殊能将之のレビュー一覧

  • ハサミ男

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    所謂叙述トリックもの
    ただ、叙述トリックものを何作か読んでると耐性ができてしまうのか
    期待したほどの結末ではなかったなと
    これが1作目だったら騙された!ってなったかもしれない

    0
    2023年08月27日
  • 美濃牛

    Posted by ブクログ

    石動戯作シリーズの1作目。 リゾート開発の計画が持ち上がった岐阜県の辺鄙「暮枝」。 癌をも治す奇跡の泉―――オカルトめいた伝説の取材に来た一同はこの土地の複雑な関係性に触れる。 やがて起きる連続殺人はわらべ歌のなぞりなのか、開発行為の利権によるものなのか、一族への復讐なのか。 技巧、メタ、幻想を兼ねた作者独特の雰囲気の一冊。

     500ページ越えの大作ながら少しずつ事件の一端を明かしてゆく構成、短めに区切った多重視点で飽きずに読むことができました。 

    0
    2023年08月08日
  • 黒い仏

    Posted by ブクログ

    これも積読だった本。本の雑誌・どんでんランキングで、栄えある1位を獲得し、それはさすがに手元にあるなら読むしかないよな、ってことで。ただそうなると、当然、通り一遍のどんでんではないと考えるし、驚きのトリックとかを超えて、多分世界が変わる系何だろうな、ってのは予想がついてしまうというもの。実際そうだった訳だけど、驚きが半減する反面、違和感なく世界観に馴染めたって部分もあり、まあどんでん系と知って読んでも良いのかな、と。なんだかんだ結構楽しめて、ほぼ一気読みしてしまいました。

    0
    2023年04月13日
  • 殊能将之 未発表短篇集

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ミステリ短編集……でもない未発表短編集
    とても読みやすくあっさりとした印象なんだけど、決して薄いという事ではない独特の読み心地がある
    以下抜粋して雑感

    『鬼ごっこ』
    登場人物が平然と他人の命を奪うシビアな世界観、そしてこのタイトル
    読みながら、世にも奇妙な物語(と、その原作になった某短編)を思い出して、もしやこれ本当にただ鬼ごっこしてるだけだったりして……なんて思ってたら本当にその通りだった作品
    でも、でも!!でもでもとても面白かった
    ただ鬼ごっこしてるだけなんだけど、それが大オチでもなくて、そのあとに設定をさらにいくつか盛り込んで放り出すように終わり
    なのに中途半端な感じはなくてとても面白

    0
    2023年03月11日
  • 殊能将之 未発表短篇集

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    作者買い。先に「ハサミ男」などを読んでおくともっと面白く読めると思う。

    ☆面白かった話「鬼ごっこ」
    3編の中でも殊能先生っぽさが1番でてる
    鬼ごっこが本当に遊びの鬼ごっこだったときの衝撃
    鬼ごっこという単語と人間を簡単に殺害できる恐ろしさとのギャップ
    安原は刀

    ☆好きな話「精霊もどし」
    最後の真知子の一言「死後の世界なんてあるわけないでしょう。〜」から無限の考察
    宮崎と広永の本来の関係は一体何だったのか
    真知子は本当は生きているのか

    殊能先生のファンとして読めて本当に嬉しいです。原稿を発見して下った編集部栗城さんや磯達雄さん等々感謝申し上げたいです!!
    先生の小説はとにかく鋭利で緻密でし

    0
    2023年01月30日
  • 殊能将之 未発表短篇集

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    短篇が3つ(いや、4つ)収録。バラエティに富んでいるが、3作ともどこか似た狂喜をはらんでいる。最初で最後の短篇集をありがとう。
    この調子で『読書日記』の方も文庫にならないかな~

    0
    2023年01月17日
  • キマイラの新しい城

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今度は中世ヨーロッパの騎士が現代に甦り、750年前の死の真相を石動が解き明かす!?本当に色々と楽しませてくれるなぁ。もう何が起きても驚かない自信はあった(耐性は付いた)が、これが名探偵石動の最後の事件かと思うと物足りない。
    もっと読みたかった。。。

    0
    2023年01月16日
  • 美濃牛

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    個人的には、現代版(読みやすい)横溝正史ミステリといった印象(何を分かった風に)。謎解きは驚嘆。でもこの本の面白さはそこじゃないと言った具合。スッキリ爽快とはいかない。読み終わった今なお「美濃牛」に惑わされてる感じ。読者に寄り添って手解きしてくれる解説に感謝。色々と納得。確かに読書玄人ほど沼にはまるかも。

    0
    2023年01月16日
  • 鏡の中は日曜日

    Posted by ブクログ

    梵貝荘で起こった殺人事件を名探偵が解決し、年を経て、現在の探偵が再調査をするストーリー。
    時間を前後するなど、非常に精密に物語が構成されている印象。
    場所と登場人物の名前がよく見るものではないため、はじめからスラスラ読む、とはいきません。

