木皿泉のレビュー一覧

  • 昨夜のカレー、明日のパン

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    すごく好きな作品だった。
    ギフとテツコさん。
    息子であり、だんなさんであった一樹さんが亡くなってしまったけど2人の生活は続いてる。
    ギフとテツコさんと呼び合いながら。
    短編ではあるけど、登場人物が一樹さんに関わっているから短編という感じはしない。
    一樹さんの死にまつわるお話だけど、ギフとテツコさんの雰囲気から重くならず、とにかくギフがいい!で、テツコさんの彼氏岩井さんがとぼけててまたいい!
    ウルウルしたり笑ったり、ステキな本でした。

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    2025年11月25日
  • 昨夜のカレー、明日のパン

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    人生がいっぱい詰まっていた
    何気ない日常の中に
    いろんなドラマがあって
    人は繋がっていて。。。
    クスッと笑えたり
    あぁ…と少し涙したり
    若くして亡くなった従兄を想いだしたり…

    心がぽっと 温かくなる。
    大丈夫だよ。とそっと背中を押される
    そんな1冊

    頭の中で 市川実日子が活躍していた 笑
    私の中のテツコのイメージ
    ドラマ「すいか」が ものすごく見たくなった
    そんな てんぽでセリフを 情景を
    読んでいた
    あの大好きな空気感。おんなじだった。

    素っ気ないようでいて 人情に厚く
    程よい距離感をたもっている
    そんなのが 何だか良いなぁと
    この人達の関係が。。。

    陽だまりのような1冊でした


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    2025年10月21日
  • 昨夜のカレー、明日のパン

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    ギフがかわいい。
    登場人物がみんなどこかユーモアがあり憎めない感じで、こういう世界観で日常生活を送り合えたら心地良いだろうなあと思いました。

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    2025年09月16日
  • 昨夜のカレー、明日のパン

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    ネタバレ

    初めての木皿作品。身近な日常を描きながらも、大切な人を失った後にどう生きていくか。喪失と再生を、ゆっくりとユーモラスに描いた作品だった。そこが妙に心に沁みた。特に、主人公テツコと義父ギフの独特な関係性が印象的で、悲しみを共有しながら生きる姿に共感した。テツコは決して完璧ではなく、弱さや迷いを抱えながらも、それを隠さない。そして一樹を大切に思い続けながらも“今を生きよう”とする姿勢に素直に嬉しくなった。人は何かにとらわれて生きているけれど、ほんの少しでもそれを昇華できた瞬間、成長していくのだと思う。⑤↑

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    2025年08月30日
  • 昨夜のカレー、明日のパン

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    今までミステリー中心に小説を読んでいた私のほっこりデビュー本。
    のこされた家族たちがどう暮らしていくかがテーマだけど重い雰囲気はなく温かい気持ちになった。
    このあと瀬尾まいこ先生に出会い、優しい人たちのお話好きに拍車がかかるのであった。

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    2025年07月27日
  • 昨夜のカレー、明日のパン

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    こういうのでいいんだよ。
    大きな事件も起こらないけどギフとテツコの生活が素敵で、岩井をはじめ周りの関係の繋がりもよく絡んで、何回でも読み返せる小説です。

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    2025年07月02日
  • 昨夜のカレー、明日のパン

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    ずっとこういう物語が読みたかったんだと思う。自分の中の色々な小さな歪みがちょっとずつほぐれていくような感じがした。

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    2025年06月22日
  • さざなみのよる

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    ネタバレ

    •あげたり、もらったり、そういうのを繰り返しながら、生きてゆくんだ、わたしは。そうかお金に変えられないことって、そういうことか。 109
    •愛ちゃん、最初はね、ものまねでも何でもいいんだよ。最終的に自分がなりたいものになれればそれでいいんだよ。 157

    読む時によって、自分にひびく言葉が変わる本なんだろうと思う。

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    2025年05月25日
  • さざなみのよる

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    2019年本屋大賞ノミネート作。
    ドラマ化された富士ファミリーの登場人物であるナスミにスポットをあてる。ナスミは43歳で亡くなるのだか、ナスミは関わったすべての人のなかで、形を変えて存在し続けていく。
    人間は死んだら終わりじゃない、亡くなった人からいろんな知恵や優しさ、勇気をもらい、人は人生を生きていく。なんども読み返したくなる素敵な一冊。

