木皿泉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ木皿泉。
夫婦2人組の脚本家。
お二人の会話は、他のムック本などで読んでいて
楽しいし、好きだったから、安定のおもしろさで
読み進めた。
軽妙な会話タッチに進められるエッセイの中で
ドキッとするような、
生きること、創ることに
大切なことが語られる。
たとえば
私達は自分には才能なんてないということを知っている。それが大きな武器になるんじゃないかな。(中略) 自分は自分でいいんだと思えるところからしか、オリジナルなものは出てこないと思う。
こんなふうに、ごく自然に受け止めていたことに
はっとする気付きが与えられる。
これからもお二人の作品から目が離せない。 -
Posted by ブクログ
・人の気持ちは、光の速度の17倍の速さで移り変わってゆくと、仏教の本に書いてあるそうである。気持ちがそんなに目まぐるしく変わってゆくのなら、コトバの方も目まぐるしく変わるものだろう。生きているコトバだけがコトバなのである。そうじゃないコトバは受け流してもいいと、私は思う。
・最近、仕事が忙しくなって、なかなか本も読めない状態が続いている。なので、思い切ってメールをやめることにした。ケータイからも、パソコンからもアドレスを削除してしまうと、今まで何だったんだろう、というほど静かになった。本当に用がある人だけから、ファックスや郵便で要領よくまとめたものが送られてくる。けっこう儀礼的なやりとりが多 -
Posted by ブクログ
原作は読んでいませんけれども、これはなかなかイイ…お話だったような気がしますねぇ…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
なんかカレーとかパンとかがとっかかりになって人間関係が生まれる? ような感じのお話だと記憶しておりますけれども、真偽のほどは分かりません…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
それよりもペコさん節が効いているというか…こういう原作ありのお話でもペコ氏が描くと必然的にペコ氏の作品になってしまうというか…そんな強みをペコさんには感じますね!
ヽ(・ω・)/ズコー
原作も読んでみようかなぁ…と思わなくもないですけれども、ペコさんの作品のが出来がいいんじゃないかと…読ん -
Posted by ブクログ
『主人がいなくなっても、カレーやラーメンは、あいかわらずおいしかったが、私はやがてその店に行かなくなってしまった。バイト君は何も変えようとしなかったからだ。』
『問題なのは、人の善意を当たり前だと思って慣れてしまうことだろう。』
『私達は時間の中で生きている。昨日できなかったことが、今日できるようになり、今日できたことが明日できなくなる。』
『誰に助けを求めるのか?誰に食べさせてやりたいのか?誰のために仕事をするのか?そんな誰かが明確に見えたとき、やっとその人の人生が始まっていくのだと思う。』
『十何年も一緒に暮らしてる人が、自分のアレルギーを知らなかったというのは、寂しいです。』
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Posted by ブクログ
二人で一人のドラマ脚本家の対談というかエッセイ
作者は「すいか」「野ブタをプロデュース」「セクシーボイスアンドロボ」「Q10」の脚本家、木皿泉
随所にドラマの世界観が現れていて、もともとそんな人達なんだね~と思った
この方々の書くドラマは名言が多い
それでいて「どやっ!いいゼリフやろ!」臭が感じられずにさらっとしているので、さらによく感じる
セクシーボイスアンドロボだったら、2話の「ごぼ蔵」の最後のセリフ、
「私も取り替えられない人に出会えるのだろうか。もしそんな人に会えたならどんなに心強く生きていけるだろう。会えるかどうか分からないけど会えなくてもどこかにそんな人がいると思っただけで、ど