    0
    2023年01月03日
  • 殊能将之 未発表短篇集

    Posted by ブクログ

    殊能将之なんで死んでるん?てなる、もっと他のも読みたいな〜って解説の文章読んだらめちゃめちゃ思わせる短編集だった。
    ミステリじゃないしスラップスティックだったりホラーの味がする短編だけど読めてよかった。

    0
    2022年08月21日
  • 殊能将之 未発表短篇集

    Posted by ブクログ

    所謂ミステリの範疇に収まっているのは「犬がこわい」だけで、「鬼ごっこ」、「精霊もどし」はなんだろうね? 少なくともミステリではなさそう。短編集の成立の経緯から、作品のできに不安を懐く人もいそうだが、強いて言えば「鬼ごっこ」が少し落ちるかなと言った程度。まあ、当たり前か。「精霊もどし」などは、最近多いSFのアンソロジーに普通に収まっていそうな佳作。とはいえ殊能氏の熱心なファンには、メフィスト賞受賞時の身辺雑記めいた「ハサミ男の秘密の日記」がいちばん興味深いかも知れない。

    0
    2022年08月13日
  • 殊能将之 未発表短篇集

    Posted by ブクログ

    今になって未発表原稿が出版されるってすごい。
    他の作品の完成度に比べて、「鬼ごっこ」はえらい支離滅裂感。もうちょっとなんとかならんかったのかしら。

    0
    2022年08月11日
  • 黒い仏

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    かなりの反則でぐだぐだになりそうなところ、よくまとまっているところはすごい?
    どこまでが反則なのかわからなくなってくるので最後の方はちんぷんかんぷんな点もあり。

    0
    2022年08月06日
  • 黒い仏

    Posted by ブクログ

    例えば、名探偵による謎解き後の超展開なんかを、メタミス的に捕えることもできるだろうが、それはやっぱり考えすぎで、これはどう見ても悪ふざけだよ。褒めるのもけなすのも、あまり真剣になるのは違う気がする。ミステリ的な部分に目を向ければ、トリックは軽めながら、変に良くできてる。ただ、ミステリとしてはいちばん美味しいところを、明後日の方角にぶん投げてるので、欲求不満にはなるかな。ラーメン屋でそこそこ美味しいカレーを出されたようなものか。

    0
    2022年08月02日
  • 鏡の中は日曜日

    Posted by ブクログ

    【時間を超え交錯する謎 まさに完璧な本格ミステリ】

    梵貝荘(ぼんばいそう)と呼ばれる法螺貝(ほらがい)様の異形の館で起きた殺人事件。事件は、名探偵の活躍により解決するが、年を経た後、再調査が現代の名探偵・石動戯作に持ち込まれる。
    石動戯作シリーズ3作目。
    [鏡の中は日曜日][樒(しきみ)/榁(むろ)]収録


    [鏡の中は日曜日]
    過去の実際に起きた事件、過去の事件を描いた小説の中の事件、現在石動が再調査している事件が出てくるため整理しながら読まないと内容がつかみにくい。
    痴呆症の登場人物の視点や、詩の引用など読みづらい部分があるものの、物語のラストにかけてのどんでん返しは面白く騙された。

    0
    2022年05月18日
  • 黒い仏

    Posted by ブクログ

    美濃牛の続編、どうしてこうなった? ハサミ男で有名な殊能将之さんのミステリー美濃牛の続編です。美濃牛は随分前に読んだのでほとんど内容を忘れてしまいましたが、本作ほどぶっ飛んではいなかったと思います。どうしてこうなったのか、頭を捻らざるをえません。

    0
    2025年12月21日
  • 美濃牛

    Posted by ブクログ

    ようやっと読み終えましたねぇ…自分はやっぱりこうした想像の産物? 的な物語より前作のハサミ男のように現実を舞台にした物語の方が好きだなぁ…と…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    今回は岐阜県? のとある山村を舞台に物語が進行しますけれども、この舞台とて作者の想像の産物らしいですし…そうした但し書き? 注意書きがあったような…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    なんとなく「ひぐらしのなく頃に」を思い浮かべましたねぇ…田舎の山村が舞台だと僕のバヤイ、すべてがひぐらしに思えるような… ←え?? 社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    まあ、そんなアレで推理物としてどうなんでしょうねぇ…

    0
    2022年05月01日
  • キマイラの新しい城

    Posted by ブクログ

    ちょっと特殊な設定のため、
    最初はカタカナが頭に入らない。。。

    すごく好き嫌いは分かれそうな気がする。

    最後のオチもえっそうなの?という感じで、
    あまり好きではなかったけど、読ませる力はさすが。

    0
    2022年03月17日
  • ハサミ男

    購入済み

    難しかった

    内容は面白いんだろうけど、多重人格から、新たな人物、最後へのクライマックスが突然過ぎて、もう一度読まないと理解できないという感じでした。

    #ダーク

    0
    2022年01月20日
  • ハサミ男

    購入済み

    テレビで面白いと紹介されていたので読みました。
    ハサミ男が真犯人を探して探偵めいたことをするのは面白かったです。

    0
    2022年09月29日