木皿泉のレビュー一覧

  • 二度寝で番茶

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    二人で一人のドラマ脚本家の対談というかエッセイ
    作者は「すいか」「野ブタをプロデュース」「セクシーボイスアンドロボ」「Q10」の脚本家、木皿泉

    随所にドラマの世界観が現れていて、もともとそんな人達なんだね~と思った
    この方々の書くドラマは名言が多い
    それでいて「どやっ!いいゼリフやろ!」臭が感じられずにさらっとしているので、さらによく感じる

    セクシーボイスアンドロボだったら、2話の「ごぼ蔵」の最後のセリフ、
    「私も取り替えられない人に出会えるのだろうか。もしそんな人に会えたならどんなに心強く生きていけるだろう。会えるかどうか分からないけど会えなくてもどこかにそんな人がいると思っただけで、どんなに明日は楽しいだろう。そっか…それが恋愛か。」

    とか

    3話「お歯黒女」で依頼を受ける所
    「自分のやりたいことを自分でやるのが、自分らしさなんて勘違いしてる?気の進まないことでも、押し付けられたことも自分のやり方でやり通す、それが自分らしさということ。」

    なんかが、好き

    でも、何より好きな「すいか」の方はとんと名言が思い浮かばないんだよね
    まぁ、セリフは思い出せるけど、果たしてそれがそんなに名言かと言われると、考えてしまう

    となると、「すいか」はシチュエーションにぐっときたドラマということか

    そんなドラマの世界観まんまの二人の会話なのでとても考えさせられながら読みました。

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    2014年12月20日
  • 二度寝で番茶

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    何かもっと穏やかな夫婦を想像していたのだけど、かっぱさんなんか特に、世の中の何かに疑問や怒りを持ってるなぁと感じる。
    本当はそういうことたくさん思ってる人ほどクリエイティブになれるんだろうか、やはり。

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    2014年08月09日
  • 二度寝で番茶

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    「なるほどなぁ」とか「自分もそう思う」ってことがいっぱい書いてあった。 すぐには解決できない問題や簡単に白黒付けれないこと、そういうことどう向き合うか、木皿さんの言葉書いてあった。 知らん振りできちゃうけど、そうしない木皿さんの言葉にはたくさん勇気をもらえました。 今、悩んでいるコトは、決してバカなことでも無駄なことでもなと思えるようになります。

    心に留めておきたいイイ言葉がたくさんありましたが、今回は引用文なしです。短く切り取ると、本当に大切なことが伝わらないので。
    読んでみてそんのない一冊だと思う。

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    2014年02月26日
  • ON THE WAY COMEDY 道草 平田家の人々篇

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    ネタバレ

    木皿泉の描く世界が好き。
    登場人物は、父・小吉 母・小麦 娘・歩 とボーイフレンドのコンドー君の4人のみ。
    FM東京のラジオ番組だったらしい。聴いてみたかったな。
    毎回、冒頭の西村雅彦のナレーションがまた面白い。
    CMのあと、ドラマが始まります。で始まる。

    他愛のない日常を切り取って、普通の人たちの普通の会話が
    これほど、いとおしく感じられるなんて。
    向田邦子の世界と通づるものがある。

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    2014年02月18日
  • ON THE WAY COMEDY 道草 浮世は奇々怪々篇

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    便利屋の話も、課長と部下のつんのめる都市伝説も面白かった~。作中に『この世にキリのある事、喜ぶべし』とあるものの、「道草」はキリがなくてもいいんじゃないかなw登場人物たちのその後にまた会ってみたい。

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    2014年02月15日
  • ON THE WAY COMEDY 道草 袖ふりあう人々篇

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    言葉を交わす、、、普段している何気ないことだけれど、そこから生まれる感情や行動のいろんな変化の面白さに改めて気づかされた。

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    2014年02月15日
  • ON THE WAY COMEDY 道草 愛はミラクル篇

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    さまざまな男女のミラクルいい話に頬は緩みっぱなし。「七夕にお会いしましょう」と「バナナ共和国」の台詞が時に鋭く心に刺さった。

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    2014年02月12日
  • ON THE WAY COMEDY 道草 平田家の人々篇

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    平田家の放浪クリスマスパーティー可笑しかった~wそんなコントのような話もあれば、不意に胸にスルリと入ってくる台詞もあって、いいことも悪いことも誰かと分かち合える幸せの木皿ワールド全開。

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    2014年02月10日
  • すいか 1

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     懐かしい……。あれからもう10年も経ってしまったんですね。読む前は「シナリオ本って面白いのかなぁ」と不安だったのですが、いやいや、読み始めたら役者さんたちの顔が浮かんで来て、小説とは違った楽しさがありました。そうかー、基子さんのあの状態は煮詰まってたのかー。
     P20の「J・ディプトリー・ジュニア」が気になります。絆さんが読みたかったのは「ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア」ですよね? これは絆さんの書き間違いってこと? それとも著者の書き間違い? 単なる誤植? 「すいか」の世界には「ディプトリー・ジュニア」がいるのか? ああ、気になる~。
     それにしても、2003年に書かれたものなのに、双子の名前が「絆」と「結(ゆい)」って。今だったら皮肉っぽくも聞こえるけれど、当時は特にそんな意味はなく普通に名付けたんだろうなぁ。よし、2巻買って来よう!

