まっているという点に本当に驚いた。

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    2021年10月31日
  • 美濃牛

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    ネタバレ

    のんびりとした村で起こるどんでん返しな事件。
    村の雰囲気も好きだし、奇跡の泉の逸話もいい味。
    残酷な人間の所業が隠されていて、表面的には平和に見える世界。
    江戸川乱歩と横溝正史さんの雰囲気を持ちつつ、主人公と取り巻く人々のおかげで楽天的に進むのが良かった。
    殊能将之さんもニヒリストなのか?と気になります。
    ミノタウロス、アリアドネ、歌の話、言葉遊びが多くて、まるで俳句なのかなあと。もっと大人になったら更に味わえる小説かもしれない。

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    2021年09月05日
  • 鏡の中は日曜日

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    ネタバレ

    どんでん返しされると思い色々想像しながら読んでいたけど、石動の件は予想つかなかった。
    水城に関してはハサミ男のデジャヴを少し感じたけど、とてもいいキャラクターで、格好いい。
    何回も読み直したくなる。 

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    2021年08月22日
  • 鏡の中は日曜日

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    殊能さんの最高傑作。

    名探偵とは何かを考えさせる事で、新本格ミステリの終わりと推理小説の新しい時代を教えてくれた本です。

    ジメジメした趣向だけ凝ったレトリックは消えさって、新しい水面へとこき出していく。それが分かる本。

    ただし単発で読まずに、石動が出てくる黒い仏と美濃牛をきちんと読んでから読んだ方がより感動的に思えると思います。

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    2021年07月14日
  • 鏡の中は日曜日

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    『黒い仏』はあまりにアレだったわけだが、こちらはいい意味で普通。端正な本格ミステリといえる。ユーモアも楽しめるし、ミステリとしても表題作のとある部分には驚かされた。人によっていろいろな楽しみ方が出来るのではないだろうか。表題作は作者の優しさも感じられる傑作。「樒/榁」も楽しめた。

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    2021年04月11日
  • 美濃牛

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    凄惨な死体、伝承的な感じ?を盛り込んでてて、
    面白かった。

    この作者さん、お亡くなりになってしまったのが
    残念。

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    2021年04月02日
  • ハサミ男

    購入済み

    めっちゃ面白い!

    少し前に論述トリックが激似のミステリー小説を読んでしまったために重要な伏線にすぐ気付いてしまいましたw
    それでもとっても面白かったです!
    さらに上を行くどんでん返しで最後の一行まで裏切りませんでした。
    言葉の伏線がすごい。
    事実と感情論は切り離して考えないと真実が見えないと思いました。

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    2021年03月13日