読者がイメージしやすいように場所や表情、仕草を細かく書くという、あまり見たことのないスタイルの小説で最初は読むのが慣れずにいたが、だんだんと読む手が早くなっていった。
世の中にはいろいろな人がいて、いろいろな思いを持って、苦しみがあって、変えたい自分がいて、模索しながら生活しているのだ。みんな違うけれど、悩みがあるのなら貯金するような生活ではなくもったいぶらずに使い切る生活で毎日やり切るようにしていきたいものだなと思った。
これからどうなりたいんだろうとか、迷ったり悩んだりしている人にじわじわとくる一冊。