木皿泉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
懐かしい……。あれからもう10年も経ってしまったんですね。読む前は「シナリオ本って面白いのかなぁ」と不安だったのですが、いやいや、読み始めたら役者さんたちの顔が浮かんで来て、小説とは違った楽しさがありました。そうかー、基子さんのあの状態は煮詰まってたのかー。
P20の「J・ディプトリー・ジュニア」が気になります。絆さんが読みたかったのは「ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア」ですよね? これは絆さんの書き間違いってこと? それとも著者の書き間違い? 単なる誤植? 「すいか」の世界には「ディプトリー・ジュニア」がいるのか? ああ、気になる~。
それにしても、2003年に書かれたものなのに、双 -
Posted by ブクログ
嫌なこと、悩み、不安、いろんなネガティブな感情を私は自分の中で実際よりも大きく育てているのかもしれない。
誰かに話す時に同調してほしくて大げさに話しているかもしれない。
この本の中のかっぱさんと大福さん(ちゃん付けは親しい人じゃないとしてはいけない気がする)の話の中にもたくさんの嫌なこと、悩み、不安があるのに、それを2人はのほほんと話している(ような気がする)。
もしかして、こたつで、お茶を飲んで、みかんを食べながら?
はたまたお酒を飲みながら?
そんな絵が浮かんでしまうくらい心身ともにリラックスした雰囲気が伝わってくる。
素敵だなぁ…。
その雰囲気も、2人の言葉も、私のことまで救ってくれ