木皿泉のレビュー一覧

  • 昨夜のカレー、明日のパン

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    死を受け入れられないということはあると思う
    特にこの作品のような背景があれば
    morning
    mourning
    心に響く

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    2026年06月15日
  • カゲロボ(新潮文庫)

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     「それ」は友人であり、ペットであり、隣人であり、恋人であり、ソウルメイトであり、同僚であり、仲間であり、上司であり、部下であり、家族である。噂に隠れ、近くにあるもの。ロボを通して溢れ出る本質。他人との繋がりの結晶。つまり、誰かを想い、誰かの為に行った行為こそに意味があるのだ。「カゲロボ」とはその出力結果に過ぎない。究極的な外郭の模倣が哲学的ゾンビであるのであれば、カゲロボは逆哲学的ゾンビである。

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    2026年05月20日
  • 昨夜のカレー、明日のパン

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    ギフと岩井さんと一緒にいたらイラッとするんだけど、楽しくて幸せな人生だろうなぁ。
    ギフの家が想像するだけでワクワクする家で、そんな家と周りにいる人たちに囲まれて生きていけるのは楽しいだろうなぁ。って思いながら読みました。
    個人的にこういう世界観は大好きで、この世界に入っていきたいくらい素敵だと。
    登場人物がとても魅力的でそれでもそんなような人これまでの人生でもいたなぁとか思い出しながら。
    山ガール、夕子、男子会が特にお気に入りです。
    ギフとテツコ、そして岩井さんこれからどうなるのかなあ。きっと同じような生活が続いて行くんだろうな。
    それでも人は変わってゆくんだよ。それは、とても過酷なことだと思

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    2026年05月18日
  • さざなみのよる

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    切ないな…と最初は重い気持ちで読んでましたが、読み進めるにつれて心温まる感覚に変化していきます。
    ま他の作品も読んでみたいと思いました。

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    2026年04月20日
  • 昨夜のカレー、明日のパン

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    意外な展開がとても面白かったです。一話一話がほっこりするものばかり、そして全体がまた繋がっていて、読んで良かったと思わせてくれます。

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    2026年04月18日
  • 昨夜のカレー、明日のパン

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    穏やかな日常が続く、ほのぼのとするストーリー。登場人物の抱えてるものは、大変なこともあるんだけど、それを抱えていても、日常はほのぼの過ごせるって感じがいいなと思う。

    小学生に騙されてしまう岩井さんとか、山ガールと一緒に登山するギフとか、なんかいいなと思う。文章が、自分に心地いいんだと思う。

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    2026年02月01日
  • 昨夜のカレー、明日のパン

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    夫(息子)を亡くしたテツコとギフの、ちょっと変わった同居生活。
    文章を読んでいるだけなのに、ギフの「のほほーん」とした空気や、テツコの「キビキビ」とした空気が伝わってくる。
    そこに交わる周囲の人たちもそれぞれがいいキャラを持っていて、うまく重なり合う「他人の生活」が、なんだか居心地いいような気持ちになった。

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    2026年01月18日
  • 昨夜のカレー、明日のパン

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    温かくて結構好きな話だった。
    主人公と亡くなった夫の義父の2人の気を遣わない、でも上手に線を引いている関係が素敵に思える。

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    2026年01月18日
  • 昨夜のカレー、明日のパン

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    人(一樹)の死を受けていく話なんだけど、裏表紙のあらすじのとおり、"ゆるゆると"していて、ほのぼのと心温まるお話だった。

    ほのぼのしているのは元々のテツコとギフの性格もあるんだろうけど、無理に急いで悲しみから立ち直ろうとするのではなくて、ゆっくり時間が解決してくれるのを2人で待つ感じが、せつなくもあり、温かくもあった。

    義父と2人で同居ってなかなかないシチュエーションだし、一樹の死後別々に暮らすこともできただろうけど、テツコにはギフがいてよかったと思うし、ギフもテツコがいてよかったと思う。
    家を出られなかったのは一樹との思い出を手放したくなかったのもあるのだろう。

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    2025年12月29日
  • 昨夜のカレー、明日のパン

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    タイトルの匂いが好き。
    作中で、共感できる人も、共感できない人も、登場人物たちは淡々と暮らしている。
    何事もないわけではないけど、何事もないということは現実にだってないわけで、なんかしらありながら人は生きていくのだなぁと、いまさらながら思ったり。
    弱ってると、共感する力が弱くなる。そういうのに気づけるの、小説の良いところ。
    「人間関係というのは、方程式のように、どんな数字を代入しても成り立つ、というものではない。」
    どんな数字を入れても、それなりに成り立つように見える。だから、つまらない人間なのかもしれない。

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    2025年12月05日
  • 昨夜のカレー、明日のパン

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    期待せずに読んだが、とても良かった。
    夫と死別し、義父との同居生活という気を衒った設定と感じたが、語り口に特徴があり、良かった。