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    2025年05月18日
  • 昨夜のカレー、明日のパン

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    テツコと義父(ギフ)が、旦那さんである一樹が亡くなった後二人暮らしをしている、という状況下の話。テツコやテツコと結婚したい岩井のやり取りや、小学生の女子にお金を騙し取られる岩井の様子、詐欺にあって家具屋大量の水を買ってしまう少し抜けたところがある気象予報士のギフとのまったりした関係ややりとりも面白い。
    一樹やその母(こちらは人の死が近づくと涙が止まらなくならという特異体質)もなんか全体がほんわりとしてて心が温まる話だった。

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    2025年05月16日
  • 昨夜のカレー、明日のパン

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    様々な人が織り重ねるように暮らして、人生は進んでいく。人類の歴史からしたら極々些細な、ささやかな出来事。

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    2025年04月29日
  • 昨夜のカレー、明日のパン

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    設定は婚約者が亡くなり切ないはずなのに、それを感じさせない口調で進んでいくお話にほっこりする。
    日々のちょっとした日常に色んなことが詰まっていると思うお話。

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    2025年04月10日
  • 昨夜のカレー、明日のパン

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    日常生活のちょっとした幸せを改めて感じられるようになった。
    読み終えた次の日の朝の食パンを食べている時に、「幸せ」と感じられた。

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    2025年03月17日
  • さざなみのよる

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    43歳の若さで癌でなくなったナスミの周りにいた人の回想話。さざなみのように周りの人に影響を与えまくってた。ナスミ格好良かった。

    人を文字に当てはめる

    おんばざらだるまきりくそわか
    =生きとし生けるものが幸せでありますように

    ダイヤモンド/富士山

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    2025年01月07日
  • さざなみのよる

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    ナスミの最期の「ぽちゃん」。
    小さな波が起きて、小説の中の生きる人たちや私にまで余韻となった波が届く。

    何をあげて、何をもらったのか、誰も知らない。だがらこそ、それは私の体の中にいつまでもいつまでも残るだろうと思った。
    174ページ鷹子さんより

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    2025年01月04日
  • すいか 2

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    大好きなテレビドラマ「すいか」の
    脚本(文庫版)の2冊目。

    知っている話なのに面白かったー。
    目に涙が滲む。
    懸命に生きる一人ひとりを
    愛おしく感じる愛溢れる作品だ。
    どのセリフも、
    ドラマのキャストの声で聞こえてくる。

    おまけで、ドラマにはなかった
    後日の話もあり、「すいか」ファンは
    ぜひとも読むべき!

    私にとって永遠に愛する作品だ。


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    2024年09月03日
  • すいか 1

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    大好きな作品。
    ドラマでみて、dvdで何度も何度もみてきた。
    おすすめの作品。

    台本的な書き方なので
    気になる人もいるかもしれないけれど。
    映像作品を何度も見てきたので
    キャストの声が聞こえてくるように感じる。
    ちょっとしたセリフや
    やり取りの違いにも気づけて面白い。

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    2024年09月01日
  • 木皿食堂 : 4 毎日がこれっきり

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    ネタバレ

    ・ドラマを書く仕事をしていて考えるのは、人は何を見たいのかということだ。ストーリーだと思うかもしれないけれど、実はそうじゃないと私は思っている。見たいのは、人間のリアクションなんじゃないだろうか。バラエティー番組で追い詰められた芸人さんの姿に思わず笑ってしまう。ドラマも同じだと思う。役者がこの状況でどんな表情をするのか、もしかしたら見たいのはそれだけかもしれない。

    ・よい結末になるかどうかは、日常のささやかな行動の中にすでにある。人はなりたいものになれるはずである。

    ・匂いは、コトバにできない、でもそこにある。白い夏の制服に、うっかりつけてしまった習字のシミのように、洗っても洗っても消えず

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    2024年08月12日
  • すいか 1

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    ゆったりしたおもしろい話なのに
    ふとものすごく人生の真理をついたセリフがでてきてハッとさせられる。
    ハピネス三茶に住みたい。

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    2024年08月01日
  • さざなみのよる

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    木皿泉さんの書く文章だいすき

    亡くなった人との話が中心です
    無理に泣かせよう、がないので安心して読めます

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    2024年05月29日