感情タグBEST3
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生きていれば、笑ったり、泣いたり、嘘ついたり、、、迷って、間違えて、傷ついて、でもそれで気付いたり。
自分で選んで生きていくのは、嬉しいし楽しいよね?
たとえそれが「一般的な幸せのカタチ」とは少々、違っていたとしても。納得できる方がいいよね?
そう、問いかけられている気がする。
登場人物を励ましたくなる。
でも気付くと励まされてる。
変わってしまうかもしれない。
変わってゆくことに、罪悪感を覚えることもあるかも。
でもそれでいいんだと言われている気がする。
「生きてる人間は、とどまってはいられない」
という台詞が印象的だった。
これを執筆している頃、「コワイものなど何ひとつなかった」というあとがきが素敵。
「あそこに戻れば大丈夫と今も思っている」と。
そういう場所を持っていることの強さに、気付かされた。
そう。
大丈夫なんだ、と思わせてくれた一冊。
出会えて、良かった。
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ドラマを観たこともなく、たまたま買ってみた本でした。
なので、中身がト書きのようなスタイルになっていることも知らず、読み始めてびっくりしました。
読み始めたらとても面白くてさらさらと先に進みました。登場人物それぞれが魅力的で、どこか皆問題を抱えていて普通じゃない。でもそれでいいんだと思わせてくれる、とても温かいお話でした。
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ドラマも今更ながら見てみたい!
大塚愛さんの曲は覚えてるけど、ドラマは見てなかったのが悔やまれる。
主人公達は今も悩みながら暮らしてるのかな?と考えてしまうような、ステキな空間だった。
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教授~~!私も教授と一緒に、「ハピネス三茶」で暮らしてみたいですぅ~!!!教授には、いろいろ教えていただきましたっ!ああ~、憧れるわ~~!!!
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1の方でも書いたけど、ドラマが好きすぎて脚本としての単体評価が難しい
それでもやはり最高の5は付けずにはいられないなぁ
響一くんが遠くに行ってしまったり、すいかの墓を作ったりと、夏のそして物語の終わりが見えてくるとなんだか物悲しくなる
それでいて馬場ちゃんとの再会を果たした基子さんの決断の清々しさ いいねぇ
そして何より物語の10年後が載ってるのが嬉しい
教授は約束を守る人なんです
それがブローチのエピソードでもよくわかるしね
響一くんが出てこないのはちょっと残念だけど、よくよく考えたら出てくる方がしっくりこないかもね
でもまぁ、絆さんと一緒になって欲しかったけどなぁ
泥船のママが最後全部持ってった印象
ドラマでもハピネス三茶に来た馬場ちゃんに「帰らないで」って言ってたしね
10年後のシーンの登場人物がありありと目に浮かぶ
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大好きなドラマ「すいか」。
とにかく台詞が心にしみる作品だったので、購入。
やっぱり、観ても、読んでも、台詞のすばらしさは秀逸。
優しくて、おもろしくて、慈しみがあって。
生きることが、楽しくなる。
この本を買ってよかった…と思ったのは、
あとがきに、作者の作品を創作するにあたっての
「こだわり」を読めたこと。
それは、やはり予想通り、いや、予想以上に、とてもあたたかいものだった。
また、ドラマ終了から十年後の「ハピネス三茶」が
読めたことも、すごく嬉しかった。
それぞれが、ちゃんと十年を経て、ちゃんと暮らしていて、変わらず、ユニークで楽しくて、あたたかくて。
何度も何度も読み返す脚本の本、になりそう。
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全10話を読み終わって、オマケをドキドキしながら読みました。まるで11話目を見ているように、小林聡美さんや浅丘ルリ子さん、高橋克実さん、もたいまさこさんが目に浮かび……懐かしいぃぃぃぃ。人生最後にもう一度見たいドラマを1本選ぶなら、私は「すいか」です。
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ひとつひとつの言葉に心が温まり、励まされる。やっぱりいいなあ。終わってほしくなかった。心が弱った時にまた読み返そう。
おまけの10年後もいい。みんな相変わらず。教授の体調には少しショックだったけど、それでも「いてよし」と言ってくれる人がいて、集まってくれる人がいて、そばにいてくれる人がいて。温かいなあ。教授が温かいから、温かい人たちが集まってくるんだろうな。こういう年の取り方したい。
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テレビドラマ「すいか」脚本の書籍化。
ドラマを好きだった人にはおすすめ!