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    2025年09月18日
  • 昨夜のカレー、明日のパン

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    若くして夫を亡くした未亡人の徹子と、その義父の物語。
    血のつながりはなくても、それぞれが互いを思いやっていて素敵な関係です。その思いは、直接的な言葉で表されるのではなく、相手の気持ちを察してそれぞれが優しい行動をしているのがいい。気持ちが温かくなります。ドラマ化もしているようなので、いつか見てみたい。

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    2025年09月12日
  • 昨夜のカレー、明日のパン

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    生まれて、生きて最後は死ぬ。
    取り残された人たちの想いは、大切な人との時間を残したまま止まってしまうのか。受け入れることができるとそこから始まるのではないか。と、感じた作品。

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    2025年08月11日
  • 昨夜のカレー、明日のパン

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    遺された人達が立ち直っていく日々。大きな事件は何も起きないけれど、どの話を読んでも鼻の奥がつんとなる。「男子会」が特に好き。ギフと岩井さんの可愛さといったらない。

    『世の中、あなたが思っているほど怖くないよ。大丈夫。』
    読んでいる間、ずっとそう言ってもらっているような気がした。誰を亡くしても、川の底へ落ちたくなっても、雨が降っても、救いもあるし優しさもあるんだと。

    優しくて温かくて、ほっとする時間になりました。


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    2025年07月27日
  • さざなみのよる

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    さざなみのように、ナスミを中心に広がっていく世界。
    章あたまのさざなみのイラストもまた素敵だった。

    人は死んだらおしまいだが、その人は心の中にまだ残っていることがよくわかる作品で、ナスミのように誰かにあたたかいものを残したいと思えた。

    ひとりひとりが彼女から残されたものを手に今を生きていく、そして彼女が美談になり僕らは感動するんだ。捻くれたことが言いたいのではなくて、そういった人は見えない辛さを持っているんだろう。見えてるものが全てではないけど、僕らから見えてる事実は僕らにはそれが全て。

    加えて、
    やはり物語のいいところは裏を読まなくていいこと。あの人のあの言葉、心の声が嘘ということがま

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    2025年07月02日
  • さざなみのよる

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    小国ナスミ、享年43。息をひきとった瞬間から、彼女の言葉と存在は湖の波紋のように家族や友人、知人へと広がっていく。命のまばゆいきらめきを描く感動と祝福の物語。(紹介文より)
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    まさにタイトルと紹介文のとおり。
    ナスミが亡くなるという出来事を、過去から現在から未来から、
    本人からまわりから、まわりのまわりから、
    いろいろな目線で描いたオムニバス。

    主人公とモブ、という物語にありがちな構成ではなく
    みんなが繋がっていて、それぞれの人生があるという
    当たり前が丁寧に描かれている。

    文章がとてもきれいで、大げさな比喩ではないけれど、
    単純な表現でもなくて、でも詳細が伝わって

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    2025年02月27日
  • 木皿食堂 : 4 毎日がこれっきり

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    ネタバレ

    木皿食堂シリーズを読むと、自分が欲しかった言葉や知りたかった言葉はこれだったのかと毎回気付かされる。あの時言えなかった自分の気持ちはこれだったのかとも思わせてくれる。

    「ダンナは私の頭上に小さな花を降らせてくれる」
    「寿司の味はもう覚えていないが、あの日の満足感は忘れていない」
    「会いたいと思うのは、無事にいてほしいという、祈りみたいなものなんだろう。」
    「居場所というのは、物理的な空間である必要はなく、それさえあれば煮詰まった日々も乗り越えられるという救いのようなもの」

    過去の自分を思い出しながらゆっくり読ませてもらいました。楽しい時間でした。

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    2025年01月12日
  • カゲロボ(新潮文庫)

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    ここにいるってこと
    肯定するお話

    現実と夢の境目は優しく
    それもほんの少しだけ良い方に天秤を傾けて

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    2025年01月08日
  • 木皿食堂 : 4 毎日がこれっきり

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    ネタバレ

    ストーリーを作り、虚構とも言われるフィクションの世界を紡ぐ人のエッセイ。
    いつもはフィクションを書く人の現実の話からは、よりリアルでダイレクトに、筆者の落ち着いていて、燃える感情の機微を受け取れた。

    力をくれるお気に入りな意志のこもった言葉たち
    ・ガチガチに見える現実も、私たちがその気にさえすれば、変えることも可能なのである。
    ・名づけるとは、この世の一員として位置付けること。名づけてもらった瞬間から、この世の一員なのだ。
    ・人を数字に換えるのが当たり前の世の中なんかに、絶対に負けるものかと思う。

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    2024年11月18日
  • さざなみのよる

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    人生は、目の前のことだけでなくて、死んだら終わりではない。
    そう思うとナスミのように無邪気に真っ直ぐに生きたいものだなと。

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    2024年09月23日