木皿泉のレビュー一覧
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ギフと岩井さんと一緒にいたらイラッとするんだけど、楽しくて幸せな人生だろうなぁ。
ギフの家が想像するだけでワクワクする家で、そんな家と周りにいる人たちに囲まれて生きていけるのは楽しいだろうなぁ。って思いながら読みました。
個人的にこういう世界観は大好きで、この世界に入っていきたいくらい素敵だと。
登場人物がとても魅力的でそれでもそんなような人これまでの人生でもいたなぁとか思い出しながら。
山ガール、夕子、男子会が特にお気に入りです。
ギフとテツコ、そして岩井さんこれからどうなるのかなあ。きっと同じような生活が続いて行くんだろうな。
それでも人は変わってゆくんだよ。それは、とても過酷なことだと思 -
Posted by ブクログ
人(一樹)の死を受けていく話なんだけど、裏表紙のあらすじのとおり、"ゆるゆると"していて、ほのぼのと心温まるお話だった。
ほのぼのしているのは元々のテツコとギフの性格もあるんだろうけど、無理に急いで悲しみから立ち直ろうとするのではなくて、ゆっくり時間が解決してくれるのを2人で待つ感じが、せつなくもあり、温かくもあった。
義父と2人で同居ってなかなかないシチュエーションだし、一樹の死後別々に暮らすこともできただろうけど、テツコにはギフがいてよかったと思うし、ギフもテツコがいてよかったと思う。
家を出られなかったのは一樹との思い出を手放したくなかったのもあるのだろう。
カ -
Posted by ブクログ
さざなみのように、ナスミを中心に広がっていく世界。
章あたまのさざなみのイラストもまた素敵だった。
人は死んだらおしまいだが、その人は心の中にまだ残っていることがよくわかる作品で、ナスミのように誰かにあたたかいものを残したいと思えた。
ひとりひとりが彼女から残されたものを手に今を生きていく、そして彼女が美談になり僕らは感動するんだ。捻くれたことが言いたいのではなくて、そういった人は見えない辛さを持っているんだろう。見えてるものが全てではないけど、僕らから見えてる事実は僕らにはそれが全て。
加えて、
やはり物語のいいところは裏を読まなくていいこと。あの人のあの言葉、心の声が嘘ということがま -
Posted by ブクログ
小国ナスミ、享年43。息をひきとった瞬間から、彼女の言葉と存在は湖の波紋のように家族や友人、知人へと広がっていく。命のまばゆいきらめきを描く感動と祝福の物語。(紹介文より)
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まさにタイトルと紹介文のとおり。
ナスミが亡くなるという出来事を、過去から現在から未来から、
本人からまわりから、まわりのまわりから、
いろいろな目線で描いたオムニバス。
主人公とモブ、という物語にありがちな構成ではなく
みんなが繋がっていて、それぞれの人生があるという
当たり前が丁寧に描かれている。
文章がとてもきれいで、大げさな比喩ではないけれど、
単純な表現でもなくて、でも詳細が伝わって -
Posted by ブクログ
ネタバレ木皿食堂シリーズを読むと、自分が欲しかった言葉や知りたかった言葉はこれだったのかと毎回気付かされる。あの時言えなかった自分の気持ちはこれだったのかとも思わせてくれる。
「ダンナは私の頭上に小さな花を降らせてくれる」
「寿司の味はもう覚えていないが、あの日の満足感は忘れていない」
「会いたいと思うのは、無事にいてほしいという、祈りみたいなものなんだろう。」
「居場所というのは、物理的な空間である必要はなく、それさえあれば煮詰まった日々も乗り越えられるという救いのようなもの」
過去の自分を思い出しながらゆっくり読ませてもらいました。楽しい時間でした。