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    2013年12月30日
  • すいか 2

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    この一員になりたい。
    何者でもない私でもいていいんだという場所に。
    今の生活に何か変化を起こしたい。
    いつもより30分早く起きるとか
    一人で寿司を食べに行くとか
    そんなことでいいのだけれど。

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    2013年12月24日
  • 二度寝で番茶

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    嫌なこと、悩み、不安、いろんなネガティブな感情を私は自分の中で実際よりも大きく育てているのかもしれない。
    誰かに話す時に同調してほしくて大げさに話しているかもしれない。

    この本の中のかっぱさんと大福さん(ちゃん付けは親しい人じゃないとしてはいけない気がする)の話の中にもたくさんの嫌なこと、悩み、不安があるのに、それを2人はのほほんと話している(ような気がする)。
    もしかして、こたつで、お茶を飲んで、みかんを食べながら?
    はたまたお酒を飲みながら?
    そんな絵が浮かんでしまうくらい心身ともにリラックスした雰囲気が伝わってくる。

    素敵だなぁ…。
    その雰囲気も、2人の言葉も、私のことまで救ってくれるかのようだ。
    なんなんだろう?この安心感は。
    どうしてこんなにもほっとしてしまうんだろう。

    木皿さんのことを好きになってしまった。

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    2013年10月30日
  • すいか 1

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    懐かしいドラマのシナリオ本。
    脚本なので、最初は読むのに慣れませんでしたが、
    ほぼ会話だけの文章は慣れると読みやすかった。

    映像化された原作を読む時に否応なく役者さんの顔が浮かぶのは、残念だなぁって思うことがあります。
    けれど、これは役者さんがいてこその物語なので、配役通りに役者さんの姿を思い浮かべながら読むのが楽しかったです。

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    2013年10月10日
  • すいか 2

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    ネタバレ

    夏子さんのおもいきりの良さに同性ながら惚れてしまいそうです。
    こんなふうに集まって自分をぶつけながら暮らしていけたら素敵だなって思いました。

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    2013年10月03日
  • すいか 2

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    このドラマ、好きでかかさず観てました。シナリオなので、なれるまで読みにくかったですが、面白かったです。基子の考え方、なんだかわかる気がする。「自分はこんなこと考えるなんて最低な人間だ」最低だということを知っていることが大切っていうのがとても印象的でした。基子が悩みながら自立していくストーリーだったのかと改めて知りました。同世代になり共感できるところが増えました。こんな下宿があったら私も暮らしたい。またテレビでやってくれないかな。

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    2013年09月29日
  • 二度寝で番茶

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    作品を作るためには、その何倍もの何かを内に溜めなければならない。なんて人間的で、なんて魅力的な人たちなんだろう。あったかいドラマを作る二人の素はもっとあったかい。

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    2013年09月24日
  • すいか 1

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    ネタバレ

    真面目すぎる銀行員の基子が自分を変えようと悩んだりしながら少しずつ変わっていく様子に目が離せません。

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    2013年09月06日
  • 昨夜のカレー、明日のパン

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    テツコとギフ。
    ステキな関係、というチープなコメントしか出てこなかった。なぜだろう。疲れているのか。穏やかに受け止められる日と、ただ都合が良くて羨ましいだけに終わる日とある。

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    2026年09月19日
  • 昨夜のカレー、明日のパン

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    ネタバレ

    派手な事件や大きなストーリー展開があるわけではないものの、静かで心地よい時間が流れる作品だった。
    気負わず読める軽やかさがあり、ページをめくるたびにふっと肩の力が抜けていくような読書体験になった。

    物語の中心にあるのは、夫を亡くした女性と、その義父との不思議な同居生活だ。通常なら重く描かれそうな設定だが、この作品では悲しみを過度に dramatize することなく、日常の延長線上にそっと置かれている。
    二人の距離感や会話の温度が絶妙で、読んでいるこちらも自然と穏やかな気持ちになっていく。

    更に、家族やその周辺の人々が登場することで、物語に柔らかい広がりが生まれている。
    彼らの何気ない言葉や行動に、小さな感動が散りばめられていて、ほっこりと心が温まる瞬間が何度もあった。大きなドラマがなくても、人の優しさや生活のぬくもりがこんなにも豊かに描けるのだと感じさせられる。

    全体として、静かな日常の中にある温度や、失ったものと共に生きていく姿勢が丁寧に描かれた作品だった。
    読後には、落ち着いた気分と、少しだけ前向きになれるような柔らかい余韻が残った。

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    2026年09月01日
  • カゲロボ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    人間社会に秘密裡にスパイロボットがいるというテーマのアンソロジー。

    一番最後のストーリーが良かった。
    何でもできる姉とずっと比べられていて、姉の存在がいなくならないと人生が始まらないかのような主人公。
    似た境遇の知人からその知人の姉を殺すよう依頼を受ける。
    報酬は何でもOK。主人公が選んだのは、姉が受賞しないこと。

    主人公は知人の姉の、他人には見せない苦しみ藻掻いている姿を垣間見て、殺さず帰宅するのだが、帰路にカゲロボに出会う。
    主人公の闇の深さからずっと見ていたという。

    新美南吉のカタツムリの悲しみの、人それぞれの悲しみがある。
    だから、他人の悲しみを十分に理解して受け止めることは難しいし、それを期待してはいけない。依存になるから。
    でも、悲しみが深すぎる時、突然襲ってきた時、誰かに共感してもらいたいものではないだろうか。

    たとえロボットでも、「ずっと見ていた」と言われたら、この世にわかってくれる人が一人でもいたと救われるのではないだろうか。

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    2026年08月31日
  • 昨夜のカレー、明日のパン

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    近しい人の死、そのあとに残された人たちがどのように人生を考え、どのように暮らしていくかが何人もの視点から丁寧に描かれていた。
    何があっても時間は平等に流れ、最後は全員死ぬという決まりをどう受け入れていくか、考えさせてくれる本でした。

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    2026年08月15日