セリフひとつひとつに映像が重なり、胸がキュンとなる。
教授のように、凛として、ピンと背筋を伸ばした生き方をしていきたい。
(しかし、それにはまずケンカに強くならなければ!?)
「2」には10年後のハピネス三茶のオマケシナリオ付き。
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基子さんに似た部分を感じ、自然体のゆかちゃんが心地よく、絆ちゃんの孤独に思いを馳せ、教授の言葉に叱咤激励される、…愛おしくなる登場人物たち。
力み過ぎてもいないし決してフワフワでもない、適度な力の入り加減。
教授とゆかちゃんの約束や基子さんが馬場ちゃんに渡した切符代わりのメモにジ~ンとする。
十年後のみんなが読めて素直に嬉しい。この作品に出会えてよかった。
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とてもいい。
宝物になりそうな一冊(あ、二冊か)。
ドラマの視聴率が最低だったなんて、信じられない。
話の内容の他にも、基子さんやゆかちゃん、絆さんの着ていた洋服とか、いつもすごくかわいくて魅力的な要素がたくさんあったのに。
本で読むと、( )の部分がとても楽しい。
ト書き、という部分かな?
特に基子さんの(煮詰まる)は、この時ドラマで基子さんはどんな表情してたか、確認したくなりました。
泥舟のママも、ほとんどしゃべらないけどあの表情には、たくさんの思いが思 込められてたんだな〜とか。
10年後のハピネス三茶もまた、嬉しいおまけでした。
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西瓜のお化け提灯、基子さんの独立記念紅白饅頭、
間々田さんのプチ整形[笑]
後半も、葛藤しながらもみんなで過ごす明るい時間が
ゆっくりと流れるハピネス三茶。
人間が時として持ってしまう焦げた感情。
でも、それを否定じゃなく
そういうものは誰だって持っているけど、恥じなのは
そのどうしようもない感情を人にぶつけてしまうこと。
どんな嵐もきっと過ぎ去るから、どんなに自分が荒れ狂っても
元の自分が戻ってくるのを信じて、じっと我慢するしかないと
教えてくれる夏子さん。
オマケのそれから10年後のハピネス三茶。
ゆかちゃんとの約束を果たしに帰ってきた夏子さん。
泣いたり笑ったり少し変化したりしながらも
変わらないハピネス三茶の輪。
「いってらっしゃい」「おかえりなさい」
の言葉が言えることは最高に幸せなことだと改めて思う。
1日1日、繰り返しのように積み重なっていく毎日。
似たような1日だけど、全然違う毎日。
ひまわり、カレー、床の穴。
眩しすぎるほどにかけがえのない、夏の日々。
雨の後のハピネス三茶の中庭は、
ほんのりと優しい希望の匂いがする。
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じわじわと自分の人生について考えさせられる一冊。自分は何がしたいのか、1人なのではないか、不安や苦しみと葛藤する中で、周りの人の温かさをこれでもかと味わえて、優しさの世界に入っている感覚になる。そして、この本の世界のように優しい人間になりたいと思う。
人は失敗をしてしまうし、頭がどうしようもなくなってしまう時があるが、そんなときは他人であろうと周りの人が助けてあげられる社会だと素晴らしい。
たくさんの人がこの本を読んで、幸せな豊かな心になってほしい。
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「1」があまりによかったので「2」も
脚本のせりふがさらっとしているようで深い
あとがきにあったけれど、ハピネス三茶に住みたいよ
あったかいなあ
「オマケ」もよかった
せつないけれど、でもだいじょうぶ
みんなしっかりそれぞれを生きていく
≪ この夏は すいかの味と 思い出と ≫
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この一員になりたい。
何者でもない私でもいていいんだという場所に。
今の生活に何か変化を起こしたい。
いつもより30分早く起きるとか
一人で寿司を食べに行くとか
そんなことでいいのだけれど。
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夏子さんのおもいきりの良さに同性ながら惚れてしまいそうです。
こんなふうに集まって自分をぶつけながら暮らしていけたら素敵だなって思いました。
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このドラマ、好きでかかさず観てました。シナリオなので、なれるまで読みにくかったですが、面白かったです。基子の考え方、なんだかわかる気がする。「自分はこんなこと考えるなんて最低な人間だ」最低だということを知っていることが大切っていうのがとても印象的でした。基子が悩みながら自立していくストーリーだったのかと改めて知りました。同世代になり共感できるところが増えました。こんな下宿があったら私も暮らしたい。またテレビでやってくれないかな。
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友人の紹介で。
脚本といふこともあつて、場所と会話、簡単な動きのみの記述であるが、それにもかかわらず、登場人物どれをとつても活気に満ちてゐて、ものすごくクリアに映し出される。人物の導入についても、登場時にしきらず、徐々に拡げて各話にちりばめることで、日常ものの中でトピックをうまく作り出してゐる。しかも、人物の描写を広げすぎないから、脚本家のお人形遊びにならず、人物たちの可能性が生きて多様な側面を時々に見せることができる。生きた人間が演じられる登場人物たちとなつてゐる。
まるで大きな一枚の浮世絵の前に立つてゐるみたい。これほどまでに生きることへのあつけからんとした希望のやうな笑ひ。軽妙でからりと流れていくやう。人生といふ大きな問題の前に投げ出されてゐるといふのに、さういつたものも”ええじゃないか”と笑ひ飛ばしてしまふやうな。悲しいからこそ笑つてゐるやうな、そんな円熟した一枚の浮世絵。
転んで傷をつくつてゐるひともあり、おいしいもので食卓を囲んでゐるひともあり、恋人のつれなさに一喜一憂するものもあり。そんなともすれば散逸してしまひさうなひとの姿を、空高く俯瞰する渡り鳥のやうに一枚のパノラマにまとめ上げる。細かい描写や物理学的な正確さに欠けるにも関はらず、浮世絵はその描かれたダイナミクスを失ふことはない。場所がもつ、ゆるぎない不動性に裏打ちされた人間模様。
ただ、どこかにぎやかでからりとし過ぎてゐるせいか、満ち溢れる活力のせいといふか、希望のせいというか、どうしたつて死への滑稽さや薄さが目立つて仕様がない。まじめなことを言つたり、味はひ深いカットにも関わらず、コミカルさが拭へない。それがある意味で希望になつてゐるのだが、物語としての深度がどうしても淺くなつてしまふ。そのため、流れてゆくものといふどうにもならない無常にもかかわらず、俗気が拔けない。
同じ具体的場所のもつつながりを描くなら、場所の時間的な深みをもつと増していくべきだつたらう。ただみんなの集まる場所としてでなく、父母の代の人間をひょつこり出すなど、バルザックの柘榴屋敷のやうな人間の変遷をするとか。あるひは、シェイクスピアの十二夜やお気に召すままのやうな、人間関係が微妙にずれにずれて最後にパズルのピースがはまつて最後に完成するやうな、そんな人間同士のつながりを描くべきではなかつたか。あるひは、話をまとめるナレーションを毎話ごとに入れるのではなく、最後に人物の誰かが日記や記録の形式でまとめあげることで、誰かの書いたひとつの物語として完結させるといつた、さういつた演出ももつと考へられたのではないか。そんな気がしてならない。
Posted by ブクログ
ご存知、脚本家、木皿泉の実質的なデビュー作、未だにカルト的な人気がある番組のシナリオ本の後編です。続編があるっていう触れ込みにつられて買ったんだけど、その部分はずいぶん短い(泣)。
でもやっぱり、「すいか教」にはまってる人には必読の一冊なんでしょうね。
Posted by ブクログ
勝手なイメージで「ほっこり、毎日をていねいに生きる」系のイメージ持ってました。
ドラマは未見だけど、(煮詰まる)の一言を役者がどう表現するのか興味が湧いた。
教授の「何かをはじめるのに遅すぎることはない」という一文。
大学の卒業旅行で英語に目覚め、勉強してその後海外に行ってしまった友達を思いだした。
自分も基子同様煮詰まるタイプ。
そのまま変わらなくていいよって無責任に慰めるのではなく、
些細なことでも門出を祝ってくれたシーンに読んでて元気出た。
せんべいも吸いながら食べるとこまでそっくり。